酷暑が続く2020年代の日本の夏、クラシックカー&クラシックミニに乗っている自分としては初めての季節を迎えることになりました。購入&メンテナンスでお世話になっている専門店の方からは、
クーラーもちゃんと付いてますしミニは室内空間も狭いので意外と涼しく過ごせますよ
というお墨付きを貰っていたのですが実際にはどうなのでしょうか？包み隠さずお話していきます。
朝夜は大丈夫だが日中30℃以上になると厳しい室内
97ｙ以降のローバーミニの日本仕様車には基本的にエアコン（クーラー）が標準で装備されています。ぐるぐるとTEMPのダイヤルは冷たさ（個人的に大きな変化は感じませんがw)右側のBLOWERは風量になっております。自分のミニはセンターメーター仕様に改装されていますので使用時には助手席側の扉を開いてクーラーの吹出口を露出させる必要があります。
使うときだけ扉を開けるようにするという可愛いギミックです。必然的に冬場は閉じっぱなしになります。で、実際のクーラーの効きですが
ここ最近の30℃以上のカンカン照りの昼間は厳しい
と言わざるをTEMPとBLOWERは当然全開にしてますが、それでも車内で汗を拭わなくてはならないほどの暑さになってしまします。体感だと28℃～ぐらいでしょうか。これは車が悪いのではなく、
最近の日本（世界）が暑すぎることに起因している
と思います。ミニは悪くありませんｗしかし気温が低めの朝夕や夜間はその限りではなく、BLOWERを全開にしなくても窓を開けて外気の風を感じながら楽しくドライブできます。ですから、人間の快適さを車に求めすぎるのではなくクラシックカーやクラシックミニに合わせたサマードライブシフトが必要なのではと思ったりもしてます。
冷房効果を上げる扇風機（サーキュレーター）を導入
とは言え、クラシックミニで出勤したり仕事で日中使うこともあるので毎回汗だくになっていたのですが何か打てる対策はないのかと思い他のクラシックミニ乗りさんのYou Tubeやブログを検索していると、扇風機を室内に導入しているオーナーさんが多いことに気が付きました。そこで自分もと思ったのですが、
室内に12Vのシガーソケットが無いｗｗｗｗ
ということに気が付きました。自分だけなのかこの世代のミニにはないのか定かではありませんが、早くも扇風機の電源問題という地味なテーマにぶつかりました。そこで、探したのは
充電式の扇風機
でした。その中で自分が探した条件が、
・ある程度の出力があること
・充電式で連続使用で5時間程度持つこと
・クリップ式で設置が容易であること
・できれば見た目もローバーミニに世界観を壊さない可愛いほうが○
と言ったところでした。Amazonや楽天などネットの海を探しに探してやっと見つけました！
大風量！首振り！クリップ固定！充電式！こんなにマッチするものが世の中にあるのですねｗ個人的に見つけたときはビックリしましたｗしかも価格も3580円というお手頃価格。早速購入しました。
カラーは白×ブルーの羽のポップな感じに。当初はクリップをクラシックミニの極小ダッシュボードに留めていたのですが、レザー部分にあとがつくのが気になってさらに改良を重ねガラスに固定することを考案ｗ
ガラスにバキュームカップを設置しそこに400gの重量の扇風機を取り付ける作戦に変更！しかもこのバキュームカップのサイズや耐荷重にもこだわりましたｗ
このサイズ感だとクラシックミニの小さなフロントガラスやサイドガラスに取り付けても邪魔にならないので本当にオススメ！この取手に扇風機のクリップ部分を固定すると
標準で装備かのような違和感の無さｗｗｗしかも首も振ってくれるので狭い車内に冷気が回ってくれる感じがします。日中昼間でも熱くなくなったとは言いませんが、汗をかく頻度は少なくなったように感じます。体感で2～3度は下がったような気分になります。
ここまでしてクラシックカー&クラシックミニに乗りたいのは何なのか、すごく手間だし不便だし快適性は現代の車には遠く及ばないのですが
季節を感じて窓を開けて運転している楽しさを感じながら移動できる
体験は何もにも代えがたいドライブ体験だと思います。マセラティやアウディR8のようなスーパースポーツカーばかり乗ってきた自分が動力性能に圧倒的に劣るクラシックカーにこんなにハマってしまった理由は、いわゆる
足るを知る（身分相応に満足できる人」や「既に十分満足できる人」という意味）
を体現できるからだと思っています。EVやハイブリッドも環境に優しくCO2の排出量という意味では素晴らしいですが、古いものを大切に扱うこともまたエコな部分だと思って頂けたら幸いです。最後に今回登場したアイテムをご紹介してお終いとさせていただきます。
KEYNICE扇風機
