延期されること3回、一年半遅れで公開された007シリーズの最新作にしてダニエル・クレイグ最後のジェームズ・ボンドとなったノータイムトゥーダイが本日日本で公開となり、朝一番でしかもIMAXで最速視聴してきたのでレビューしたいと思います。
ダニエルの007の総決算的作品
6代目のジェームズ・ボンドとして2006年(15年前!)にカジノロワイヤルでデビューしたダニエル・クレイグ。当時007史上初の”青い目のジェームズ・ボンド”として物議を醸し必ずしも好意的に受け取られなかった、ダニエル・クレイグの007。
現在53歳のダニエル・クレイグですが、37歳の彼は流石に若い感じがします。007シリーズに登場するまで有名俳優というくくりにいなかった彼ですが、このあと、
2008年のダニエル007の二作目”慰め報酬”での好演を皮切りに、
2012年の”スカイフォール”で人気は頂点に向かい
2015年”スペクター”で集大成を迎えたと思われました。実はこの時点で、ダニエルの007は終了するかもといった噂もあったのですが(ダニエルが続編を望まなかったため)次作のNo Time To Dieの制作を持って彼のジェームズ・ボンドとしてのキャリアが終わるとアナウンスされました。英国国内での007人気は凄まじく、日本人や諸外国の人間が想像するよりもキャストであったり内容であったり賛否が渦巻くシリーズなのです。(日本で言う、寅さん的な?)自分はダニエル・クレイグの007からこのシリーズのファンになりましたので、今回の引退は大変残念ですが
受け継がれてこその007でありジェームズ・ボンド
という側面もあり7代目ジェームズ・ボンドが誰になるのか早くも英国内ではリーク情報もあるようですが(一部では初の女性も?)まずはダニエル・クレイグ最後の007を
見届けた率直な感想をお届けしたいと思います。
基本的にはスペクターの続編的ポジション
まず、IMAXで見てきたのですがスタッフがダニエル・クレイグへの餞として用意した上映時間はなんと164分。確かに見応えはありましたし、どのシーンもカットすべきテンポの悪い部分は存在せず、007シリーズのお約束もきちんと散りばめられ
ある意味で伝統芸能のような
作品になっていますwですが、初見でもギリギリストーリーは追えるようにはなっていますが往年のファンほど換気するような作品だと思います。
こちらの映像は過去のダニエル・クレイグ作品の軌跡を追ったもの。様々な裏切り、強敵、失恋、別離など彼を襲う数奇な運命の先に彼が迎える最後のジェームズ・ボンドこそがノータイムトゥーダイだったと思います。
車好き英国車好きとしては4台もの(4世代)のアストンマーチンが登場。最多出場のクラシックカーであるDB5をはじめ、
最新世代のアストンマーチンDBSスーパーレジェーラまでスクリーンで見ることが出来、これだけも本当に感涙モノでした。
ダニエル・クレイグ007の最後の敵は、ボヘミアン・ラプソディでアカデミー賞を獲得したラミ・マレック。今回は抑えた演技でしたが、存在感は抜群で素晴らしいヒールでした。
新型コロナウイルスという未知の強敵に阻まれたダニエル・クレイグ最後の007でしたが、これだけの延期を経て無事に公開されたことにファンとしては嬉しく思いますしスクリーンで二度三度と見たくなる映画だったことは間違いなく、まだ007シリーズを見たことがないという方も現在アマゾンプライムビデオで007シリーズ全てが配信されています。
まずは本日2021年10月1日に日本で公開され混たので速報的にレビューさせていただきました。また複数回見に行く予定なので、しつこくレビューするかもしれませんが懲りずにお付き合いいただけたらと思います。