【本能ブログ】深堀りブログメディア

■深堀りメディア”本能ブログ”■ブロガー/コラムニスト■メンズファッション/カメラ/時計/猫/ヘルスケア/ガジェット/レビュー/投資/

ポルシェ歴4台以上がパナメーラ4Sと過ごした2週間。得られた感情は”意外なもの”だった(最終回)

f:id:honknow:20201203113314j:plain

過去2回に渡ってお送りしてきたパナメーラ試乗記。本日で最終回となります。高額な300万円近いオプションが搭載された今回のパナメーラ4s、走行フィーリングはどうだったのか正直にお伝えしていこうと思います。前2回も読んでいただけたら幸いです。

www.honknowblog.com

一般道、高速道路、渋滞など様々な条件を走り抜けた2週間。忖度なしの本音レビュー行きたいと思います。

ポルシェというよりもAudiRS系に近いフィール

f:id:honknow:20201203113523j:plain

過去にPORSCHE以外ですと、マセラティグランツーリスモ、AudiTT、AudiR8、アルファロメオ159などなど自分で言うのもなんですが多種多様な輸入車に乗ってきたと思います。つまり、一番乗り継いでいて現在も所有しているPORSCHEやドイツ車、イタリア車が自分の基準であり「日本車と比較して」という試乗記ではないことだけは最初にお断りしたいと思います。”PORSCHE”というバッジが付いているだけで正直、世界中のどのメーカーにも負けない走行性能があるという自信がありますし、間違いなく言えると思いますので。

f:id:honknow:20201203113459j:plain

走り出しは非常に静かで、少しアクセルを入れてあげると自然なフィールで加速していきます。これはPORSCHE車共通の特徴ですが、アクセル&ブレーキフィールがとても自然で「ポルシェを運転してる感」は確かにあります。しかし、しばらく運転していると感じたのがエンジン音も確かに素晴らしいしリジットなハンドリングと高い剛性感。初代よりも質感も運転フィールもひとクラス上のサルーン風でありながらも

Audiを運転しているような微妙なマイルド感

を感じ、正直目をつ瞑って運転したら(ありえないですがw)インパネのデザインやインターフェイスの影響もあってかAudiのスポーツモデル例えばRS6,RS4(サーキットでAudiのイベントで運転したことがあります)を運転しているような錯覚に陥りました。

f:id:honknow:20201218092849p:plain

具体的にはハンドリングもシャープと言うよりは電動パワーステアリングの恩恵を多分に受けたクルーザーでも運転しているかのようなある程度のロールを許容するようなサスペンションとステアリングフィールで、ワインディングや高速道路のコーナーも吸い付くように曲がると言うよりは車高がSUVポルシェより低いのにロールもする感じもあり、アンダーステア気味にコーナーを抜けていく感じもありました。

f:id:honknow:20201203113357j:plain

しかも160Km以上になると同乗者が不快になるのでスピードに注意的なメッセージも現れて改めてこのクルマが

スポーツカーではないことを訴えかけている

かのようでもありました。あくまで初代同様4ドアのサルーンなのだと。

剛性感やリジット感は正直SUVであるマカン、カイエンに軍配が上がると感じPORSCHE感をより感じられるのはパナメーラよりもSUV系のPORSCHEだと思います。そのフィールの味付けが意図したものであるならば良いのですが、マカン、カイエンよりも車高が低く911のボディラインに似せてデザインされたパナメーラなのにフィールは911シリーズやBoxsterなどとは全く違う官能性で初代よりはPORSCHE感を感じられますが、

最もPORSCHE感が薄い車種

だとやはり感じました。その事実が良い悪いと言いたいのではなく、4ドアのポルシェはEVのタイカンを含めマカン、カイエンとパナメーラを合わせて4種類ありしかも搭載されるエンジンはAudi由来のV6エンジンですし、言葉を選ばないならPORSCHEのバッジの付いたRS7だと言っても過言ではないと思いました。

f:id:honknow:20201203113508j:plain

しかし、PORSCHEにしかデザイン出来ない洗練されたエクステリアと他社メーカーには到達することの出来ない圧倒的な制動力を持ったブレーキシステム(ブレーキだけではなく冷却系を含めたシステムがポルシェのブレーキの特徴です)や高い剛性感(剛性感はAudiもかなり高く感じますが)なんかはさすがだと言わざるを得ません。しかし、

パナメーラしか試乗せずポルシェというブランドを理解してほしくない

という気持ちが自分にあるのも事実で、今回の試乗で得られた感情は

パナメーラを自分の所有として購入することは今後ないであろう

というポルシェフリークとしての結論でした。正直に言えば価格帯も2000万円前後ですし、BMWのM5やSクラスAMGやAMG GT4ドアなど強豪ひしめく高級サルーン界隈でパナメーラでなくては!というストロングポイントが無いのも事実だと思います。

f:id:honknow:20201203113513j:plain

今後EVが世界の自動車の標準化とされパッケージングが似ているEVのタイカンが恐らくパナメーラと統合される未来も感じられます。その時にパナメーラって〇〇が良かったよね~と語り継がれるクルマかと言われたら個人的には違う気もしていて、それでも出過ぎないマイルドな質感やフィールがこのクルマのある意味での強みであり自分の様に強いスポーツカー&スーパーカー思考でもなければ今回の様な感想を持たなかったとも思います。

f:id:honknow:20201203113348j:plain

もしパナメーラを購入検討されている方が居るとすれば、オススメは出力的にもエントリーグレードのいわゆる”素のパナメーラ”をオススメします。エンジン出力やスペック、0-100mが何秒とかそういう世界線でも無く

ポルシェで快適にゆったり移動した人のためのクルマ

それがパナメーラであり個性は薄めですが、その”出過ぎない”感じがこのクルマの個性なのかもと思いました。

以上3回に渡ってお送りしてきましたがいかがだったでしょうか?またポルシェを含めた輸入車のレビューを精力的に行っていきたいと思いますので読んでいただけたら幸いです。最後までお付き合いいただきありがとうございました。