格闘技大好きです、PRIDE世代です、さじゃんでございます。昨日さいたまスーパーアリーナで行われた格闘技イベントRIZIN30。K1世界王者の久保優太選手のMMA転向初戦や朝倉海選手も出場するRIZINバンタム級トーナメントも開催される今大会。大会公式がYou Tubeに後日アップするアーカイブだったりネットニュースで結果だけ見てしまうと格闘技ファンとしては流石に味気ないと思い、今回格闘技ファン史上(自分史上ですがw)初めてPPVを購入し視聴することに決めました。結果的には満足する視聴体験だったので朝倉兄弟をはじめとする総合格闘技やキックボクシングブームで格闘技ファンは今後もっと増える可能性もありみなさまに”PPVにて購入視聴”するは大丈夫なのか?という疑問にお答えすべく筆をとらせていただきました。
前売り5000円当日5500円のRIZIN30のPPV
視聴するには大会公式からリンクが貼られているExciting RIZINというサイトにアクセスします。今回の自分のような初めての場合はユーザー登録が必要です。
名前、ニックネーム、メールアドレス、パスワードとこの辺は普通のECサイト感覚で入力していけると思います。
今回は前売り購入を忘れていたので(前日計量もYouTubeで見ていたのにw)当日購入5500円を支払います。本当は会場に行って応援してみたいと思ったりもするのですがコロナ禍だったり移動のリスクを考えると5500円払って自宅で疑似体験出来ると思えば個人的には高くないのかなと思いました。
チケット購入画面に移ると、応援したい選手のプルダウンメニューが現れます。これは応援したい選手に売上の一部が還元されるということで、個人的に応援している”朝倉海選手”を選択。これは、いいシステムだと思います。ただチケットを買うだけでなく、
選手を選択することでスパチャ的要素で推しやすく共感しやすくなる
と感じました。アメリカの格闘技界ではこうした取り組みがすでに導入されていると聞くので(UFCなど)RIZINのそうした動きに追従する感じだと思います。
クレジットカード情報を入力して手続きは完了です。確認メールも来てもあとは配信時間になったら、リンク先にアクセスすれば配信が見れるシステムです。クレジットカード決済以外にもコンビニ払いも選択できたのですが今回であれば500円も安いですし今後は前売りで買おうかと思っています。
配信開始から前半戦は配信速度が遅く不安な立ち上がり
スペシャルワンマッチが行われた前半戦は回線が状態のせいなのかもしれまえんが、度々映像が止まりバッファしている時間が多数見られました。これはサーバーの問題なのか配信環境の問題なのかわからない部分もありますが、今回のRIZIN30は前半から見どころの多い試合が多かったので一瞬で勝負が決まる格闘技において30秒ほど止まるのは致命的かもと序盤から見ていて不安になったのは間違いありません。
しかし、会場にいるのと同じ映像を見ることができ地上波放送ではカットされそうなRIZIN男塾塾長こと石渡伸太郎選手の引退セレモニーなんかも見れてファンとしては
PPVのノーカット感を改めて感じれて感動
しました。前半戦のスペシャルワンマッチを終えて後半戦はRIZINバンタム級トーナメントとなります。
後半戦は遅延がほぼなくストレスなく視聴
朝倉海選手とともに大会大本命の井上直樹選手の試合を楽しみしていました。彼は、19歳で世界最高峰MMA団体であるUFCと日本人最年少契約を結び戦ってきた逆輸入ファイターです。RIZIN参戦後も無敗で圧倒的な勝ちっぷりにこれからの日本のMMAのメインになる選手だと思っていましたので期待していました。
対するは”元ヤクザの格闘家”金太郎選手。日本の各MMA団体を渡り歩き、RIZIN参戦後もアグレッシブな攻撃力あふれる戦いをみせ地下格ファンやMMAファンからはそのキャラクターや強さも相まって人気の選手です。
ご覧の通りの地上波放送ご法度の金太郎選手入れ墨、しかもガッツリ和彫ですwですが、PPVであればこれらを消すことなく(地上波放送の格闘技の場合はタトゥーを隠すメイクが必要)選手の個性を表現できるのは普通に素晴らしいなと思います。下馬評では井上直樹選手が圧倒するかと思われましたが、度重なるカーフキックにも耐えフルラウンド攻撃し続けた金太郎選手。個人的はRIZIN30ベストバウトだったと思います。
試合結果は書きませんが、判定にまでもつれた激戦。ぜひ、皆さんにもPPVでライブでこうした素晴らし試合を見ていただけたらと思います。
今大会のメインイベントでもある、朝倉海選手のバンタム級トーナメント2回戦。今回の相手はRIZINでかなりの存在感を示しているボンサイ柔術軍団の4番手アランヒロヤマニハ選手。
右に映るのは6月の試合で兄である朝倉未来選手を衝撃の失神KO負けさせた、クレベルコイケ選手。その模様は本能ブログでも記事にいたしました。ですから、朝倉海選手として兄のためにもボンサイ柔術軍団にリベンジしたいという想いが強かったと思います。
試合前の記者会見でも全く敵意を隠そうとしなかった朝倉海選手。煽りVTRでも、
兄の屈辱的なシーンも流される中ある種異様な雰囲気で幕を開ける両者の2回戦。こうしたピリピリムードの試合はぜひ会場で観戦したいですがPPVでも十二分にその魅力は伝わってきて購入視聴して良かったなと試合前にすでに感無量になっていましたw
そんな因縁渦巻くメインイベントが遅延もなく1080pの最高画質で配信され続けているのを見て、素晴らしい視聴体験だと感じました。もちろん4Gであったり5GであったりPCあれスマホであれ受け手側の受信環境もあるかと思いますが、今回に関してはメインイベントに行くに従って視聴数も増えているはずなのに逆にバッファや遅延がほぼ無かったことは普通に運営を褒めて良いのではと思いました。お金払っているから当然だという声もあろうかと思いますが、配信側の気持ちも分かる自分としては素直にこのフォーマットは(PPV)素晴らしい視聴体験だと思いました。
こちらも下馬評では朝倉海選手圧倒的有利かと思われたのですが、アランヒロヤマニハ選手のタフさ、諦めないメンタルも予想以上にみられフルラウンドに持ち込む展開に。
腰の強い朝倉海選手が投げ飛ばされるシーンも見られ、ボンサイ柔術のポテンシャルの高さを改めて感じる試合にもなりました。
こちらも試合結果は書きませんが、朝倉海選手、アランヒロヤマニハ選手とも本当に激闘でしたし素晴らしい戦いでした。
視聴を終えて
今やフジロックやアーティストのライブも配信がメインになりつつあり、今回は初めてRIZINのPPVを利用してみましたが結果的には、
メインイベントになるにつれて遅延がなくなる
という計算されているのかいないのか分かりませんがストレスなく、iPhoneからミラーリングで大画面んのテレビでの視聴でしたが結果的には満足行く5500円でも高いとは思わない素晴らしい視聴体験でした。次のビッグイベントは大晦日のRIZINになるかと思いますが、こちらはダイジェスト版で地上波放送もされると思います。しかし、先程ご紹介した投げ銭システム(スパチャ的要素)も素晴らしく選手を応援する意味でもまた購入してみたいなと感じました。自分の好きなイベントに課金する時代のメインタームは今後も続いていくと思います。オススメします、格闘技PPV!