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世界一の流麗さ!アストンマーチン初のSUV”DBX”に試乗してきた(後編)

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前回はアストンマーチンにとっての「DBX」という車の位置づけや、今回の試乗車の内外装チェックをさせて頂きました。

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今まで乗ってきたポルシェのマカンやカイエンとも違い、その独特な世界観を今回も余すところ無く忖度なしでお伝えしていこうと思っています。

トランクスペースは標準的も細部にあらゆる工夫が施されている

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リアデザインが非常に印象的なDBX。アストンマーティンに限らずなぜ世界のスーパーカーメーカーがリアデザインにも非常に強いこだわりを持つのか諸説あるようですが自分が見聞きしたのは

走り去るリアデザインが道行く人の印象に残るため

とされています。みなさんも都内で爆音でw走り去るスーパーカーを見たとき、すでに走り去ったあとでリアビューだけを目で追うように見送った事はありませんか?つまり、フロントデザインも重要ですが街で目にする車とは圧倒的にリアビューだという事実。個人的な印象だと、PORSCHEやアストンマーチンやマクラーレンなんかは非常に美しいリアビューを持つ車と個人的は思っています。

話は逸れましたが、そんな美しいリアビューを持つアストンマーチンにおいてDBXも非常に美しいリアデザインだとSUVですが感じます。特にリアエンドはDB11やラピードと同じように空力を考えられダックテールになっています。

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実はリアテールだけでなく、リアスポイラーに相当する部分も空気抵抗と美しいリアガラスのためワイパーが取り除かれその結果水滴を流す役割のために穴が空いているのです!

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この部分があることで、アストンマーチン曰くワイパーが無くても一定の速度以上で走ればリアの視界が確保できるためワイパーがいらないのだとか。デザインと機能性をとことん追求した結果で美しいリアセクションだと素直に感じました。

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トランクスペースも必要十分で大きなリモワやトランク、ゴルフバッグなんかも複数余裕で収納できると思います。

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こちらはエアサスの調整スイッチで、荷物の積み下ろしのアクセスのしやすさをコントロールするために車高が上下します。こういったホスピタリティは流石アストンマーティンかなと感じます。

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反対側には後部座席を倒しトランクスペースを拡大できるボタンも備わっており、PORSCHEや先に試乗したMaseratiレヴァンテには無い機能で「後発だから工夫できる」点として考えられた機能だと思いました。

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この角度で見ると、トランクリッドが非常に高い位置まで開いているように見えますが、PORSCHEのマカンなどど同じぐらいの開口量かと思います。

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しかし、この高い位置にトランクの開閉ボタンがあるため女性や子供はやや押しにくい印象もありました。使い勝手や誤作動の報告もありますが、以前ご紹介したMaseratiレヴァンテはトランクの低い位置に開閉ボタンがあるので押しやすさは個人の主観になってくる部分もあるかもしれません。

後発のハイエンドSUVだけに、今までに登場した他社モデルのネガティブを解消しようとユーザー目線に立った改良が目立つDBX。使い勝手は総合的に良さそうに感じたトランクスペースでした。

いざ試乗!そのフィーリングは

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ガラスキーを差し込む前世代のエンジンスタートの儀式に変わり、アストンマーティンのロゴボタンを押すプッシュ式に変更されています。特別感は薄れましたが、鍵を持って乗り込むだけでエンジン始動はプッシュという流れは自然であり日常使いがメインと想定されるDBXはこの方式で良いと感じました。

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助手席に目をやるとヘッドレストには「DBX」の型押しと、クラフトマンシップを感じる黄色いステッチが見え室内だけ見るとSUVの仕立てには見えない特別感も感じます。

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エンジン始動のサウンドはPORSCHEのSUVよりも勇ましく大きな音量。ポルシェも割と始動音は大きめですが更に大き印象で「アストンマーティンに乗ってるんだ!」という実感を改めて与えてくれる印象です。

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22インチという大口径ホイールを履いているとは思えない、

紳士的でしっとりとした上品な乗り心地

で、スーパースポーツカーというよりな高級なサルーンに乗っているようなハンドリングとしなやかな硬さの足回りで同乗者にも喜んで貰えそうです。スポーツモードを選択するとエンジン音も勇ましくなりSUVだてらにいい音色のエンジン音を聞くことが出来ます。ただ、二面性という意味では上品な乗り味が大きく変化するわけではなくあくまでも「しっとりとしたサルーン」という雰囲気は変わりません。

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正直に比較すると、スポーツカーのようなSUVをお求めならポルシェのマカン、カイエンが良いかと思います。マカンに関して言えば、全SUVの中でもっともスポーツカーライクに運転を楽しめハンドリングや挙動もクイックです。SUVなのに運転が楽しい!と思える瞬間もあります。その理由はPORSCHEならではなのリジットな挙動であり、制動でありドイツ車の成り立ちを考えれば納得がいく走行性能でありと、イギリス車とは大きくクルマづくりのコンセプトが違うわけですから当然違って当たり前なのですが。

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ですが、こうした特別感やエグゼクティブな内装と余裕のある走りと考えるとライバルは直近で試乗したマセラティ・レヴァンテのような気もしました。エアサスのフカフカしつつも上品な挙動やハンドリングはラグジュアリー路線のマセラティと近しい感じもあり、値段帯を考えると非常に悩ましい選択肢が増えたかと思っています。DBXは2300円オーバーですが、レヴァンテは最上位のフェラーリエンジン搭載のトロフェオというモデルで2000万円前後。エンジンスペックも近いですし、ドイツ車のSUVよりはイタリアブランドのマセラティのSUVとの近似性を感じるフィーリングでした。

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このあたりの価格帯を買おうとする、アッパー層の方が燃費を気にしたり300万円前後の価格差を気にするとは思えませんがwDBXとマセラティ・レヴァンテは個人的にはラバル関係になるのではと思っています。改めてマセラティとアストンマーティンのブランドが近しい理由を試乗後に考えてみると

1.値段帯が近い(2000万円前後のスーパーカーが多い)

2.ブランドイメージが近い(GTカーを作るのが得意)

3.SUVのコンセプトが似ている(エアサスとエンジンスペック)

4.内装はがラグジュアリーに振っている

5.両者ともマイノリティなイメージながらもファンが多い

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アストンマーティン伝統の斜め上に上がるスワンドアも控えめながら搭載されており、随所にDBXがアストンマーティンの一族であるということを感じさせれくれ所有欲は十分に満たせる車に仕上がっていると思います。

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試乗時間も長くはなく高速道路も走行できていないので、本当の意味でもキャラクターをつかめたかと聞かれたら難しいですがPORSCHEのSUVに複数台乗ってきた身としては、DBXのキャラクターはドイツ車系の乗り味とは大きく異なっており上品なキャラクターがまた個性となって多くのファンを獲得できそうな印象を持ちました。

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都内や日本国内で多く見かけるようになるのはまだ先だと思いますが、アストンマーティンのデザイン力を見かけることが出来たら感じていただけたら幸いです。

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