2021年10月1日から国立新美術館で開催されている庵野秀明展に行ってきました。
エヴァンゲリオンシリーズからシン・ゴジラ、現在もシン・ウルトラマン、シン・仮面ライダーなど創作を続ける庵野秀明氏の作品と膨大な資料が展示されていて、好きな人にはたまらない内容となっています。
チケットは購入予約が吉
観覧チケットは前売りで購入するのが基本。
当日券も販売されていますが、時間に余裕がある人向け。ただ、当日券は庵野秀明展と書かれた半券が残るので記念に欲しい人もいるはずです。しかし、当日見られなくなるのは一番避けなければいけないので、事前に予約して行きましょう。
自分が行ける時間の1時間前の枠で予約がおすすめ
コロナ対策で混雑を避けるため、1時間ごとに区切って入場させているため、入場時間前から並びはじめ、予約した時間になったら並んだ順に入場していきます。
そのため、16時の枠で予約していた私は15:40ぐらいに現地に着いても、16時まで並んで、実際に入場できたのは16:10すぎたぐらいでした。最終的には30分ぐらい入場にかかっているようだったので、並ばずたっぷり見たいひとは、1時間前の枠で予約するのが吉。
15時のチケットを持っていれば、15:30に着いてもそのまま入場できて、さらに15時枠の人たちの入場もほぼ終わっているのでまわりに人がいない状況で、ゆっくり自分のペースで見ることができるようになります。
16時はおすすめしない
国立新美術館の閉館時間が18時のため、買い物も含めて18時に終わらせることを考えると、16時入場組は17時30分ぐらいには観覧を終えて買い物ブースに到着しないと、18時前のレジ混雑に巻き込まれてしまうので、実質の観覧可能時間は2時間ありません。入場にもたつくともっと時間が足りなくなるので、できる限り早い時間での入場をおすすめします。
展示内容と感想
第1章 原点、或いは呪縛
庵野秀明の幼少期に影響をうけたアニメ、特撮、漫画作品が展示されています。
彼が作ったものの展示はないが、彼の創作作業の原点であり、感性をつくったものたち。
ウルトラマンやメカゴジラの模型、ガンダムやヤマトの絵コンテなど、彼が幼少期に好きだったものが展示されています。
ウルトラマン飛行中の模型
ヤマトの絵コンテ
ガンダムの絵コンテ
第2章 夢中、或いは我儘
アマチュア時代からプロのアニメーターとして活躍するまで
DAIKONフィルムの動画など個人的には一番興味深かった。
自主制作の帰ってきたウルトラマンなど上映されていて、みんな足を止めて見ていました。すでにカメラワークなど
大学時代にこのレベルのアニメを書いていたなんて、ほんと才能の塊すぎます。
DAIKONフィルムのアニメなんかも流されていました。
絵コンテと実際の動画を見比べながらみることができます。
宮崎駿に指名されて書いたというナウシカの巨神兵が王蟲をぶっぱなすシーンや
TV版エヴァンゲリオンの設定画像やセル画など、圧倒的物量で飽きる暇がありません。
第3章 挑戦、或いは逃避
劇場版エヴァンゲリオンの後、ラブ&ポップやシン・ゴジラなどの実写映画から新劇場版エヴァンゲリオンまでの展示
実写映画を作る時の膨大な設定や資料など圧巻の内容です。
すべて実写にこだわった巨神兵東京に現る!の模型
ゴジラの構造解折り紙
エヴァのラフデザイン
もはやおなじみとなった第三村の巨大な模型
シンジがいじけていた場所も模型になっていたなんて
第4章 憧憬、そして再生
シン・ウルトラマン、シン・仮面ライダーなど、幼少期に楽しんだ作品の原点回帰を願い、ヒーローが初めて出現した世界観による衝撃と感動をエンターテイメント映画として再生することを試みている庵野秀明のこれからの作品が展示されています。
シン・ウルトラマンとシン・仮面ライダーも楽しみですね。
第5章 感謝、そして報恩
最後に、未来へ向けた継承のためアニメのアーカイブや保存の活動について紹介されています。
東京の会期が残り少なくなってきて、平日でも混雑するようになってきているようです。今後、大分、大阪、山口で開催されることも決まり、さらなる全国展開も十分よそうされます。機会があればぜひ。
会場 : 国立新美術館 企画展示室1E
会期 : 2021年10月1日(金)〜12月19日(日)
休館日 : 毎週火曜日
開館時間 : 10:00-18:00
全国巡回が決定!
大分展
会期 : 2022年2月14日(月)〜4月3日(日)
会場 : 大分県立美術館
大阪展
会期 : 2022年4月16日(土)~6月19日(日)
会場 : あべのハルカス美術館
山口展
会期 : 2022年7月8日(金)~9月4日(日)
会場 : 山口県立美術館