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伝説の名作!「宇宙戦艦ヤマト」をエヴァンゲリオン好きの自分が生まれて初めて見た話【ネタバレ無し】

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アニメ大好き、トモGPです!映像作品は映画からドラマやアニメまで分け隔てなく大好きで、食わず嫌いはせずに面白いものは面白い!をモットーに日々様々な作品を楽しんでいるわけですが、昨年末から年始にかけて一気見したアニメがありました、それがこちら、

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「宇宙戦艦ヤマト2199(テレビ版)」です。

今回はこの作品について触れていきたいと思います。

あの庵野秀明監督のルーツ

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今回見た「宇宙戦艦ヤマト2199(テレビ版)」は2013年に製作された誰もが知っている伝説のアニメ「宇宙戦艦ヤマト」のリメイク作品です。そもそもなぜ特に今話題なわけでもないこの作品に自分が興味を持ったのか?そのきっかけになったのは昨年末に訪れた「庵野秀明展」でした。

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以前当ブログのライターであるホッピーも訪れた「庵野秀明展」、

www.honknowblog.com

遅ればせながら自分もようやく行くことが出来ました。昨年のシン・ヱヴァンゲリヲン劇場版の公開を経てようやく完結を迎えた新劇場版シリーズ。そして2022年公開予定のシン・ウルトラマン、2023公開予定のシン・仮面ライダーとまだまだ話題が尽きない庵野秀明監督、自分もエヴァは大ファンでTV放送時から追っかけてきましたが、庵野作品自体は全てを網羅しているわけではなかったので「庵野秀明展」の内容は監督自身のルーツを知る上で非常に興味深い内容のものばかりでした。

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特に特撮や巨大戦艦などが出てくるSFに対する愛情を強く感じ、その影響は1990年放送の不思議の海のナディアやシン・ヱヴァンゲリヲン劇場版後半の戦艦バトルのパートなんかにも非常に色濃く反映されているように思いました。エヴァの登場人物達の名前が実際の軍艦に由来しているのも有名な話です。そんな戦艦好きで有名な庵野監督に大きな影響を与えた作品の一つ「宇宙戦艦ヤマト」、日本のSFアニメの金字塔でもあるこの作品に自分も興味を持ち見てみることにしたのです。

初めての宇宙戦艦ヤマト

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まず宇宙戦艦ヤマトに関する自分の知識と言えば、

・松本零士原作(実際は少し異なる)

・主題歌

・戦艦の先から波動砲という名のビームが出る

・キムタク実写版の存在

このくらいです。”存在は知っているけれど見たことはない”自分の中でそんな作品の代表が正に「宇宙戦艦ヤマト」です。しかし意外とそういう人達は、自分の様なライト層のアニメファンに特に多くみられるのではないでしょうか。

そして自分が勝手に描いていたヤマトのイメージ、

・なんだか小難しそう

・ヒロイックなロボットの不在

・松本零士のクセのあるキャラデザイン

あくまで個人的な意見になりますが、悪く言えばガンダムなどと比較して”極端に地味”なのが「宇宙戦艦ヤマト」のとっつきにくさに繋がる要素であり、今まで自分とヤマトを遠ざけていた原因でもあるのかなと改めて思いました。今までなかなか見ようと思うきっかけもありませんでし、今現在1974年放送のオリジナル版を見ようとしたらBlu-rayやDVDを手に入れなければ鑑賞する事が出来ないというハードルの高さ、そんな時に知ったのが今回見たリメイク版「宇宙戦艦ヤマト2199(テレビ版)」の存在でした。

宇宙戦艦ヤマト2199(TV版)

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正直なところオリジナルを見ずにいきなりリメイク版というのはかなり気が引ける部分もありましたが、調べてみるとどうやらこのリメイク版はオリジナルの基本的なストーリーは踏襲しつつ細かい矛盾点や表現の修正がされていて、当時はすくいきれなかったエッセンスの追加などもなされているとのこと。なによりオリジナルファンからの評価が高いというのが、当時のシリーズを観たことがない自分にとって安心して見ることが出来る大きなポイントになりました。しかもオープニングの絵コンテを担当したのがなんとあの庵野秀明監督で作品自体も非常に高く評価されているとのこと、基本的に単純な自分ですからもう迷いはありませんw、全話鑑賞させていただきました!

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結論から言ってしまうと非常に見応えがあり面白かったです。設定からヤマトの旅の目的、その中で織りなされる人間ドラマ、そして迫力のバトルシーンなど正直痺れました。近年見たアニメーションの中でも自分の中ではダントツのような気がします。それ位面白くて夢中になって見てしまいました。

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まず驚いたのが随所にみられる”純和テイスト”、登場人物の名前が「沖田」や「土方」など新撰組の隊士や歴史上の軍人の名前から引用されていて、作中の宇宙船も「ゆきかぜ」や「きりしま」といったまるで南極観測船を彷彿とさせるような名前がつけられています。しかしそれだけで別世界のようなSFの内容がグッと現実味を帯びて作品によりリアリティを与えてくれるのです。「取り舵いっぱーい!」や「ヨーソロー!」「撃ち方始めー!」など”戦艦”ならではのやりとりが宇宙で繰り広げられる様子は男子ならば鳥肌必至です。

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ヤマトの先端から発射されるビームである波動砲も、作品を見る前はバンバン打ちながら敵を蹴散らすイメージでしたがw決してそんなことはなく、むしろその存在自体にも深い意味が込められていました。これはネタバレではないので言いますが主題歌にもあるようにそもそもヤマトは戦争をしに宇宙へ旅立つわけではないのです。その辺りも自分は大きな勘違いをしていました。

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しかしもちろん航海が順調に進むわけはなく、時には激しい戦闘を繰り返しヤマトはボロボロになりながら旅を続けていくのです。無数の敵艦隊にたった一隻で立ち向かう姿には本当に何度も胸を打たれました。戦争の意味であったり環境問題や人種問題など現在我々が実際に直面している問題にも当てはめることが出きるストーリーには何度も考えさせられました。

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リメイクになり松本零士の独特なキャラデザインは現代のテイストに寄せられ多少マイルドになったもののそれでも好き嫌いが分かれるところではありそうです。ヤマトのデザインも確かにカッコいいのですが、決してガンダムの様にヒロイックで花があるわけではありません(ファンの皆様すみません!)。ただそのハードルを超えて見る価値はもちろん十分にありますしとにかくカッコよくて面白い!!日本アニメの金字塔となる作品がベースですからアニメファンでもそうでない方も見ておいて絶対に損は無いと思います、「宇宙戦艦ヤマト2199(TV版)」ぜひ皆さんもご覧になってみてはいまがでしょうか。

 

 

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199 (宇宙戦艦ヤマト2199)

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