昨日行われた第87回東京優駿(日本ダービー)にて、ここまで無敗で皐月賞を制したコントレイルが優勝しました。コントレイルの父は知っている方も多い「ディープインパクト」。ディープインパクト産駒のダービー制覇はコントレイルで3頭目、競走馬としても伝説を残したディープインパクトでしたが種牡馬としても偉大な成績を残しています。
そもそも三冠馬ってなあに?
JRAが主催する中央競馬にはクラシック三冠(ちゅうおうけいばクラシックさんかん)が創設され、3歳牡馬・牝馬のための皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞の3競走を指します。こちらすべて走る距離が違います。
皐月賞 2000m
日本ダービー 2400m
菊花賞 3000m
で求められる能力が違うためすべてのレースを制することは至難の業と呼ばれており、基本的には3つのレースはすべて違う馬が優勝することが普通と思っていただいて大丈夫です。ぞれぞれ勝つ馬の特徴というか勝てる馬の格言があり
皐月賞は「最も速い馬が勝つ」
菊花賞は「最も強い馬が勝つ」
と言われております。そう、ダービーは最も強い馬が勝つと思われがちですし確かに後に名馬と呼ばれる競走馬も居るにはいますが。。。
ダービーは「最も運のある馬が勝つ」
と呼ばれており、ただ強いだけでは早いだけではダービー馬にはなれないのです。
かの有名な英国首相チャーチルが残した名言をご存知でしょうか?
ー「ダービー馬のオーナーになることは、一国の宰相となるよりも難しい」ー
競馬が好きだったチャーチルは自身でも競走馬を所有していてほど。この言葉の重みは競馬ファンならわかってくれると思いますw
なぜ、ここまで難しいのかそれは馬齢3歳しか出走できない年齢制限のあるレースだからです。3歳は人間でいうと中学生や高校生ぐらいと言われております。つまり、生涯一回しか出場できない甲子園、インターハイで優勝するような難易度をイメージしてもらえたらと思います。
日本の三冠馬(牡馬)はほぼ10年に一度ペース
コントレイルのお父さんのディープインパクトが三冠馬になったのは2005年。そこから15年の月日が流れました。しかし、ディープ引退後もう一頭三冠馬になったオルフェーヴルという馬がいます。彼が三冠に輝いたのは2011年。もう9年間も三冠馬が出ていません。(牝馬三冠馬はいましたが)それほどまでに、突き抜けた強さと強運がないとすべてのレースを制する事はできないと言うことになります。長い中央競馬の歴史の中で三冠馬はなんと7頭しかいないのです。
1941年 セントライト
1964年 シンザン
1983年 ミスターシービー
1984年 シンボリルドルフ
1994年 ナリタブライアン
2005年 ディープインパクト
2011年 オルフェーヴル
だいたい10年に一度出るか出ないかそんな難易度だと思います。名馬達なので名前だけは聞いたことある方も居るのではないでしょうか?
そしてコントレイル。20年近く競馬を見続けてきて思いますが、三冠馬に近いポジションに居る馬だと昨日のダービーを見て思いました。というか2歳のころのレースぶりを見てこの馬はダービーを取るだろうなと思っていたので昨日の結果は驚かなかったのですが、問題は三冠目の菊花賞です。まず、時期が4ヶ月後の
昨日行われた第87回東京優駿(日本ダービー)にて、ここまで無敗で皐月賞を制したコントレイルが優勝しました。コントレイルの父は知っている方も多い「ディープインパクト」。ディープインパクト産駒のダービー制覇はコントレイルで3頭目、競走馬としても伝説を残したディープインパクトでしたが種牡馬としても偉大な成績を残しています。
そもそも三冠馬ってなあに?

JRAが主催する中央競馬にはクラシック三冠(ちゅうおうけいばクラシックさんかん)が創設され、3歳牡馬・牝馬のための皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞の3競走を指します。こちらすべて走る距離が違います。
皐月賞 2000m
日本ダービー 2400m
菊花賞 3000m
で求められる能力が違うためすべてのレースを制することは至難の業と呼ばれており、基本的には3つのレースはすべて違う馬が優勝することが普通と思っていただいて大丈夫です。ぞれぞれ勝つ馬の特徴というか勝てる馬の格言があり
皐月賞は「最も速い馬が勝つ」
菊花賞は「最も強い馬が勝つ」
と言われております。そう、ダービーは最も強い馬が勝つと思われがちですし確かに後に名馬と呼ばれる競走馬も居るにはいますが。。。
ダービーは「最も運のある馬が勝つ」
と呼ばれており、ただ強いだけでは早いだけではダービー馬にはなれないのです。
かの有名な英国首相チャーチルが残した名言をご存知でしょうか?
ー「ダービー馬のオーナーになることは、一国の宰相となるよりも難しい」ー
競馬が好きだったチャーチルは自身でも競走馬を所有していてほど。この言葉の重みは競馬ファンならわかってくれると思いますw
なぜ、ここまで難しいのかそれは馬齢3歳しか出走できない年齢制限のあるレースだからです。3歳は人間でいうと中学生や高校生ぐらいと言われております。つまり、生涯一回しか出場できない甲子園、インターハイで優勝するような難易度をイメージしてもらえたらと思います。
日本の三冠馬(牡馬)はほぼ10年に一度ペース

コントレイルのお父さんのディープインパクトが三冠馬になったのは2005年。そこから15年の月日が流れました。しかし、ディープ引退後もう一頭三冠馬になったオルフェーヴルという馬がいます。彼が三冠に輝いたのは2011年。もう9年間も三冠馬が出ていません。(牝馬三冠馬はいましたが)それほどまでに、突き抜けた強さと強運がないとすべてのレースを制する事はできないと言うことになります。長い中央競馬の歴史の中で三冠馬はなんと7頭しかいないのです。
1941年 セントライト
1964年 シンザン
1983年 ミスターシービー
1984年 シンボリルドルフ
1994年 ナリタブライアン
2005年 ディープインパクト
2011年 オルフェーヴル
だいたい10年に一度出るか出ないかそんな難易度だと思います。名馬達なので名前だけは聞いたことある方も居るのではないでしょうか?
コントレイルにかかる期待
そしてコントレイル。20年近く競馬を見続けてきて思いますが、三冠馬に近いポジションに居る馬だと昨日のダービーを見て思いました。というか2歳のころのレースぶりを見てこの馬はダービーを取るだろうなと思っていたので昨日の結果は驚かなかったのですが、問題は三冠目の菊花賞です。まず、時期が4ヶ月後の10月末で夏の調整や成長具合にかかってくるので調教師、厩舎スタッフにとっては苦しい期間となります。そして、3000mという距離は現代の競馬のレースの主流の距離ではなく相当な長距離だということです。年末のオールスター戦有馬記念でさえ2500mなのです。ほとんど競走馬が経験したことのない距離なので人気通りの決着になることも少ない難しいレースが菊花賞です。
このままの勢いで無事是名馬の格言通りに怪我なく秋を迎えてくれることを期待しております。