みなさんこんにちは、カレー好き集団「本能ブログ」のトモGPです。みんな大好き日本の国民食カレー、以前さじゃんの記事でも紹介させていただきました下北沢が”カレーの街”として有名になってきているように、最近は街中でカレー専門店を見かけることが多くなってきました。
どのお店もラーメン同様にこだわり抜いたその店ならではの味を楽しむことが出来ますが、カレーの場合ラーメンと違ってもう一つ楽しめるポイントがあります。それは”見た目”です。上の記事で紹介したお店カレーの惑星もそうですが、最近は味だけではなく”見た目”にも美味しいお店が多く存在します。そんなカレー店の中でもインスタグラムでよく見かける横浜のお店「丸祇羅(マルマサラ)」、今回はこちらを紹介していきたいと思います。
お店の場所は横浜のゴッサムシティ!?
横浜駅やみなとみらいを少し過ぎ、横浜スタジアムや山下公園のあるJR関内駅が最寄りの駅、伊勢佐木町という街にお店はあります。JR根岸線の線路を境に南側にある伊勢崎町は夜の繁華街としても有名ですし、ちょっとググってみてもらえるとわかると思いますが治安などに関する若干ネガティブな表記が多くみられます。どうしてもこの界隈は飲み屋さんや外国人のお店も多いのでもちろんそういった面も持ち合わせていますが、一言で言えば”賑やかな街”、新宿歌舞伎町なんかの雰囲気を想像してもらえるとわかりやすいかと思います。加えてディープなスポットも多く存在するので実は見どころが満載の面白い街だったりもするわけです。そんなこの街の魅力はまた改めてお伝えすることにして、まずはJR関内駅からマリナード地下道を抜け、伊勢崎モールへ向かいましょう。
メインの通りには、あの”ゆず”がデビュー前に長い間ストリートライブを行っていた場所なんかもありますが、
お店は少しアンダーグラウンドな雰囲気の漂う裏通りにありますw。
丸祇羅(マルマサラ)
お店の住所のあたりに到着すると道路沿いにおしゃれな看板が出ていますので、それがお店の入り口の目印です。
隣のフィリピンパブの看板に目を奪われがちですが、この細い階段がお店への入り口となります。よく見ると階段の脇にも看板とメニューが出ていますね。
なんともノスタルジックな雰囲気のある階段ですが、この建物の3階にお店はあります。
入り口も渋い感じで本当にここなの?と思ってしまいましたがよく見ると「丸祇羅営業中」の文字が!意を決していざ中へ!
街の雰囲気と入り口のインパクトに若干緊張を覚えましたが、いざ中に入ってみると思っていた以上に広くそして想像以上に(スミマセン!)オシャレな店内の雰囲気にまたビックリしてしまいました。
平日の昼間開店と同時に訪れたのですが、若い女性のお客さんを中心に周辺で働いている会社員の方達などあっという間に席は埋まっていきます。店内にはセミの鳴き声のBGMも流れ雰囲気は抜群、何より店内に充満するスパイスの香がたまらなく食欲をそそります!早速メニューを見てみます。
基本的にメニューは一つで、あとはごはんの量やトッピングでアレンジしていく形になるようです。本日のカレーの内容が細かく記されていますが、独特な自体と専門的過ぎる用語のダブルパンチで何が何だかさっぱりわかりませんw。とりあえず自分はベースのプレートにトッピングとしてホタテのアチャールとスパイス味玉を追加注文させていただきました。
それにしても置いてある小物や店内の雰囲気は本当にオシャレで、本当にここは横浜の伊勢佐木町なのだろうか?と疑ってしまうほどです。仕事の関係でこの街にはよく来るのですが、まさかこんなところにこんな素敵なカレー屋さんがあるなんて夢にも思っていませんでした。
一つのアート作品のような美しいカレー
まずはこのカレーの写真をご覧ください、インスタなどで見たことがあったとはいえテーブルに運ばれてきた実物のカレーの美しさ!色鮮やかでプレートを一枚のキャンバスにしたてたような一皿、写真を撮らずにはいられません。しかもこれが自分の大好きなカレーだというからもうたまりません。
南インドカレーをベースにアレンジされたプレートは、真ん中のご飯を境に右側にスリランカポークのカレーとトッピングで注文した別皿に盛られたホタテのアチャール、そしてスパイス味玉、
左側にはフェンネルキーマと別皿のチキンカレーとレンズ豆?のカレーが盛り付けられていました。正直スプーンを入れるのを躊躇ってしまいますが、お腹もペコペコなのでそんなことも言っていられません、早速食べていきましょう!
まずどのカレーも見た目のインパクトとは対照的に非常に優しい味です、食べ進めていくと段々とスパイスの辛さもでてきますが総じて非常にマイルドです。スリランカポークのカレーは豚肉も非常に柔らかく煮込まれておりお肉全体的にスパイスが染み渡り非常に味わい深いです。風味の異なるチキンカレーも非常に美味しく、これだけで一皿お願いしたくなるほど。対照的にフェンネルキーマはカレー感は少ないものの、ハーブの香りが非常に濃厚でカレーと一緒に頂くとまた違った味わいを楽しむことが出来、ごはんに綺麗に盛り付けられた副菜の数々も味に彩を加えてくれます。
トッピングで注文したホタテのアチャールは”ホタテのアヒージョインド風”といった感じでこれ一品で料理として成立しちゃう感じです。そしてスパイス味玉がカレーの味をより一層マイルドにしてくれます、このトッピングは必須ですね!
スプーンは止まることなく気づけば当然完食、大変美味しくいただくことが出来ました。ただあくまで個人的な感想なのですが、自分にとってはカレーの味が少し優し過ぎるように感じました。どうしても見た目のインパクトが強い分、味の方にもインパクトを期待し過ぎてしまったからかもしれません。ただスパイスラムチョップやスパイスイワシのグリルなど魅力的なトッピングもまだまだありますし、なによりこの街でこんなに本格的な南インドカレーを味わうことができるなんてこれほど嬉しいことはありません!
調べてみるとどうやらカレーの名店が多そうな横浜関内エリア、時間を見つけてまた色々なカレー店を訪れてみたいと思いますのでみなさんお楽しみに!