夏枯れ相場と呼ばれるシーズンに入ってきた投資界隈。いつも楽しく勉強させていただいている俺的FX投資部のJINさんの動画に「夏は下落傾向にある」というアノマリーがあるとの動画が更新されておりました。
クロス円特にAUD(豪ドル)が下落傾向に
以前もお話しましたが、個人的には蜂屋すばるさんの方法論をベースにトレードしており「方向感が決まってから」トレードしてます。ファンダメンタルズや時期的なアノマリーを強く意識して傾向を掴んでエントリーすることはないのですが、JINさんのような新しい角度の分析も大変勉強になります。投資において一生勉強するということは至上命題であり、自分の手法や考え方視点は常にリファインされるべきと考えております。
テクニカル分析(チャート)が基本なことに変わりませんが、クロス円が円高方向に傾くことを頭に入れているのといないのとでは利確や損切りに与える影響が多少なりとも出てきますので、
たくさんの情報を多角的に俯瞰的に見ることが相場においては大切
と個人的には思っているので、貴重な情報かと思っています。
↑こちらが、自分がいつも分析に使っているTradingViewというサービスです。赤い矢印の期間が2019年の8月の日足ローソク足です。8月のに入った瞬間に大幅に下落し9月に7割ほど戻しています。もちろん、今年はコロナ相場ですから毎年の傾向やアノマリーが効くとは限りませんし相場に絶対はないのですが、JINさん曰く
過去10年で9割AUDJPYは8月下落している
というのです。この情報をどう活かすか、使わないかは個人的な裁量にかかってきますが個人的には
ロングよりもショートポジションを強く意識した一ヶ月
にしたほうが良いかと考えております。なぜ、テクニカル分析派の自分がこのJINさんの話が腑に落ちたかというと
相場は人間が動かしており人間も動物だから
ということにほかなりません。それは、投資歴よりも長い競馬歴で身につけた相馬眼といいますか、競馬アノマリーとでもいいますが少し共通するところがあります。
夏になるとと強いタイプの馬がいる
夏競馬に強い血統がある
夏の成績が好調な厩舎がある
牝馬は夏に走らない
等々、アノマリーというか過去の馬券師たちの言い伝えが競馬にもあるのです。もちろん絶対ではありません、しかし自分でも長く馬券をやってきた経験則からこのあたりのアノマリーが一定以上の成績を残すことを肌感覚で分かっていて迷ったときの指針になったりしてきました。競馬もそうだから相場も同じだ!と言いたいわけではなく、
様々な視点を持っていたほうが相場も競馬も俯瞰できる
と個人的には思っています。相場も競馬も「自分の都合のよい予想、視点」がベースになります。そこにこだわりすぎてしまうと相場の転換点でドテン(逆張り)出来なかったり、いつまでもロスカット出来なかったりします。今月で言えば、ロングポジションで持つ銘柄があるのであれば少しポジションを減らすとかロスカットポジションを再考するなども自分の思考に入れて見るもの良いかもしれません。
インチキトレーダーのようにMT4で詐欺まがいの投資結果報告をみて、変に感化されるぐらいなら-8000万円から-5000万円含み損を減らし身銭と文字通り身を切る思いで戦っているJINさんとでは言葉や分析に重みに違いが出て当然です。みなさんの夏相場、夏トレードの参考の一助となれば。
投資は自己責任ですので、慎重な判断をお願いします。