挟んで焼けば大抵のものは美味しくなるぅ!!トモGPです。昨年末にホットサンドメーカーを購入し今更ホットサンドに大ハマりしている私トモGPなわけですが、ホットサンドメーカーのレシピをググっていると結構な頻度で同じ様なメニューを目にすることがあります。特に「コンビニの食材縛りで作る簡単レシピ」なんてブログをよく見かけるのですがやっていることはコンビニで買ってきた食材をほぼ調理せずに挟んで焼いているだけ、当然タイトルには”絶品!”や”激ウマ!”なんて釣り文句を含むタイトルが付けられているわけですが、、、これ果たして本当に美味しいのでしょうか?
というわけで今回は”忖度無しのレビュー”をモットーとする本能ブログの私トモGPが、ホットサンドメーカーで作る簡単レシピが本当に美味しいのかを検証してみたいと思います!
ホットサンドメーカー定番コンビニアレンジレシピ
もはやソロキャンパーにとって必須のクッカーといっても過言ではないホットサンドメーカー、今回検証するのはキャンプ飯としても人気のこちらの3つのメニューです。
①中華まん
②チーズカレーパン
③鯖の塩焼きを使った簡単鯖サンド
では早速いってみましょう!
中華まん
ホットサンドメーカーを使用したキャンプ飯の代表格といえばこれ、多くのキャンパーを虜にし現在のキャンプ人気の火付け役にもなった作品「ゆるキャン」に登場する名物メニューです。
コンビニホットスナック界の帝王こと中華まんをなんとそのまま挟んで焼くだけ、ただそれだけです。
この状態からギュッと押しつぶして焼くだけなのですが、今回の全ての調理において共通していることが一つあります。それは、
ホットサンドメーカーの両面にバターを塗って焼くことです。これにより表面の焼き上がりがよりパリッとサクサクになるわけです。そして弱火で片面3分ずつ両面を焼き終えるとこんな感じなります。
アニメのまんまですねw熱々で美味しそうです。
一口食べてみてビックリ!中華まんなのに外がサクサクで中がフワッとジューシーという不思議な感覚、そして意外にもバターの風味が非常にマッチし今までありそうで無かった料理に仕上がっています。このメニュー実はあまり期待していなかったのですがめちゃくちゃ美味しいです。さらには作中にもあるように餃子のタレをつけて食べるとまた違った美味しさがw!冬キャンの朝食なんかで食べたらまたさらに美味しいのでしょうね、こりゃ流行るのも納得です。
チーズカレーパン
こちらは以前YouTubeで見かけてやってみたかった一品、少しだけ手を加えていきます。
と言っても特に大変なことをするわけではなく市販のカレーパンを真ん中で開いてチーズを挟むだけ、よりチーズ感を楽しむためにチーズは写真のように2枚挟むのがポイントとのことです。後はいつものように両面焼いていきましょう。
完成したものがこちらです。油で揚げたパンを更にバターで焼くという暴挙、カロリーの上乗せとは正にこのことですw、不味いわけがない!早速食べてみましょう!
これは美味い、サクッとまるで揚げたてのコロッケの様な食感。カリカリのバター風味のパンがスパイシーなカレーに良く合います!トロトロのチーズは2枚入れて大正解、こちらもカレーに合わないわけがない。言ってみたらイメージ通りの味なのですが熱々のカレーパンというのもなかなか新鮮で非常に美味しいです。指なんか油でギットギトになりますがw火傷しながら夢中で平らげてしまいました!
鯖の塩焼きを使った簡単鯖サンド
トルコ名物の鯖サンド、これをコンビニの食材だけで簡単に作ってしまおうというメニューです。レシピも数多く存在し鯖缶を使う調理方法が有名ですがより簡単に作るのであればこちら、チンするだけで食べることの出来るこの”鯖の塩焼き”、これを使用して鯖サンドを作っていきましょう。
こちらもカレーパン同様に一手間加えます、鯖の切り身は半分にしてダイレクトにパンに挟んでも良いのですがより食べやすくするために身をほぐします。生臭さを少しでも無くすために今回は皮の部分を使用しませんでした。スライスした玉ねぎも用意します。
パンをセットしたらスライスした玉ねぎを乗せ鯖の身を豪快に盛りましょう。アクセントとしてマヨネーズをかけブラックペッパーで味を引き締めまたら、後は上にもパンを乗せ今までと同様に両面をしっかりと焼くだけです。
焼き上がりがこちら、ジューシーな鯖サンドの完成です!和食の王道とも言える様なさばの塩焼きですが意外にもなぜかこれがパンによく合うのです。しかしこの鯖サンド、確かに美味しいのですが今回ばかりはバターが裏目に出てしまいました。調理済みの鯖の塩焼きが予想以上に脂っこく、そこにバターが合わさることでさらに味がくどくなってしまったのです。不味いわけではないのですが、これであれば普通にツナとチーズを挟んだ方が魅力的かなと思いました。やはり鯖サンドはカラッとした塩鯖を硬めのバケットに挟み塩とレモンで食べるのがオススメです。
まとめ
昨年末物の見事にホットサンドメーカーにハマり年末年始と凝った具材を作ってはパンに挟んで食べていました。しかし冒頭で”挟んで焼けば大抵のものは美味しくなる”とは言ったものの、やはり具材においてはある程度の下拵えや準備は必要なのでは?と思っていたのですがどうやら一概にそうとは言え無さそうです。では一体なぜ、これらの具材は挟んで焼くだけで美味しくなったのでしょうか?
大きな理由は
・温度
・食感
美味しさを左右するこの二つの要素にあると思います。まず温度に関して言えばやはり熱々のものが美味しいのは当たり前で、以前メスティンを使ったキャンプ飯でさんざん実証してきましたのでもはや説明は不要かと思いますw。
寒い冬なんかは特にその効果は大きくなるのではないでしょうか。カレーパンやサンドウィッチ等は常温が当たり前ですから熱々になっただけでその美味しさはグンとアップしますよね。
続いて食感、これも美味しさを左右する大切な要素の一つです。今回全ての具材をバターを引いて焼いていますのでどれも表面がパリっとサクサクなのです。このサクサク感の気持ち良さを、なんと我々の脳みそは美味しさと感じるる働きがあるのです。もちろん全ての人がそうとは限りませんが、実はこれは科学的に解明されている紛れもない事実なのです。ですのでホットサンドに限らず、普段の料理でもこの食感を意識することは食べ物の美味しさを左右する大きなポイントになってくるわけです。
そして今回試したメニューの中でダントツに美味しかったのが中華まんでした。皮肉にも一番何も手を加えなかったメニューが一番美味しかったのです。カレーパンも鯖サンドも確かに美味しいのですが正直想像通りの味というか、予想の範疇を越えることはありませんでした。ではなぜ中華まんは他のメニューより美味しかったのか?それは中華まんとバターの組み合わせという”意外性”だと自分は感じました。カレーパンも鯖サンドも結局は”パン”なのでバターが合うのは当たり前なのですが、中華まんにバターって実は意外な組み合わせだったりします。ただこの意外性は必ずしも功を奏するわけではないので中華まんの場合はそれが”たまたま上手くいっただけ”だとは思います。しかし温度、食感の他に意外性という要素がプラスされそれが見事にマッチしたことが、中華まんが他のメニューと比べ頭一つ飛び抜けて美味しく感じる結果に繋がったのだと思います。
人間が美味しいと感じる要素である温度と食感そして意外性、これらが合わさった時にいつもの食材は劇的に変化をし人間の”美味しさのスイッチ”をバチン!と押してくれます。単純と言えば単純なのですが美味しさの大切なポイントなのです。そんな美味しさのスイッチを簡単に押すことの出来るホットサンドメーカー、今後も色々と試していきたいと思います。