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【カメラ】その描写力圧倒的!ライカMモノクロームという”超高級トイカメラ”の魅力(その2)

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(Leica M monochrome+Noctilux F0.95 50mm)

前回の続きになります。モノクロームの魅力とその世界観を少しだけお伝え出来たかと思います。

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”モノクロでしか写せない”という縛り自体が変態的でもありますが

スマホの写真をモノクロ加工するところからでも良いので始めてみませんか?

ファインダーを覗く瞬間から脳内がモノクロになる

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 (Leica M monochrome+Noctilux F0.95 50mm)

ライカMモノクロームに関して言うとファインダーを覗いた時点では、レンジファインダーという構造上ガラスから覗いたカラーの画像のままというか肉眼の映像のままですw日本製や普通の一眼レフであればモノクロモードにするとEVFの画像やビューファインダーの映像がすでにモノクロに変換されるのでイメージで付きやすいかと思います。それでも、モノクロ写真を撮るぞ!と意気込むとカラーで見えていた映像がだんだん脳内で白黒ビジョンに変換され普段意識しなかった光源の方向や陰影がすごく気になってくるから不思議です。

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 (Leica M monochrome+Apo-Summicron F2.0 50mm)

今にも歩き出しそうな日本人形ですがモノクロの世界に飛び込ませることで人形の顔にフォーカスされる感じに見えるのは自分だけでしょうか?カラーであれば完全に人形に見えていたであろうこの写真が何となく狂言を演じる人物にも見えてくるのでモノクローム世界は不思議です。

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  (Leica M monochrome Typ246+Noctilux F0.95 50mm)

浅草寺から見たスカイツリー。情緒ある下町にそびえ立つ近代東京の象徴ですが、スカイツリーの筐体部分の網目が繊細に描写されつつも当初異質だったこの巨大構造物もモノクロームの世界だと優しく見えてきます。

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  (Leica M monochrome Typ246+Noctilux F0.95 50mm)

近所のカジュアルフレンチのお店。モノクロームの質感はさながら本場パリの写真のよう。モノクロは光の描写が独特でカラー写真にはない美しさや空気の切り取り方をしてくれるという良いサンプルの様な写真が撮れたと自負しております。

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(Leica M monochrome+Apo-Summicron F2.0 50mm)

ライカMモノクロームに関して言えばその緻密な再現性や解像度に驚かされることが多いのですが、身近にあった鉢植えの葉を何気なく写した一枚だったのですがこの表現力には本当にびっくりしました。一枚だけ光って見える葉があったり、湿度を感じる葉があったりカラー写真だと気づかない

レントゲンフィルムの様な透視感

も合ったりすると感じるのは自分だけでしょうか。色情報を排除すると見えて来る世界があると感じていただけたら幸いです。

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(Leica M monochrome+Apo-Summicron F2.0 50mm)

ライカMモノクロームを”トイカメラ”と表現しましたが、ロモカメラのようなセピア色や淡い色のフィルム写真も素敵ですが構図や露出、光の描写を勉強したりなれるのはモノクロ写真だと思っています。

前後半とお届けしたモノクロ写真シリーズでしたが、個人的には”フィルムのモノクロ写真”を撮っていた時期があるのでまたの機会にご紹介できたらと思っています。

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(Leica M9 +Summilux F1.4 35mm)

最後の写真は、ライカM9で撮影したデータをほぼそのままモノクロ化したものになります。バンクーバーでの撮影でしたが路面の柄も幾何学模様で雰囲気ありますしいかにも海外らしい感じが出せたと思います。まずは今まで撮影したiPhoneやスマホのデータを編集でモノクロ化してみてはいかがでしょうか?普通の写真だと思っていた一枚が意外とドラマチックな写真になることもあるかと思いますので。

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