今年こそ本能ブログメンバーでキャンプを!トモGPです。突然ですが皆さんは”スタッキング”という言葉をご存知ですか?ベテランキャンパーさんならだれもが知っているこの言葉、直訳すると”積み重ねること”という意味です。キャンプにおける様々なクッカー(調理器具)は基本的にコンパクトで積み重ねられるものが多く存在します。多くのアイテムを無駄なく収納することが出来ればそれだけ荷物も少なくなるので、持っているギアをいかにして上手くスタッキングしてコンパクトにまとめるのかあれこれ考えるのもキャンプの楽しみの一つかと思います。
昭和生まれの自分がスタッキングと聞いていつも思い出すのは、幼少期に大ブレイクしたコンパクトな文房具セット「チームデミ」です。
この写真を見てピンとくる人はおそらく自分と同世代でしょうw。今見ても物凄く魅力的なこの文房具、何でしょう、手のひらサイズの小さなケースに多くの文房具がきれいに収まっている感じに何とも言えないワクワク感を覚えてしまいます。キャンプギアにおけるスタッキングも正にこれと同じ感覚かと思います。未だ家キャンプのみの自分がメスティンやコンパクトなキャンプギアに惹かれるのも、そういったところにロマンや魅力を感じるからなのだと思います。
とはいってもなかなか忙しく家キャンすらまともに出来ていない近頃、しかも自分の手持ちのアイテムといったら、
メスティンとポケットストーブのみ、、。これじゃイカンと思い、昨年のホッピーの記事を読んででメチャクチャ羨ましかった”極厚鉄板”、
自分も欲しい、、そしてもちろん買うのであればメスティン内にスタッキングすることが出来るサイズのものを!というわけで今回は、それらのコンパクト過ぎるアイテムだけで本当に一食完結することが出来るのかチャレンジしてみたいと思います!
まさかのスマホサイズ!脅威の4,5mm厚 男爆鉄板
お馴染みのamazonで購入したミリキャンプメスティンです、ダイソーメスティンはどうしてもサイズがひとまわり小さいので最近のお気に入りはもっぱらコイツです。
蓋を開けるとこんな感じ、スタッキングするギアも少ないので1合ずつパッキングされたお米も収納することが出来ました。
お米をどかして、
中身を並べた状態です。ナイフもなけりゃカラトリーもない貧弱な装備ですが、それでもメスティン内にこれらのアイテムがキレイに収まると嬉しいものですね!そして左下にあるのが、メスティン、ポケットストーブに続く我が家の3人目のソロキャンギアアベンジャーズ、
男爆鉄板です!
ちなみに開封時はこんな感じでした。鉄板を持つとってと小さなヘラがついています。メチャクチャ小さいサイズなのに、油紙と麻袋がちゃんと付属しているのが本格的で嬉しいですよね。そしてやはり最初に焼くのはホッピーの様にステーキでしょ!?ということで用意したお肉がこちらです、ドン!
タイムセールで購入することが出来た和牛ランプ!鉄板に乗るようになるべく小さなサイズを選んだつもりでしたが、帰宅後実際に鉄板と比べてみるとこんな感じでしたw。
異様にお肉が大きく見えてしまう程の鉄板の小ささw。
さすがにコイツをまるまる鉄板の上に乗せる勇気はないので、今回はサイコロ状にカットして焼いていくことにしました。というわけで作るのはステーキ丼ですから、まずはご飯を炊いていきましょう!
調理開始!
固形燃料を1つ使用しすっかりお馴染みのご飯の自動炊飯です。燃料が燃え尽きるまで加熱したら、15分程蒸らしますので、その間にいよいよお肉を焼いていきましょう!
熱した鉄板にしっかりと牛脂を塗り、早速お肉を焼いててみましょう!
しかしこんなスマホみたいな鉄板で本当にお肉が焼けるのでしょうか?シーズニングも上手くいったのかわからないですし不安しかありませんが、まずは少量を恐る恐る鉄板の上に乗せてみました。
なんせ鉄板の厚みが4,5mmなので固形燃料の火だと鉄板がなかなか暖まりませんw。でも次第に香ばしい匂いと共に、じゅうじゅうと素敵な音が聞こえ始めるではありませんか!当たり前ですけれど、こんな小さな鉄板でもちゃんとお肉が焼ける事に感動しましたw。
ちゃんと焼ける事を確認した後は、一気に大量投入です!
そしてある程度焼けてきたところで、醤油、みりん、調理酒を1:1:1の割合で配合したソースを投入します。
とてつもなく良い匂いがあたりに立ち込め、このまま食べてしまいたい気持ちグッと堪えて、お肉は煮詰まる前にごはんの上に盛り付けてしまいます。
そして最後に鉄板に残ったソースにバターを少量加えて、多少とろみがついたらそのソースをかけていよいよ完成です!
完成・実食
出来ました!「和風ステーキ丼〜バター醤油風味〜」の完成です!
最初に焼いたお肉はそのまま「ほりにしスパイス」で味付けし、ダイレクトにいただくことにしました!
ほぼ生でもいける程新鮮なランプの赤身はメチャクチャ柔らかく、これでも焼き過ぎたかな?と思うほど。肉の旨みが凝縮しつつもさっぱりしているので濃厚なバター醤油がこれでもかという位にマッチします!少しクドイくらいのソースの味を大葉とわさびが程良く中和してくれて、肉→ご飯→肉→ご飯の無限ループが止まりません!
肉の旨みを存分に吸収したソースの染み込んだご飯がまた美味しく、このソースだけでご飯がもう一杯いける勢いです!もちろん「ほりにしスパイス」だけで味付けしたステーキも素晴らしく、ベランダですが天気の良い表で食べるというシチュエーションも相まって、あっという間に平らげてしまいました!
反省点そして気づいたこと
今回使用したお肉はランプでしたが、やはり赤身が強いと焼き加減が難しいです。しかも鉄板のサイズは小さいですし火力も安定しないので焼き加減が非常にわかりづらい。ミスジやサーロインのように多少サシが入っているお肉の方が表で調理する場合は良いかもしれませんね。
あとは”火力”問題”です、固形燃料一個で調理しきるのはやはりきつかったです。”出来なくは無い”というのが正直な感想です。やはり後半の火の弱さは否めませんし、何より時間との戦いになるので調理がバタバタし過ぎて全然落ち着きません!ごはんを炊いたりパスタを作る位が固形燃料の限界かなぁ、なんて思ってしまいました。キャンプ飯におけるバーナーの必要性を改めて感じることになった今回の家キャンでした。
というわけでお気に入りのバーナーを購入した際にはまたこの場でご報告出来ればと思っていますので、トモGPの【家キャン】シリーズ、次回もまたお楽しみに!