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世界一の流麗さ!アストンマーチン初のSUV”DBX”に試乗してきた(前編)

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日本初上陸直後のアストンマーチン初のSUV”DBX"に試乗する機会に恵まれました。ご協力頂いたアストンマーチン正規ディーラーとスタッフの方々には貴重な経験をさせていただき感謝しております。この場を借りてお礼させていただければと思います。世界的にスーパーカーブランドがSUVをリリースする流れはもはや止めようがなく、

出せば売れる

状態が続きメーカー側もその競争に勝ちそして残るべく様々な差別化をユーザーに提案しているように感じています。過去には高級イタリアブランドのMaseratiが放つSUVレヴァンテのレビューも行いました。

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輸入車ばかり10台以上乗り継いできたクルマバカが忖度なしの本気レビューを今回もお届けしたいと思っています。英国が生んだ孤高のスーパーカーブランド”アストンマーチン”が放つSUVどんなテイストになっているのでしょうか?

スーパーカーブランドとしては後発も満を持しての登場

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クジラのような大きなグリル、流麗なボディライン、ボンネットのアストンマーチンウイング(ロゴバッジ)車高が高くなろうとも、SUVのになっても紛うことなきそのフォルムはひと目でアストンマーチンだと分かるデザイン言語になっているのは流石の一言。SUVの中でもひときわスポーティーでひときわ上品な佇まいに感じます。

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その印象はリアから見てもまた同じで、現行のVANTAGEと共通のリアデザインの線状のLEDラインが近未来的でもありリアシェイプを強調するものでもあり非常に美しいデザインであると素直に思います。

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542馬力、最高速度291Km/h、0-100m加速4.5sのスポーツカー顔負けのスーパースペックと言って良いと思います。

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ボディサイズは全長5039×全幅1998×全高1680mmとポルシェで言うとカイエン、AudiQ7、ランボルギーニウルスよりはやや小さいそんなボディサイズです。アストンマーチンと言えば、

ハンドメイドでクルマを制作する

というマニュファクチュール的思想で知られ、エンジンの組付け内装のインテリアに至るまで職人の手仕事で組み上げられています。

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こちらはヴァンキッシュというスポーツカーの製造工程をディスカバリーチャンネルが映像化したものですが、如何に手作業にこだわり客のオーダーに応えるべくプロダクトを生み出して一旦をそのインテリアからも感じることができDBXにおいても

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ご覧の通りのエクゼクティブ感あふれる、まるでHERMESのトランクの内部に入ってしまったようなレザーの上質さが溢れていると言えると思います。ここまでは、公式HPでも見て取れる情報ですが、実際日本価格2300万円オーバーのSUVはそのプライスタグに見合ったQualityなのか確かめていこうと思います。

今回の試乗車は発売前の最終プロトタイプ

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日本上陸とは言えデリバリーが始まったわけではなく、今日オーダーしてもおおよそ10ヶ月~1年ほどの納期がかかるとのこと。あくまで今回の試乗車はアストンマーティンジャパンの広報車であり試乗車で全国を行脚する予定になっている一台。アストンマーティンは品質を改善するためにユーザーにアナウンスしないサレントアップデートを毎年行うと言われております。つまり今回の自分が試乗したDBXよりももっと良い状態になってデリバリーが開始されるとも言えるので今回はあくまで今後の仕様変更ありきのプロトタイプだということを念頭に読んでいただけたら幸いです。

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アストンマーティンが発売している4ドアサルーンのラピードSとの比較です。フロントマスクはどちらもアストンマーティンのアイコンのそれなのですが、やはりSUVになり全体的にボリュームがました感じがします。とは言え、両者とも非常に美しいフォルムであり流石アストンマーティンといったデザインに惚れ惚れします。

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POV的視点で撮ってみました。運転席に座ると所有しているマカンSと比較してもやや高めのアイポイントが特徴的で運転のしやすさを考えた設計なのだと思いました。内装部品の殆どをAMG(メルセデス)から供給を受けておりいい意味でドイツ車的な品質を感じたりもします。

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メーターは時代のDB11等にも採用された完全液晶メーター。時代とは言え個人的にはアナログメーターを少しでも残してくれると嬉しかったりもしますが仕方ないですね。視認性は高いですがあまりにシンプルすぎてAudiやメルセデスの液晶の方が高級に感じました。

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上質なウッドもあしらわれた美しい操作パネル。コマンドシステムと呼ばれるメルセデスの操作システムがそのままインストールされています。メルセデスオーナーならお気づきかもしれませんがボタン類も基本的にAMGからの流用パーツで出来ています。

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ステアリングはSUVにしてはやや小ぶり。パドルのサイズも絶妙でタッチ感も前世代のアストンマーチンよりも向上したように感じました。ウインカー類やライト、パドルの操作感は個人的に大切にしてるポイントだったりします。こういった質感向上にAMGの血が入ったことは歓迎すべきポイントかと思います。

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室内の質感自体は今までのマニュファクチュール的な手作業を感じる高級感であり、紛うことなきアストンマーチンの内装です。悪路を走破する、ファミリーユースになるからと言って質感が低下したとは全く感じなかったです。

 

長くなりましたので前編はここまでにさせていただきます。後編は内外装チェックの続きと実際の試乗編となりますので、読んでいただけたら幸いです。2300万円というともすれば家を変えるようなプライスタグのDBXその実力を後編でも忖度なしにお伝えできればと思います。