身を削る笑いは何よりの武器!さじゃんです。今日ご紹介するのは、Netflixで配信が開始されたトークサバイバー!
ネットフリックスに足りないものはお笑い要素だということに、やっと企業も気がついたみたいでw日本のネットフリックスコンテンツに堂々と登場した千鳥。個人的には相席食堂も結構好きでアマゾンプライムビデオで見たりもしていたので個人的には期待しておりました。結論から言うと諸手を挙げて素晴らしいコンテツという訳ではありませんが、今後シーズンを重ねるごとにリファインされていくだろうフォーマットだと感じますし今回は個人的な視点でレビューさせて頂けたらと思います。
ドラマ×バラエティーというコラボが。。。
アマゾンプライムビデオのドキュメンタルの成功例を見て無理やり新しいコンセプトを出そうとして生まれた「ドラマ×バラエティー」。正直見進めていくと、バラエティーパートが面白すぎてドラマパートの内容が全く頭に入ってこないのです。
一応、一話ごとに面白くなければ降板というルールはあるものの明確に参加者の多数決とかでもなくドラマパート流れで突然降板を告げられこの要素が必要なのか分かりません。
ネットフリックスがいかに潤沢な資金でコンテツを制作しているかが分かるのがこちらのシーン。ドラマパートで起用される本格派の俳優の面々w一時期話題になった東出昌大さん登場していますw
お笑い芸人も全力のキャステイング
メインMCの千鳥は地上波でも引っ張りだこの人気芸人ですが、ケンドーコバヤシ・劇団ひとり・平成ノブシコブシの吉村・狩野英孝・塚地武雅などなど事務所や世代を超えたオールスターとも言える陣容のお笑い芸人が次々と登場します。
基本的にバラエティーパートは松本人志が作ったレガシー的フォーマット「すべらない話」に準じており、芸人たちが次々とエピソードトークを披露すると言った感じで進みます。このエピソードトーク自体は非常に面白く、テンポも良くて満足度は高めです。
こちらのクリップを見ていただけると分かるのですがセットや撮影機器にもネットフリックスジャパンの本気を見たような投資ぶりです。しかし、芸人たちのトーク自体は非常に面白くつくづくドラマパートって必要なのかなと思っていしまいますが。
序盤では芸人に混じって元アイドルの峯岸みなみまで登場wどこまでトークで芸人たちに食らいつけるかと思ってみていましたが彼女のポテンシャルは最大限に発揮できていて面白かったなーと思いました。
せっかくの芸人たちの渾身のエピソードトークをドラマパートが個人的にはテンポを悪くさせているように感じます。しかし、シンプルに話術だけでお笑いを提供している「すべらない話」に対して今回の「トークサバイバー」は、
幕の内弁当的なエンタメを目指した
結果なのもしれず、トークパートだけで良いとは思うものの新しい取り組みとしてシーズン2以降も期待したくなる出来ではありました。
制作は有名プロデューサーの佐久間宣行氏
今回のトークサバイバーの制作はあのゴッドタンでおなじみ、テレビ東京を一躍お笑いバラエティコンテンツの飛び道具として育てた佐久間宣行氏。個人的にも本当に注目している才能のあるテレビマンで、テレビ東京在籍なのにフジテレビの番組で見かけたりとある意味ボーダレスな活躍をする方だなと好感をもっていました。
佐久間宣行さんが目指したのは、違うコンテンツのコラボや融合だと思われドラマパートの映像はネットフリックス映画そのもののクオリティであり良い意味で「安っぽくない仕上がり」になっているのは、
佐久間宣行という才能とネットフリックスのコンテンツ力
なのだと感じました。もちろん制作のみならず演者側も大切な要素なのですが使い古された「芸人がエピソードトークを語る」というコンテンツを令和の今どのように見せていくのかの実証実験のようにも感じました。
幕の内弁当的要素は他にもあり、テラスハウスが発祥のスタジオガヤトークをノブと有名タレントが担い恋愛リアリティ番組的に見せているのも興味深かったです。
まとめ
・トークサバイバーの芸人たちのトークは本当に面白い
・ドラマパートがテンポを崩しているようにも
・ドラマパートでノブが突っ込むと余計に話が入ってこない
・シーズン2が制作されるならテンポ感があがるルール変更に期待
少し残念な感じもしましたが、まだ始まったばかりのコンテンツですから仕方ない部分もあるかと思います。しかし、素人あがりのYouTuberなどのトークと比べると芸人たちのトークは本当に切れ味がすごくて涙が出るほど爆笑させてもらいました。地上波コンテンツをめっきり見なくなった自分にとっては芸人たちのポテンシャルを改めて感じることも出来て、若い世代にも日本の芸人の凄さが伝われば良いなーと思いました。まずは気軽に1話だけでも見てみることをおすすめします!