昨夜23時08分頃東北地方で大きな地震が発生しました。地震規模を示すマグニチュードは7.3と発表され最大震度は福島県で震度6強。けが人の報告も多数、常磐自動車道では土砂崩れも発生。一夜明けその被害の全容が徐々に明らかになっています。本能ブログチームは10年前被災3県で仕事をしており、当時のことが昨日の地震で完全にフラッシュバックしあまり寝れない一夜を過ごしました。大震災からちょうど10年の節目でここまでの揺れ。当時の地震の余震とみられていますが引き続き大きなエネルギーがこの海域にあることを今回も思い知らされました。
昨年の311には記事を書いてたくさんの反響もいただき、ブロガーとして今回の地震もなにかの教訓にしなくてはと考え記事を書き「大震災時に何をすべきか」を当時の回顧も含めてお伝えしようと思っています。
電気→水道→ガスの順番で復旧
(震災当時自分が撮影した写真です。2011年3月16日撮影)
沿岸地域では無かったものの、震災後すぐに停電し情報を取るにも生活するにも困った記憶があります。電気は被災エリアにもよりますが、3日ほどで復旧。その後上水道、都市ガスの順番で復旧しました。ここで皆さんにお伝えしたいのが停電時の情報の取り方です。2011年当時もLINE、Twitter、Facebookは現在とほぼ同じ規模で普及しており連絡手段として利用することはできました。しかし、東北6県全体がほぼ停電し携帯電話の基地局も被災していので通信が不安定だった記憶もあります。しかしこういった大きな地震が時にまずオススメしたいのが、
通電している間にモバイルバッテリーに充電をする
ということです。自分の記憶だと通電が早い地域だと停電から1.2日、少し遅いエリアでも3~5日で復旧します。確実に言えることは
最強かつ最重要な電気は真っ先に復旧します
ということなのです。逆に電気がないと情報が全く取れないということにもなりかねないので、通電しているうちにモバイルバッテリーを充電しておくと長くスマートフォンを活用できます。大きな地震の後は気が動転してこういったことに頭が回らないことも多いのですが、ぜひとも「停電にそなえて」行なっていただくと良いかと思います。
(震災当時自分が撮影した写真です。2011年3月16日撮影)
次に復旧するのは上水道、下水道なのですがこちらは電気に比べると遅めの復旧のイメージです。自分が被災した地域だと一週間以上は復旧しませんでした。飲料水に困るのは当然のことなのですがトイレ等の水も流れなくなるため、大き方の排泄物を我慢した記憶がありますwそこで、お風呂の浴槽にトイレや手洗いの「生活用水」の確保をオススメします。今年は新型コロナウイルスの感染拡大対策のためにも手洗いは重要ですが以外とこの「手洗いの水」が無いことに困るのです。こちらもいつ断水するか分からないと言う意識ですぐにでも貯めることをオススメします。浴槽のサイズにもよりますが、一般的なサイズですと160L~200Lほど確保できます。
(震災当時自分が撮影した写真です。2011年3月16日撮影)
それと当時困ったのがガソリンの確保です。高速道路や一般主要国道が通行止めとなり東北への物流が完全に止まってしまいました。遠くのスーパーやショッピングセンターの物資情報をネットで手に入れてもそこまでたどり着く手段がなければ困りますし、現代のクルマはUSB端子を備えているものも少なくなくスマホや家電用品をクルマで使うこともできたりします。クルマを大きな発電機だと思い、給油は常に満タンにしておくのも良いかと思います。家の中が寒かったり暑かったりする場合は車中泊の方が快適な場合もあります。
(震災当時自分が撮影した写真です。2011年3月16日撮影)
食料に関しては備蓄しておくのがベターだとは思いますが、被災時に自宅に居るとも限らないですし賞味期限もありますのでまずは飲料水の確保がおすすめです。ウォーターサーバーを契約していればまとまった量が備蓄されているでしょうし、ご自身でネットから飲料水を買われれる方は「少し多めの注文」を心がける事が大切かと思います。それと、ここからはQOLを考えるとってお話にはなるのですが停電が続くと様々な活動が日没とともに出来なくなります。そこでロウソクとマッチやライターは常に常備しておいてロウソクはアロマキャンドルでも代用できますのでIKEAのたくさん入っているモノでも買っておいて損はないように思います。お湯を沸かせると温かい食事も調理できますのでカセットコンロ、カセットボンベもあると良いかと思います。では最後にまとめますね。
■震災後すぐに行動するべきこと■
・モバイルバッテリーに充電を開始
・お風呂の浴槽に生活用水を確保
・自家用車をガソリン満タンに
・飲料水は普段から多めにストック
・アロマキャンドルやロウソクもあると良い
・カセットボンベ、カセットコンロは貴重な温めグッズ
こういった行動が後の生活に役に立つと思うので、あれこれ準備せずまずはこの辺をチェックしていただけたらと思います。
今後、余震やさらなる強い地震が起こらないとも言えないので注意して行動していきましょう。