いよいよグランピング企画最終回。初の屋外&テント&無電源で都内っ子は一晩を過ごすことが出来たのか?安眠は担保されていたのか!?忌憚のない本音をスーパービギナーの視点で書いてみたと思います。
夜間のトイレと防犯と強風と
前回の楽しく美味しい夕食を経て。
そのご、ベッドメイクをし就寝となりました。このときの御殿場市の気温7.5℃と10を下回る寒さ。フロントのスタッフさんからは、
ファンヒーターつけてると暑いぐらいになるので布団の調節してくださいね
と心強いお言葉を頂いていたのですが、22時を過ぎてファンヒーターを1,2時間フルに稼働しても23℃に設定しても室温は16℃止まりw大げさじゃなく暑いぐらいの温度には一度もなりませんでした(泣)気を取り直して、布団を3枚かけ裏起毛のSupreme 的な上下スエットをパジャマとし床につくことにしました。しかし、就寝から2時間後
顔面の寒さで目が覚めます
注意事項でファンヒーターのつけっぱなしはしないようにと言う文言を忠実に守った結果でしたw室内温度は12℃。毛布2枚掛ふとんがあるとは言え12℃のテント内で顔面出しっぱなしは流石に寒かったです。と同時に、尿意も(失礼!)しかし、テントから以前ご紹介したトイレまでは、
ランタンを持ってダウンを着て徒歩3分
の距離。この時点で猛烈に気持ち的にアウトドアの洗礼を受けてますwと言っても、みなさんもご経験があると思いますが一度始まった尿意は全ての意識に混入しとてもじゃありませんが、そのままもう一度朝まで眠るなんて出来ませんよねw
意を決して完全にイルミネーションが終了し、ほのかにグランピングテントの明かりだけが灯る暗いキャンプ場をランタンを持ってトイレまで移動しました。こうした行動はキャンプ場で宿泊したことがある方ならあたり前のことなのかもしれませんが、初のテント泊でしたので嫌とか面倒くさいという気持ちが無くはないのですが、
この寒さで一気に目が覚めたー!!
と心のなかで思いました。かつこの日はなかなかの強風でテントが音を立てて揺れその音でも目が覚めてしまいました。この辺は自然で寝ているのだから当たり前なのかもしれませんが、もう一つ就寝時に思ったのが。
このテントってチャックしか無いし誰でも入って来れるじゃん
と入室時に思いました。この日の御殿場高原時之栖のグランピングエリア、フリーキャンプエリアは満席大盛況の状態。貴重品などは鍵のかかる車内に保管してあるとは言え、夜間トイレの帰りであったり飲酒している方などが間違って侵入してくるリスクは大いにあるなと心配になって寝れなくなってきました。
プライバシーエリアが施錠されていない恐怖
というものを大げさながら感じ、こういった気持ちも良い意味で捉えればアウトドアの魅力なのだと思いました。女子同士のキャンプ場泊はそういった配慮や防犯ってなされているのか少し心配にもなりました。ファンヒーターもつけたり消したりしながら少し起きてはまた寝ての繰り返しで初めてのテント泊、キャンプ場泊を体験。
無事に朝明けを迎えることに成功しましたwフリーキャンプエリアと共同使用の洗面エリアで顔を洗い、予約していたビュッフェの時間まで待つことに。テントの前に食事の時に使い常設されているテーブルと椅子のセットがありますので、もし自分でお湯を沸かしてコーヒーなどを飲む実力があればまた楽しかったり自分で朝スープ的なものも楽しめるのかなと思ったりもしました。この辺は徐々にスキルが上がっていく部分なのかもしれませんが。
グランピングエリアから徒歩10分ぐらいの所にある、大食堂。ゲレンデや高原のレストランの朝ごはんって雰囲気でいわゆる普通のバイキング形式でしたが素材が良いのか結構美味しいなと感じました。
食堂の近くには絶滅危惧種の馬も放牧されておりなでてあげることも出来ます。こうして、後片付けをしチェックアウト時間となりました。
では、本音を交えてまとめます。まずはネガティブ編から
・初めてのグランピングは(キャンプ)宿泊無しのデイキャンプからが良いかも
・冬キャンプは防寒との戦い(食事時、就寝時)
・夜間のセキュリティ面に個人的には不安が残った(女子同士、女子のみは特に)
・トイレや生理現象の対策も日程や予定の策定に必要
・モバイルバッテリーが無いと夜間寝れない時に星を眺め続けることに
・飲み物は冷蔵庫が無いのでクーラーボックス的な保温装置があると良い
・テント内で過ごす服装にも注意が必要
・強風時悪天候時の対策や代替案も検討するべきか
これが今回感じた、忖度のない正直な生涯一回目のグランピング泊のネガティブポイントだと感じた点です。正直、空前のキャンプブームでそのメリットのみが先行したりキャンパーのポジティブキャンペーンのインパクトが強く報じられますがアウトドア嫌いで苦手な自分が初めて宿泊も込のグランピングを経験したらこんなデメリットというか気持ちになったというのは、忖度なしの深堀りメディアである本能ブログのポリシー通りに正直にお伝えさせていただきます。
一方、メリット&素晴らしいと感じた点は
・野外で用意された素晴らし食材で頂くBBQは思い出に残る体験
・ファンヒーター付きのグランピングテントなら最低限温かい
・御殿場高原時之栖は景色、ロケーションが本当に最高
・デジタルデトックス体験で都内の喧騒を忘れられるほど静か
・屋外での食事、テントでの宿泊は強く思い出に残る体験になる
・夜間のイルミネーションは一見の価値あり
と言った所。じゃあ、結論今後もキャンプやグランピングに行きたいかと聞かれたらどうなのか。即答出来るほどメリットのみを感じたわけではなかったのですが、
春夏のトップシーズンや他のグランピング施設にも行ってみたい
と正直に思っています。これが今回の偽りざる本音ですし、タイトルにも書いたように設備やスタッフさんの対応も素晴らしく結果的に初心者向けだったのでは?とオススメしたい理由だったりします。
ここでしか見れない素晴らしい夜景は本当に感動しましたし、この景色を見るだけでも御殿場高原時之栖に赴く価値は十分にあると考えます。
こうして初めてのグランピング体験記が幕を閉じる訳ですが、中年になって初めてアウトドアに触れてみてそのメリットデメリットもはっきりと体感できましたし素晴らしさも十分享受できました。また違う形で今後もブログでグランピング施設をご紹介できたらと思っています。