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G&R盗作騒動から考える”芸能人プロデュース”ブランディングの闇とは

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登場人物全部悪人アウトレイジ最終章的な展開を迎えた今回のローランド&GACKTプロデュースブランドの盗作問題。

今回プロデュースに加わったキャバ嬢の門りょうの加えた三者がYou Tubeで謝罪するも世間の見方は好対照な結果に。今回の事件から読み解く”芸能人プロデュース”とはどこまでの信用度なのか深く考察していきたいと思います。

名前を貸してやってるだけの鬼舞辻GACKT

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ご存じない方に事の経緯を説明させていただきますと、今月の16日のGACKT、ローランド、門りょうが登壇する大掛かりなローンチイベントを開催した株式会社デイジー。16日から公式オンライサイトで発売が開始されたものの、19日にSNS上で5着中半数が中国アパレルサイトの模倣だとの指摘と批判が噴出。20日に3人の中でいち早くROLANDがTwitterでブランドからの離脱を表明。同時に謝罪したという流れになります。

 翌21日にはGACKTも声明とYou Tubeを更新。しかしこの動画のGACKTの態度と謝罪が更に炎上を加速させます。

冒頭から謝罪の言葉はなく「まずブログや文面だけの謝罪ではなく動画で説明することが誠意」と前置きした上で(この時点で文面に逃げなかった俺偉いだろ?感が)「こうなってしまって残念」「強い怒りを覚える」とデイジー社の社長やパクリデザイナーの被害者だと言わんばかりの経緯説明が続きます。このGACKTの態度から彼の思惑が透けて見え

この俺が名前出してやってるのに何やってんだ!

という完全なる上から目線で有名人マウント(正確には”GACKTブランド”マウント)。流石は実写版鬼舞辻無惨と呼ばれる圧倒的パワハラ感。この鬼舞辻無惨テイストで周囲にマウントを取って仕事をしてる人なんだということが今回良く分かりました。消費者の我々からすれば、

プロデュース=デザインや制作にも深く関与

と考えてしましがちです。しかし現実はそうではなく「名義貸し」ビジネスが横行する世界、それが”芸能人プロデュース”商法なのです。 GACKTやROLANDの名前でドレスを売れば”どんなデザインでもバズるだろう”という安易なデイジー社の姿勢も問題ではありますが、今回のG&Rのプロジェクトが進行していった時点で

「GACKTさんやROLANDさんは完成したサンプル見てくれるだけで良いので!お手間取らせませんので!」

的なプレゼンがあったことは経緯から見て容易に想像が出来ます。”芸能人プロデュース”とは売上に繋がりそうな芸能人の”影響力だけ”を拝借し、制作や運営は全て販売会社が行っているというのが通例だと思っています。しかし、純粋にGACKTとROLANDのファンの女子がG&Rのドレスを着用し他の人に褒められたら「GACKTとROLANDがデザインしているんだよー」と純粋な気持ちで説明してしまっていたら着用している本人も恥ずかしい目に逢いますし周囲もいたたまれない気持ちになっていたでしょう。散々販売し商品が行き渡った後じゃなかったのが不幸中の幸いだと思います。今回のような事案が明るみになると、芸能人のブランディングは当然失墜しますし会社の信用にも関わります。どうしてネットが発達している令和の時代において、こんな詐欺みたいな商品が流通すると本気で考えたのでしょうか?だいぶ簡単な落とし穴に誰も気が付かなかったのか不思議でなりません。

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しかしこの答えも個人的には考察していて、登場人物全部悪人ならぬ

登場人物全員”当事者意識ゼロ”

だということに他なりません。一旦整理しましょう。

GACKT→名前貸してやっただけ。ドレスのデザインは良く知らん

ROLAND→GACKTさんに言われて共同でやろうと思った。実情はデイジー社とGACKTに丸投げ

門りょう→憧れのGACKT様に言われて参加。デザインサンプル選ぶだけでいいから順位付けただけ、名前貸したのに何してくれてるの

デイジー下井社長→G&Rのブランディングバズるからウチでやりたい。デザインはまじでこだわった奴にして!良く知らんけど!とデザイン部に丸投げ

デイジー社デザイナー→社長が肝入りらしいからちゃんとやりたいけど、GACKTっぽいとかROLANDぽいとか意味分からん!海外探すか

と言ったところ。ここまで読んでくださって理解してくださいましたでしょうか?

この当事者意識のなさこそが芸能人プロデュースの闇

だと思います。顧客や消費者に責任を持たないでビジネスを進めるなんて一般社会ではあり得ません。ですがこういった事が慣例的に行われているのが事実なのです。

今回のG&Rにおいても、どのセクションもあまりに”フワッ”と仕事をしており誰一人消費者の事など考えず責任感も持たず仕事を進めたのだなと類推できる構図だと思います。それぞれが”お金”だったり”ブランディング”のことだけにコミットしており買ってくれるファンのことなど真剣には誰も考えていないのです。GACKT同様、門りょうも被害者的な発言でこちらも低評価の嵐。

憧れの「鬼舞辻無惨様に言われてやっただけなのにー」て感じの下弦の鬼感も感じ、門りょうやROLANDを魅了する(言うことを聞かせるパワハラ力)GACKT様の魅力もある意味すごいなと再発見出来る出来事でもありました。

 
 
 
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ROLANDは炎上謝罪のお手本のような対応

今回の騒動の謝罪動画で一人だけ、株を上げ謝罪動画も高評価の嵐のROLAND。自分もローランダーを自称するほど彼のファンでして本能ブログでも度々取り上げてきました。

謝罪動画の冒頭からしっかりと謝罪。自分のプロデュースが不十分だっと素直に認め謝罪し憔悴しきった表情からも本当に謝罪したいという彼の気持ちが大衆にも伝わったと思います。ROLANDだけが悪くないとは流石に思いませんが、炎上対応としては素晴らしいと感じざるを得ないアクションの連続でした。

1.デイジー社、GACKT、門りょうに先駆けていち早く離脱と謝罪を表明

2.謝罪動画もスピード感を持ってGACKTよりも先にアップロード 

3.まずはしっかり謝罪し身内のディレクターに厳しい質問をあえてぶつけさせる

4.責任は自分にあるとしっかりと表明

5.企画自体が間違っていたと指摘

GACKT、門りょうよりも一番の若手がこれだけの素晴らしい対応が出来ていることに驚きます。一切周囲のせいにする素振りを見せない潔さが今回の高評価に繋がっているのだと思います。ROLANDのファンですからあえて苦言を呈すると、崇拝するGACKT様からのオファーだとしても仕事は選ぶべきだと思います。逆に考えればそれほどまでに鬼舞辻GACKT様のパワハラがヤバいのだと思ったりもします。

個人的にはGACKTも嫌いじゃなかったのに、人間は危機的な状況に遭遇した時に人間性が出ると言われたりしますが今回ばかりはGACKTの上から目線ビジネスがハッキリと露呈する結果となり残念だなと思いました。個人的にはあまり”芸能人プロデュース”に興味はないのですが反射的にこういった商品を買ってしまいがちな方は、今一度セルフクーリングオフ的に

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本当に必要なのかを再考する

といったアクションをオススメしますし我々消費者側も慎重に購買していくべきだと思います。芸能人プロデュース商品全てが悪質とは限りませんが今回の登場人物全員消費者のことを真剣に考えてなかったことが原因で起きた事象であるということは覚えておいて損はないような気がします。