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新説!?”水曜どうでしょう”と”エヴァンゲリオン”は似ていてるかもと思った話

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エヴァンゲリオンの全力レビューを書かせていただきまして、

www.honknowblog.com

たくさんの方に読んでいただき感謝しております。エヴァンゲリオンに新旧ファン入り乱れての様々な角度からのレビューが新鮮だったと感想を頂いております。で全く脈絡なく水曜どうでしょうなんだとお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、私さじゃんを始め本能ブログチームは”水曜どうでしょう”のファンが多くレギュラーシリーズが放映されている頃からのファンだったりします。今回、改めて最新作である”北海道で家建てます”と”ヨーロッパ21カ国完全制覇2020”を見直したところエヴァンゲリオンとの共通点が見つかったので個人的でかつ偏見にまみれた新説をお話させていただけたらと思いますw

両者とも1995、1996年放映開始

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1995年にタイムスリップしてみましょう。このとき日本で何が起こったのか、現代の若者は知らない方も多いかと思いますが平成7年に当たるこの年

阪神大震災、オウム真理教による地下鉄サリン事件

が起き日本人にとって世紀末を迎える少し手間のこの時期いろいろな思いに胸を痛めたそんな国民感情だったと記憶しております。そんな、不安定な情勢の中”うつ展開アニメの金字塔”であるアニメシリーズのエヴァンゲリオンが放映を開始し

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時を同じくして”ゆる旅罵り合いローカル番組の金字塔”である水曜どうでしょうがスタートしているのです。この2つのプログラムに共通するのは

ここまでの国民的長寿番組になると当時誰も予想できなかった

ことにあると思います。しかも、エヴァンゲリオンのアニメシリーズは古参ファンのホッピーやトモGPの話によるとアニメ版の最終回は物議を醸し出し当時相当ファンの間で問題になったとのこと。(私さじゃんはアニメシリーズはきちんと見ていませんw)水曜どうでしょうも北海道でも当初は話題にならず苦戦したと聞いています。エヴァンゲリオンは一年でアニメシリーズを終了し水曜どうでしょうも徐々に全国区になっていったものの5年でそのレギュラーシリーズを終了します。

リビルドされたどうでしょうクラシックと旧劇場版エヴァンゲリオン

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リビルドとは英語で再構築するという意味ですが、こと水曜どうでしょうに関しては北海道の枠を超え全国ネットで様々な時間帯で放映するためにリビルドされ”水曜どうでしょうクラシック”という名で過去作が作り変えられていきます。しかもこのクラシックは人気で幾度となく全国で違うタイミングで再放送が重ねられ見た人の脳裏に”水曜どうでしょう”を焼き付けていきます。このクラシックを当時自分も目にしてファンになった記憶があり、リアルタイムに水曜どうでしょうを知る必要がなくなったのです。ここまで繰り返し全国で再放映されるローカル番組を他に自分は知りませんので、いかに隠れた名作だったのかが今となっては驚きすら感じます。

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1995年秋から1996年春まで放送された同テレビアニメシリーズ、『新世紀エヴァンゲリオン』の第弐拾伍話と最終話をリメイクし、完全新作として上映されたものである。本作をもって『新世紀エヴァンゲリオン』は完結を迎えた。(Wikipedia)

スミマセン、エヴァンゲリオンに関しては最近ファンになったので当時の時系列が全く未知なのでウィキペディアからの情報ですがホッピーやトモGPからのレクチャーによるとアニメシリーズの最終話2話をリビルドして公開したのが旧劇場版だと聞いています。(私さじゃん見てませんw)つまり、エヴァンゲリオンのメインのアニメシリーズが終わったあとも反響の大きさや庵野秀明監督の考えもあってアニメシリーズの続きやよくある映画専用の劇場版ではなく、

レギュラーシリーズを作り変える

という異例の映画製作を行ったことは今の自分にとっても不思議でありここがまたエヴァンゲリオンたる所以なのかもと思ったりもしました。つまり何がこの共通項から言いたいのかというと、

作り手も作り足りず受けてももっと見たいと切望した結果

がまさか令和まで続く長寿シリーズを生み出したファクターなのではと個人的には考察しています。過去にも良くあったファンの希望や要望によってという、興行的にも期待できるから制作するという続編パターン。しかし、エヴァンゲリオンと水曜どうでしょうに関しては

制作側ももっと発信したい、続けたいという熱意を感じるコンテンツ

なのではと思うのです。興行的には両者とも大きなヒットが期待しにくいニッチな”ロボットSF”と”ローカル旅番組”であり続編制作には大きな壁もあったことと容易に想像できます。しかし、ここまで続いたのは受け手側の要望や興行成績だけでは無理だと思うのです。創作側の意欲や意思がなければ無理だと思うのです。そういった意味でもどこか似ているなんて思ったりもしています。

古参ファンも新しいファンも居る不思議な世界

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平成後期の生まれの方や令和世代の方は大泉洋が”俳優である”という認識が強いかとも思います。自分のように水曜どうでしょうのコメディアン的な大泉洋ではなく、映画やドラマやCMに多数出演する彼の印象からすると水曜どうでしょうというコンテンツは繋がらないのも無理はないかと思います。つまり、

彼を知った時期で捉え方が変わる不思議なタレント

それが大泉洋であり、北海道の方はまた彼の捉え方が違うと聞いています。

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一方でエヴァンゲリオンの庵野秀明監督もシン・ゴジラで知ったという方やこちらのジブリアニメの風立ちぬの主演声優だったことで知ったという方も少なくないと思います。自分も庵野秀明監督がエヴァンゲリオンの監督だということは知っていましたが、2021年までエヴァンゲリオンシリーズを一度も見たことなく宮崎駿監督と近いアニメーション監督というイメージしかありませんでした。庵野秀明監督は今後、実写映画にシフトしシンウルトラマン、シン仮面ライダーの公開を控えており

彼を知った時期で捉え方が変わる不思議な映画監督

と言えると思います。つまりこうした二面性や多岐にわたる活躍がエヴァンゲリオンにも影響を及ぼしたと考えられますし本当の最終回のエヴァンゲリオンが”シン・エヴァンゲリオン”だったことが自分にとっては新しいファンとしては納得できる部分もあります。

エヴァンゲリオンも水曜どうでしょうも古いファンは新作を見ると

これがエヴァだよ!どうでしょうだよ!

と嬉しそうに語ります。起承転結が見えにくい新作の”北海道で家建てます”のグダグダ感もシンジくんがいじけて戦おうとしないあの感じも95年当時と変わってない部分もあるのです。新参ファンからすると、

ーどうでしょうの盛り上がりってどこなの?またシンジはグダグダするの?これの何が面白いの?昔からのファンが気取ってこれが面白いんだ!って言いはるのが逆に無理ー

これは新参ファンな意見を自分なりに雰囲気で書いてみましたが概ね外れていないとも思います。つまり、古参ファンが懐古しながら楽しめるコンテンツでもありその一見さんお断り感が新参ファンを遠ざけている遠因になっているとも思うのですが、両番組とも大泉洋と庵野秀明という2つの大きな才能によって新しいファンを獲得し令和の時代にも求められるコンテンツとして大きな存在感を示しているのです。

 

全く毛色の違う2つのコンテンツですが個人的にはコアなファンもたくさん抱えつつ令和の時代まで求められる形にリビルドされ国民に広く愛される長寿シリーズになったと考えています。制作するプロサイドからも支持を集めていると聞く両番組。テレビ制作サイドにどうでしょうファンが多いこと、アニメーション業界でエヴァンゲリオンが人気なのも誰が見ても響くものがあるコンテンツたる所以だと思っています。

 

今回の記事は私さじゃんの仮説であり、独断と偏見にまみれているかもしれませんがwご笑納いただけますと幸いです。エヴァンゲリオンも水曜どうでしょうも心から愛しています。