前回に引き続き六本木のMercedes me Tokyo ”Upstairs"レポート第2弾になります。いよいよスタートしたコース。その中身は?味は?可能な限り忖度なしの本音レビューでお届けしたいと思っています。
フルコース並みのボリューム
魚介のマリネ 赤パプリカのムースとトマトのジュレで
こちらも以前ご紹介した、ジュエルロブション同様「魅せる前菜」シリーズかと思います。
グラスの底にはエビとタルタルが敷き詰められており、キレイな表情を魅せる上面を崩すのが忍ばれますが混ぜてお召し上がり下さいとの司令がw
料理って芸術ですよね、素晴らしい。この美しさと様々な食材のコラボネーションを計算する作業はとてもクリエイティブだと思うのですが、いかがでしょうか。新鮮なエビとタルタルが最高に美味しい一品でスタートから幸せな気持ちになりました。
フォアグラのポワレ イチジクのローストとポートワインのソースで
前菜のあとはなんとフォアグラです。フォアグラって正直言うとピンキリな部分もあり臭みとかクセが強いタイプのものがあったりするのですが今回のものは上質で臭みもなく素晴らしい食感でとても美味しかったです。イチジクも普段接する機会の少ない果物ではあるもの、フォアグラと合わせると酸味が油をいい感じに中和してくれ爽やかな印象を残してくれます。
本日のスープ トウモロコシの冷製スープ
夏らしい冷製スープです、スープは日替わりのようでしたが今回はトウモロコシのスープで食べる前は甘いかな~と思いましたが甘みもバランスが抑えられて辛口のスパークリングとよく合いました。
メイン スズキのポワレ ズッキーニとギンディージャのコンディメント
メインの魚料理でスズキを使ったポワレです。スズキはフランス料理やイタリア料理によく使われる魚で味は非常に淡白で調理法によって結構印象を変える可能性があるのですが個人的に作り手の技量が問われる食材だと思っています。彩りも見た目も100点ですし味も様々なソースがスズキとしっかりマッチングしていて美味しかったです。
シェフおすすめのメインディッシュ ラムチョップと夏野菜のグリル
+700円で個人的に好きなラムを選択しました、こちらも大変肉が柔らかく美味しくグリルされていて素晴らしいと思いました。付け合せの柚子胡椒も和風な感じを演出していますし夏野菜とも非常に合う組み合わせだとも思いました。
デザート グレープフルーツのジュレとバジルのシャーベット添え
デザートは二種類からの選択でスリーポインテッドスターのチョコが可愛い夏らしいこのデザートを。バジル風味が効いていてデザートというよりはお口直し的なさっぱり感もありましたが個人的にはパンチのあるラムを食べたあとだと非常に美味しく感じました。
以上が今回のすべての料理になります。見た目も素晴らしく、味も大変美味しく「メルセデスベンツ」の名は伊達ではないです。1Fのカフェスペースも気になりますしまた伺わせていただこうと思わせる素敵なレストランであることは間違いありません。六本木にお出かけの際はぜひ立ち寄っていただけたらと思います。