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本当の美大生であり現役デザイナーが読んでみた「ブルーピリオド」~美術の道を悩んでいる人々へ~

皆さん、アート好きですか?
美術って難しい、美術館とか行かない、絵がうまくかけないから、ということであまり興味ない人もたくさんいらっしゃるかと思います。

私は海外で学校を通っていた現役デザイナー、現代美術家です。


【公式】ブルボン アルフォート×YOASOBI Special Movie 『群青』 inspired by ブルーピリオド
私は元々漫画にはあまり興味がなかったのですが、この度あるきっかけで「ブルーピリオド」という漫画に出会いました。読んだ理由はYoutubeで見たこのYOASOBIのPVがあまりに素敵だったから。
美術高校・美大を卒業したて現在もデザイナーとアーティストとして活動している私にはとても懐かしい気持ちになれる動画で見終わった私は気がついたら泣いていました。
そんなYOASOBIの「群青」がインスピレーションを受けた作品が漫画の「ブルーピリオド」。日本でも珍しい美大をテーマにしたストーリーと言うことで早速調べて読みました。

漫画ブルーピリオドとは

 
クリープハイプの「栞」と「ブルーピリオド 」がコラボレーションをしたMVが完成!|株式会社チョコレイトのプレスリリース

「ブルーピリオド」

世渡り上手な努力型ヤンキーが絵を描く悦びに目覚める! 絵を描かない人にも刺さる熱くて泣ける美大受験物語!
成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。 その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。 美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポコン受験物語、八虎と仲間たちの戦いが始まる! ー作品紹介より

kc.kodansha.co.jp

私の美術遍歴

私が美術を始めたときは中3の頃でした。そこそこヤンキーだった私に(学校もあまり行かず、喫煙するようなw)美術の才能があるとデザイナーだった母が連れて行ってくれた美術学院がが私の始まり。美術高校のパンフレットも興味がなくて読んでもなかったですが、初めて入った美術学院には油絵の匂いと、スケッチブックとキャンバスに必死に向かってる人々の後ろ姿。全身に鳥肌が立ちました。私は今までこんなに何かに夢中になってやりたいと思った事があったかな?と。その夜、お母さんに正直に気持ちを話ました。
「絵が描きたいです。通わせてください。」

初めて絵を描くのは石膏像デッサンから。Bの鉛筆一本でいろんな表現ができるのをそこで初めて知りました。しかも想像以上に体力と集中力を使う作業だと思いました。2週間くらいは肩も腕も背中もほぼ全身が痛かったです。反抗期でお母さんとあまりしゃべってなかったのに美術を始めてからは

「今日こんなのを描いた~」

「こう書けるから楽しかった」

とかぺらぺらしゃべるようになりコミュニケーションが増え親子の関係性も変わりました。

夏休みは絵を描く事だけに全部時間を使って、芸術中学校の子たちには絶対に負けたくないという一心で夢中で描き続けました。私は志望校を第一志望だけに絞りもし落ちたら美術の道は諦めると思って無心で努力を続けました。その年の志望校の競争率17倍。
テストの時は一番得意な石膏像が出題されその年のデッサン部門の次席で無事に受かる事が出来ました。発表されたとき自分の運命が決まったような気がして手が震えてたのをいまだに覚えてます。
「これで、ずっと描ける。」

と思い涙が出ました。

f:id:honknow:20200928192344p:plain서울미술고, 2018 여름방학 방과후학교 멘토 강사 모집 - 뉴스웍스

美術高校に入学し1年生の時は油絵・水彩・デッサン・デザイン・彫刻・アニメーション学科があって全部習って自分に合う学科を決めます。ほかに美術以外の一般教養の授業もありました。一般教養授業が終わったら美術の専門学院を通う感覚でそれぞれの学科のクラスに移動して作品をつくります。
私は1年生の時は水彩学科で2年生になるときにデザイン学科に移動しました。
私が通った学校は1年一度の学校祭で美術展があり1年に4回の学科テスト、デッサンテストがあり点数がつけられます。実は自分は3年間1位をほぼ逃したことはなかったのですが、一度だけ、2年生の2回目のデザインテストで2位になってしまったことがありました。正直、自信もあったし悔しくて帰りの電車を待ちながら気がついたら泣いていました。

好きなものを好きだといえるのは怖い。(群青の歌詞より)


これは本当に好きなことのか?私はなんで絵を描いているのか?
今美大を志望している人、美大を卒業した人は共感してもらえるかもしれませんね。

その後私は葛藤を振り切り

「電車を待ちながら泣いた人はもうここにはいない。私には美術しかない!描くしかない!」

そう決意しました。夏休みには早朝6時に起きて学校に行き7時から作品を描き始め、お昼には2時間の休み時間がありましたが、休憩もせずジュースとパンを食べながら描き続けました。家に帰ったら深夜12時。美大生は絵のテストだけではなく一般教養のテストもあるのでその勉強を深夜12:30かはじめ、3時に寝る。というタイトな生活を続けました。貧血にもなり鼻血が毎日のように出ました。それほどまでにハードな毎日でした。
体力と集中力を使うことで免疫が下がりアレルギーが出てたり鉛筆やパステルの粉で、のどを痛めたり指は傷だらけになりながらも描くことをやめられなかった自分がそこにはいました。夏休みが終わったらまた私はまた1位に戻り、しかもその年の国際コンクールでグランプリを取ることも出来ました。

ですが美術はつらいと言いたいわけではなく、自分の自慢をしたいわけでもありません。好きなこと、好きなもの他の人と違う視点で世界を見れる人は、自分の全てをかけてでも、怖くても向き合って戦わなきゃいけないことで見えてくるもの到達できるものがあると気がつきました。

「ブルーピリオド」の中で八虎は才能がない自分に悔しさを感じながらも美大入学を目標として描き努力します。漫画の中でも悩み続けるし、何回も何回も泣きます。
ブルーピリオドは名言だらけ。面白さを解説レビュー【ネタバレ感想あり】 | パカログ

世の中みんな天才だけ存在しているわけじゃない。凡人だとしても今の努力今すぐに報われないとしても1年後2年後、もしくは数年後に自分の実力、感覚の一部として残ります必ず。そう信じて頑張れるかどうかだと思います。

 

今どの道を選ぶか悩んでますか?
絵を描く事で美大を選ぶことで普通の人生を歩めないと思いますか?
好きだったら「好き」に賭けてみませんか?。人生思ったよりも長いから何年間か本当に好きなことにかけてみても大丈夫だと思っています。
だって自分の人生は自分で選べるし自分で決めるものだと思うから。

そんなあなたへ「群青」のPVと「ブルーピリオド」ぜひおすすめします!

(日本語表現がうまく伝わりにくい箇所があったら申し訳ございません)

www.youtube.com