You Tube初の本格トーク番組Win Win Wiiin。初回&第2回とこの番組を追い続けてきた本能ブログ。
テレビ番組の焼直しだとか、パクリだとかいう批判もあるようですが個人的にはこんなにも長い時間じっくりゲストについて掘り下げる番組は無いと思いますしテレビ番組だと様々な忖度に見舞われ話せないような内容も掘り下げる事ができるWin Win Wiiinはまさに革新的だと思いますし、どんなゲストが来ても中田敦彦の素晴らしい分析とプレゼンで人となりや半生がしっかりと理解できる点が既存のテレビ番組とは大きく異ると考えています。そうした背景を理解できない人たちが安易にテレビ番組のパクリだとかいう批判は個人的には違うのではと思っています。今回3回目のゲストはまさかの極楽とんぼ山本圭壱。過去に不祥事を起こし今なお地上波放送には普通に登場できない芸人のイメージがある彼を起用したのは中田敦彦の隠された想いもあるようで。
山本圭壱YouTubeチャンネルの歴史が前半戦
2006年に不祥事を起こし芸能界、吉本興業から完全に干された山本圭壱。事件に関して不起訴処分となったものの10年に渡り芸能界、吉本興業に戻ることは許されませんでした。その10年間に触れる前に2017年にからスタートしたYou Tubeチャンネルの失敗の原因を中田敦彦が分析するところからプレゼンはスタートします。
途中めちゃイケを彷彿とさせるような謝罪コントを宮迫博之と行ったり懐かしいノリが見られめちゃイケ世代としてはかなり嬉しい展開になりました。
山本圭壱のYou TubeチャンネルのオープニングではRADIO FISHのPERFECT HUMANの振り付けをパクった疑惑も飛び出すも試行錯誤の末だんだんYou Tubeチャンネルが認知され人気になっていく様子が前半戦で語られます。極楽とんぼと山本圭壱の喧嘩芸が発揮できない状況で彼の面白さが発揮できなかったのが敗因だと中田敦彦は分析します。こここまでも十分楽しいのですが興味深いのは後半部分でした。
吉本興業に飼い殺された10年と宮迫博之のあり方
未だ吉本興業の復帰がかなわない宮迫博之と10年間干された山本圭壱。収録時点ではまだ吉本所属だったもの年末にオリエンタルラジオとして二人で退所した中田敦彦。三者三様の吉本への思いが綴られます。全3回を見て感じたのは、中田敦彦は
宮迫博之と組んでWin Win Wiiinを配信しているものの彼から伝わるのは
宮迫博之がなぜ吉本興業にこだわるのか分からない
というポジションです。もちろん彼自身は退所しているわけですからyoutubeで一定以上の成果を上げて社会的地位ももどりつつ宮迫博之がそんなに吉本興業にこだわるのか、中田敦彦にしたらWin Win Wiiinをもっと盛り上げて吉本興業を諦めてもらおうと考えている伏線が見え隠れします。なぜなら、毎回ゲストが来るたびに中田敦彦は宮迫博之の闇営業問題に必ず触れるからなのです。ゲストに宮迫博之は吉本興業に戻るべきか現状をどう思うかと言うのを必ず聞くというコンテンツが必ず盛り込まれており、様々な意見を宮迫博之に間接的にぶつけることで彼に吉本興業への復帰を諦めてもらおうという意図が見え隠れします。
しかも中田敦彦はこのテーマになると毎回感情的になり冷静な彼らしいプレゼンというよりは加藤浩次のような感情に訴えかける怒りにも似た訴えに見えるのです。それだけ中田敦彦も宮迫博之のことを慕っているのが伺えますし、諦めてほしい半分宮迫博之が望むなら吉本興業戻ってもらいたいと思っているのだろうなと感じました。
山本圭壱チャンネルはめちゃイケテイストの買い物コーナー
スポンサーのロコンドでノリでどんどん買い物し、ツッコミ突っ込まれながら進行していく様は岡村のポジションが宮迫博之に変わっただけでめちゃイケのいちコーナーといったテイストで個人的にはWin Win Wiiin本編よりも笑わせてもらった感じでしたw
フェイクファーコートを試着したくだりは本当に爆笑でしたwww
中国の超富裕層な見た目の山本圭壱ですが見た目だけじゃなく久しぶりに彼の笑いをみるとやっぱり実力のある人なんだなと改めて感じました。
今回のWin Win Wiiinはゲスト的にはインパクトに欠けるイメージかもしれませんが是非食わず嫌いせず見ていただけると楽しいかと思います。次回のゲストも予告されYoutuberのヒカルが登場とのこと。個人的にも3年前から彼のファンで追っているので楽しみにしています。