疲れた時はとりあえず美味いもの食べときゃなんとかなる、トモGPです。しかし同じ美味しいものでも、それをいただく環境によってその美味しさや感動は大きく変わるものです。今回訪れた鎌倉七里ヶ浜にあるお店、その名も「鉄板焼き七里ヶ浜」。地名ド直球な名前のこちらのお店も、そんな美味しさや感動を与えてくれる素敵な場所でしたので今回は紹介させていただきたいと思います。
交通の利便性は最悪だがいつかは住んでみたい街
タイトルからいきなりネガティブな出だしになってしまいました、予め言っておきますが自分は湘南鎌倉エリアは大好きな場所です!しかしタイトルに掲げた言葉、実はこれが湘南鎌倉エリアを何度も訪れている自分の本音でもあったりするわけです。そう、”交通の利便性の悪さ”です。例えば自分の職場が鎌倉周辺や藤沢辺りにあるとすればまた話は変わってくるのですが、やはり東京横浜方面に頻繁に出ることを考えると、どうしても”電車やバスの少なさによる移動の利便性の悪さ”は否定出来なくなってしまいます。そして避けては通ることが出来ないもう一つの理由が、”周辺道路の慢性的な交通渋滞”です。
原因は様々ですがその一つとして挙げられるのが、湘南鎌倉エリアにおける極端な宿泊施設の少なさです。一般的な観光地に比べてこの湘南鎌倉エリアの観光スポットは狭い範囲内にギュッと集中しているので、主要な場所を回るのであれば1日で十分だから、というのが理由とされています。そして周辺道路も狭く住宅や仏閣が密集していたり建築物の高さ制限などがあることも、その理由として挙げることが出来るでしょう。このようにして湘南鎌倉エリアは、実は全国でも類を見ない”日帰り特化型観光地”となったわけですが、その結果生まれたのが先ほどから述べている慢性的な道路渋滞なのです。しかし海山は近いですし仏閣も多く非常に風光明媚な場所なので、今はとても考えられませんが、死ぬまでに1度は住んでみたい街だったりもするわけです。
渋滞問題を補って余りあるドライブスポット
というわけで、「いまの段階ではとても住む気になれない」(あくまで自分の今現在の状況において!)などと酷いことも言ってしまいましたが、先程も言った様に風情もあり将来的には住んでみたいですし、何よりドライブで出かけるにはこれ以上無いくらい最高の場所だったりするのです。
特に江ノ島と鎌倉を結ぶ海沿いの道国道134号線、江ノ島方面からでも鎌倉方面からでも海沿いの道なので気持ちの良いことは間違い無いのですが、個人的には鎌倉のさらに先、逗子の辺りから海沿いの134号線を江ノ島方面に向かってドライブするのがオススメです。走行するのは左車線ですので、対向車に邪魔されることなく海沿いをドライブする気持ちよさは正に格別!多少の渋滞なんて全く問題になりません。そんな風に海沿いの134号線をドライブしている時に、以前から前を通る度に気になっていたのが今回紹介させて頂く「鉄板焼き七里ヶ浜」でした。
鉄板焼き七里ヶ浜
teppanyaki-shichirigahama.com超絶に前置きが長くなってしまいましたがようやく本題ですw。
位置的には江ノ島と鎌倉のちょうど中間地点、駐車場も完備され江ノ島電鉄七里ヶ浜駅から歩いて約5分と、アクセスも比較的容易です。
七里ヶ浜海岸の斜め前という絶好のロケーションにあります。パーキングエリアに入ってみればそこら中が自然とテラハ状態、
お店の並びにはこちらも名店、絶品カレーで有名なレストラン「珊瑚礁」があります。
実はオープンしてまだ1年という「鉄板焼き七里ヶ浜」、
モダンな佇まいとロケーションから瞬く間に人気店に、
駐車場奥に設置されたエレベーターから直接店内へ入ることが出来ます。
手指消毒と検温後に通された席に着いてびっくり!上の写真でおわかりいただけると思うのですがこの開放感です。温泉でもこのロケーションにはなかなか巡り逢うことは出来ません。メチャクチャ気持ちいいです!
この様に全ての席から雄大な太平洋を眺めることが出来ます。ぶっちゃけこの環境で食事が出来るだけでもう100点満点ですよね?
ランチは5,800円〜ディナーは8,900円〜、とこの環境で一流のコース料理を堪能出来るのであれば非常に良心的な価格設定なのではないでしょうか?自分はオマール海老も食べたかったので、全7品のディナーBコース13,800円を注文しました。
現地の食材をふんだんに使用したオードブルの盛り合わせからスタートです。目の前が海ですので当然海産物を中心としたオードブルは種類も豊富で盛り沢山、一つ一つ丁寧に作られていてカラフルな見た目だけではなくお味の方ももちろん美味しく、あっという間にたいらげてしまいましたw。
かぼちゃの冷製スープは少し燻製されていて、繊細で芳醇な味わいが楽しめます。
そしてメインでいただく食材の数々、お肉はもちろんA5ランクの特選黒毛和牛でロースとヒレの2種類から選択することが出来ます(今回はヒレ)。そして何よりも楽しみなのがその横にあるオマール海老です。そう、私トモGPは海老が大好物なのです!
雄大な風景をバックに、香ばしいオマール海老とバターの香りを拷問のように浴びせられ続け完成した一品がこちらです、ドン!
活けオマール海老のポワレ 白ワインとレモンのクリームソースです。爪の中まで身がギッシリ!焼いてそのまま食べたくなるような大きなオマール海老、正直クリームソースいらないのに、、、なんて思っていましたがそんなことはありませんでした。海老の風味を全く邪魔しない見た目より控えめなレモンのクリームソースは、海老の身やミソの風味を引き立て海老本来の味わいをより際立たせてくれます。レモンの風味が程良いアクセントとなり、クリームのコクに飽きることなくペロリといただくことが出来ました。
お口直しのシャーベットをいただき、
もう一つのメインである黒毛和牛となります。同時に作るガーリックライスの香ばしい香りを海老の時と同様に浴びせられつつ、目の前で調理する姿を楽しむことが出来るのも鉄板焼きの醍醐味だったりしますよね。
焼き上がったお肉とガーリックライス、赤だしと香の物も添えられ食べやすいカタチで綺麗に盛り付けてもらいいよいよ実食、いただきます!
最高な食材なので美味しく無いわけがありませんよね?脂の少ないヒレを選んだにもかかわらずジューシーなお肉は、やはり塩とわさびで食べるに限ります。
おこげの乗せられたガーリックライスも味付けが絶妙でモリモリ食べられちゃいます。しかし鉄板焼きの定番といえばこのガーリックライスですが、鉄板焼き+ガーリックライスの組み合わせって一体いつから広まったのでしょうか?「鉄板焼きって大体ホテルの高層階か地下にあるイメージですが、ウチはこのロケーションで食べることが出来るのが何よりの売りなのです。」と調理していただいたシェフのかたがおっしゃっていました。正直鉄板焼きって素材選びが最も重要であり、お店による味の差って実はそこまで無いと個人的には思っています(失礼な事を言ってすみません)、しかしそれを最高の景色の中で食べてもらう事でプラスαの特別な体験を提供しよういうこのお店のコンセプトは非常に素敵だなぁと感じましたし、何より本当に美味しかったです!
食後のデザートとコーヒーはさらに窓際の席に移動して楽しむことが出来て、もう至れりつくせりです。お腹もいっぱいでこのまま寝かせてくれと思いましたが、ここで一つ注意を。デザートをいただく席は食事の時以上にメチャクチャ景色も良くてリラックス出来るのですが、やはり表から見るとこのお店は珍しく見えるので確実に注目されますw。以前自分が前を車で通る度に「ここなんだろう?」と思いながら見上げていたように、お店の前を通る車からは100%見られますのであまり油断し過ぎないようお気をつけくださいw。
遅い時間帯に予約をしてしまうと海も真っ暗であまり景色を楽しむことが出来ないので、今の時期でしたらディナーなら17:30から18:00位、といった感じで季節に合わせてまだ明るい少し早めの時間帯で予約をとる事をオススメします。
潮風が心地良く日が落ちかけた江ノ島はまた格別で、帰りのドライブも言う事無しです。最高のロケーションでお腹も心も満たされる「鉄板焼き七里ヶ浜」、みなさんも湘南鎌倉方面を訪れる際にはぜひご利用してみてはいかがでしょうか。