昨日のイベントで例年より少し遅れてiPhoneがアップデートされiPhoneシリーズとなりました。事前のリーク通り初のMiniが登場したり史上初めて5G対応したiPhoneとなることが発表されました。と同時に個人的には買い替えたくなるようなアップデートだは全く思えずとうとうiPhoneの進化も完全に「ピークアウト」したと思わされるものでした。Appleラヴァーによる提灯記事であふれる今日、明日だと思われますがw
脱iPhoneを4年前に決行しメイン機種をAndroidに移行した自分から見た残念アップデートだと思う理由を述べていきたいと思います。
2020年のトピックである新型コロナウイルスに対応できなかった
最近のアップル製デバイスはチップの高速化をメインにカメラのアップデートを主張してくるような感じに見受けられます。5Gに対応するにあたり処理の高速化は必須なのでしょうが
LINEできてインスタグラム出来れば良いユーザー層
に関して言えば特に3世代前のiPhoneぐらいでも問題なく生活できるかと思います。そうなってくると、
毎年アップデートを至上命題として植え付けられた開発の焦り
も感じることができるかと思います。個人的に搭載して欲しかった機能、アップデートされるべき機能が無かったことが非常残念でなりませんでしたので5個ほど列記していこうと思います。
1.FACE ID以外の認証方法が非搭載
新型コロナウイルスに対応した認証方法はこれからの時代必須になるのでFACE ID以外の指紋やTouch ID等の追加認証が加わると期待していたので非常に残念でしたし、この時点で自分が”サブ”で使っているiPhoneXsの使用続行を決めました。自分の主力マシンであるHUAWEI P30 Proは画面内指紋認証、顔認証、Android画面タッチ認証などなど3種類もの認証方法が準備され医療従事者の自分もマスクを外すこと無くスムーズにスマートフォンを使うことが出来ています。この点で大きく出遅れたのは実は大きいと思っていてコロナ禍が来年改善される、快方に向かうなど誰も分からない中
FACE IDのみの認証方法しか搭載できなかったiPhone12
に個人的には大きな失望を抱いたのは言うまでもありません。しかも先月発売したiPadAirにはTouch IDを搭載したので技術的に出来ないという言い訳は苦しいのではとも思います。
マスク必須の毎日は日本のみならず世界中でも同じことでありこの難解な課題にアップルなりの最適解を示してくると期待していたので本当に残念です。
2.難解なサイズ展開
miniが登場したことにより、先ごろ発売されたSE2とiPhone12miniの差別化が素人には難しく感じるのとSE2ユーザーからすれば4.7インチながらTouchIDを搭載しているSE2のほうがコロナ禍においては使いやすいことは火を見るより明らかです。
iPhoneのProモデルに関してもディスプレイサイズが変更されたことにより、従来からあるケースが使えるのか使えないのか微妙なところですしiPhone11をスキップした勢に訴求する感じなるのでしょうか?だとしてもスペック的にはiPhone12の登場で市場のiPhone11は今までより安価に入手できるので本格的スマホゲーム等を楽しまないのであれば、iPhone11で十分良いかと思ったりもします。何よりSE2も含め画面サイズが増えすぎて個人的にも混乱を極めるラインナップと言わざるを得ません。
3.カメラの進化は止まった
タピオカレンズと称された11から搭載されている複数の広角レンズ達。画質的なものは今回あまり強調されておらず、もっと言えば11からの劇的な変化、進化は見込めないとも言えます。iPhoneに限らず2020年現在発売されているスマホのカメラの性能は眼を見張るものがありこれぐらいの画質であれば十分SNS等のアップロードに耐えうるのでiPhoneに限らずスマホカメラに求められる性能という点では現状のスペックが限界点になりつつあるのかもしれません。
4.アップルなりの5Gのメリットを提示して欲しかった
こちらの文言を見ても、スマホやネットに詳しくないユーザーが見たら良く5Gの利点というか優位性が伝わってきません。これは別にiPhoneに限らず他社メーカーも同じですが
5Gがもたらす未来
を正確に伝えて切れてないのも原因かと思います。現状の4Gでも時と場合によってはWi-Fi回線よりも安定的で高速である場合が多く不満が出るようなスピード感ではないのです。iPhone12に限らず今すぐ5Gにする理由は一般のユーザーには無いといっていいと思います。
5.MagSafeよりもUSB-Cへの対応がなされてないのは謎
iPad Proはとっくの昔にUSB-Cなのに、なぜiPhoneはずっとライトニングコネクタなのでしょうか?しかもここに来てマグネットを内蔵。うーん、理解に苦しむアップロードしか言いようがありません。しかも機械式時計しかもアンティークをよく使う自分にとってここまで強力な磁石がiPhoneに内蔵されると磁気帯びの問題があるのです。腕時計の精度トラブルの原因としていつも付きまとうのが磁気帯びと呼ばれる現象でこれは磁化や帯磁とも呼ばれ、機械式時計の時刻表示の精度を落としたり内部破損を招いたりするリスクがある現象のことを指します。つまり
左腕にアンティーク機械式時計をしながらのiPhone12での通話は危険
であるということ。この点からも自分は買いません絶対にwそれだけでなく、強力な磁力を常にポケットに入れて持ち運ぶことによる不慮の怪我など(鋭利なものが気がつかづ付着したり)今後そういった事故にならないといいなと思います。
ティム・クック体制になり事前リークもダダ漏れでイノベーションを感じさせるデバイスも無く個人的には”枯れたアップル”に成り果ててしまいとても残念でなりません。
ですが投資目線でいくとアップルの株価は順調に上がり続け今後も最高値に到達することは間違いないとも言え”イノベーションなくしても企業としては成長は可能”とジョブズ体制とは違うやり方で企業価値を上げているティム・クックも素晴らしいとは思いますが
全くワクワクしなくなったアップルへの興味が年々薄れていく
自分がいて夜中徹夜してカンファレンスを楽しみに見ていた時代はもう帰ってこないのだと改めて気付かされました。サーフェイスシリーズのほうがDuoも含めかなり革新的に見え今は自分はマイクロソフトのハードウェアに期待しています。僕のようなユーザーは少数でしょうが今後も元アップル信者としてAppleが放つ新デバイスを注視しつつも”期待をせずに”見ていこうと思います。
今日は辛辣な記事でしたが20年近くMacを使い続けてきた身として今回の発表を捉えたということをお伝えして今回の記事はおしまいにしたいと思います。長文読んでいただきありがとうございます。