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【今日のYouTube】Win Win Wiiinは第2回目!”司令塔”中田敦彦の真意が隠されていた。【Win Win Wiiin】

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先月からスタートし大きな話題になった、宮迫博之さん&中田敦彦さんがホストを務めるYouTubeコンテンツの【Win Win Wiiin】。個人的には第1回目に大きな衝撃を受け今後の展開もゲストの選定も非常に気になっていました。

その時書かせていただいたレビュー記事も沢山の方に読んでいただき、我々以外にも多くの方に関心があるコンセプトなのだと感じました。気になる第2回目はどの様な展開になったのでしょうか。

第2回目のゲストはキングコングの西野亮廣

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ゲストは映画えんとつ町のプペルの公開を間近に控えたキングコングの西野亮廣。お笑い芸人でありながら、絵本作家、日本最多会員数のオンラインサロンなどを展開するマルチ実業家的な面も持つ彼。このタイミングでのゲスト出演は映画の番宣かとも思われたのですが、誤解されがちな西野亮廣という人間を深堀りするスタイルは1回目のWin Win Wiiinと同じながらも中田敦彦のプレゼン力が今回も光る展開となり前半は上手に彼の人間性と思想を浮き彫りにできていたかと思います。

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日本にクラウドファンディングという考え方がまだなかった頃、いち早く取り入れNYでの絵画の個展を成功させたという逸話が紹介されました。個人的にはこれの何がすごいのかと言うと7年前という点。日本でそれを最初に行ったのが起業家や実業家ではなくお笑い芸人だったと言うところに2020年から逆算すると驚かざるを得ません。その後この流れでオンラインサロンを立ち上げていくという新しい流れを作っていく彼の半生が紹介されます。ポイントは「知らないと嫌われる」という西野亮廣の言葉であり、個人的にも似たような経験があるので人間関係において「会ってみたら印象が違った」って原点はそこにあるのだとも思いました。

宮迫博之の闇営業問題については激昂する中田敦彦の珍しい姿も

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西野亮廣は元々よしもと芸人の直営業に関して、疑問を持っておりそれを解決すべく「シルクハット」という吉本が資本のクラウドファンディングサービスをローンチしたと語っていました。そのサービスを宮迫博之が利用していたら反社会的勢力のチェックも出来、昨年の騒動にはならなかったと語っていた。そこで珍しく感情を顕にした中田敦彦が

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吉本の闇営業問題は”構造的な欠陥が生み出したもので入江や宮迫博之個人が責められることではない”と熱弁。確かに今となっては何故日本中があれほどこの問題に熱狂したのか不可解な部分もあり彼の論調も理解できることろはあります。しかし、個人的には”芸人は芸人に甘い”と言われないためにも宮迫博之のミス(謝礼を受け取っていないとの初期の嘘)はキッチリと飲み込んだ上で今回の様な意見があれば良いのだと思いました。ここまでが中田敦彦チャンネルの前編でした。

後編は宮迫博之のテレビ復帰への道筋のお話

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手越祐也の回もそうでしたが、中田敦彦の発案でゲストと一緒に踊ったり歌ったりするコーナーが。ここでも個人的な考察なんですが、こうした間延びするような企画と言うのはテレビでは真っ先にカットされる様な部分でありYou Tubeだからこそこうした、時間に囚われない自由なコーナーも出来るんだよと言いたいように見えました。2回続けてこうした企画がどうしてもコンテンツとして必要とは思えなかったからです。

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 宮迫博之がテレビに復帰するにはどうしたら良いかと聞かれた西野は、「自らがスポンサーになって番組を買えば良い」と発言も彼の真意はテレビに戻ることではなく「アメトーークの相方の蛍原さんの隣戻ることだと説明」。ここが個人的にも違和感のあるところでこれだけyoutubeで成功を収めyoutubeのユーザーに愛され始めた宮迫博之がなぜテレビに戻りたいと思うのか!?ここは、中田敦彦と西野亮廣と同じ意見です。しかし彼が言ったのは

アメトーークは実家であり実家に戻りたいと思うのは自然なこと

だと主張。そうなってくると宮迫博之の感情論でありノスタルジックなエリアであるのでいくら周囲がもっと影響力のあるメディアで活躍できるから良いでしょうと言っても譲れない部分なのかもしれないと思いました。率直な彼の意見を聞いたパートナーである中田敦彦は、

「僕はそれ(Win Win Wiiin)がアメトーークの様に華やかで面白ければそうじゃなくなる(宮迫博之がアメトーークこだわらなくなる)と思って作ったのが今回の番組なんです。」

「つまりこれが(Win Win Wiiin)がアメトーークよりも話題になったときに宮迫博之の気持ちが変わるのかどうかこれが僕のゲームです。」

と発言。つまり、中田敦彦も西野亮廣同様テレビというコンテンツに全く魅力を感じておらず宮迫博之に対してより彼が進化を発揮できる舞台を用意し

宮迫博之が思うほどテレビは魅力的なメディアではない

と伝えたいように見えました。これはWin Win Wiiinをスタートさせた中田敦彦の真意であり、彼なりの宮迫博之への応援やサポートの形であり新世代へのジョブチェンジさせようとするスタンスなのだと感じました。そういった意味でもこの2回目は非常に重要な回だったと思え視聴者サイドとしても今後の展開やゲストとのやり取りを通じて宮迫博之がどのような変化を見せるのかもしくは見せないのか非常に気になります。

えんとつ町のプペルの映画も興味深く機会があれば見に行ってみたいとも思いました。絵本はすでに数年前に買って持っておりクラウドファンディングにて購入したのはいい思い出です。ベンチャー精神の強い自分ですから少なからず似ているところがある西野亮廣を応援したかったのだと当時の感情を思い出しました。

 

前後編見て感じたのは西野亮廣はクリエイター気質であり自分のビジョンを上手く分かりやすく言葉にする能力に長けているとは言えず、その点中田敦彦は西野が伝えたいことを何度か意訳して噛み砕いて伝え直していたのが印象的でお笑い芸人の革命家と言われる二人ですが結構毛色は違うんだと思いました。宮迫博之の出過ぎないMCぶりはさすがで今後もWin Win Wiiinやyoutubeでも活躍を追ってみたいと思っています。

前回もお伝えしましたが、youtubeの転換点になりうるであろうこの番組、みなさんも是非好き嫌いせず一度見てください。

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