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【ダイエット】16時間断食ダイエットは果たして有効か。医療関係者が思う3つの落とし穴【オートファジー】【ファスティング】

中年にとってダイエットは一生つきまとうもの。さじゃんです。実は本能ブログの人気コンテンツである”ダイエット”。過去にもいくつか記事をアップしてきました。

メンバーのトモGPによる、脂肪燃焼スープは非常に美味で好評を頂いております。金森式の断糖高脂質食の本では糖の恐ろしさについて学びました。今日は昨年話題になった細胞再生機能である”オートファジー”を起こさせるダイエット法の”16時間断食ダイエット”について自身も経験があるのでお話していこうと思っています。

日本で知られるようになったのは2020年ぐらいから

2019年に発刊されアマゾンベストセラーにも輝いて現在も人気のこの書籍”「空腹」こそ最強のクスリという本。この中で16時間の空腹時間(プチ断食)を作ることで、体内の細胞内部の古くなった悪玉タンパク質が新たに作り変えられるオートファジーが起こり、自律神経の安定・免疫機能の向上・血流の改善・肌が綺麗になるなど様々は効能が期待できるメソッドです。もちろん、巷で言われれいるようにダイエットにも有効です。詳しくは中田敦彦YouTube大学の動画が分かりやすいかと思います。

一般人のみならず、アスリートやボディビルダーの中にも取り入れている方がいると言うほどエビデンスに裏付けられた方法論だとは書籍を読んで感じました。自分も実践し1ヶ月ほどですが効果や医療関係者の視点として個人の見解を聞いて頂けたらと思います。

万能なダイエット法とは言えないかも

低血糖体質に方には不向き

こちらの図ですが、低血糖状態に陥った時に起こりうる症状です。女性に多いと思いますが低血糖になりやすい体質の場合16時間の断食中に低血糖状態に陥ることが頻発するリスクがあると考えます。つまり元々低血糖になりやすい方は16時間程度の断食でも辛い可能性があるということです。胃腸を休めるという点においては異論はないのですが、体質にも大きく関わってくる方法論だということは念頭においてもいいかなと思いました。

8時間の間に”何を食べても”は異議あり

こちらの書籍の言い分ですと8時間の間であれば何を食べてもOKとなっております。しかし、高血圧、高脂血症、高コレステロールの既往があったり予備軍である方がこの8時間の間に暴飲暴食しても無敵だ!とはならないのです。当然、8時間の間に摂取すべき食事は健康に留意したものであるべきですし時には好きなものをハイカロリーなものを食べてもいいかと思いますが、持病がある方や無い方でも8時間中のカロリーは無効になる!とはなりませんので注意が必要です。

判定時間は長めに考えるべき

健康になりたい!というテーマなら良いのですがこと”ダイエット”ということに主眼をおいた場合、この方法論では個人差はあるものの最低でも3ヶ月以上は続けないと確かな減量の効果を実感できない可能性があります。良くも悪くもプチ断食であり完全ファスティングとは違います。体に与えるインパクトが強ければ強いほどすぐに生体は反応しますが、16時間ごとに結局カロリーや栄養素が入ってきてしまうので(暴飲暴食したらなおさら効果薄)完全ファスティングほどのデトックス効果やリセット効果が”短期間では得られにくい”と思っています。16時間断食メソッドだけではないのですが、短期間で痩せる魔法の方法論はなくダイエットにはある程度の時間が必要だということは前提として覚えておいて頂けたらと思います。

個人的には1ヶ月で-2.5kgの減量に成功

昨年ですが一日たりともルールを破らず、16時間断食を30日間続けました。結果-2.5kgの減量に成功し体重だけではなく肌艶の向上や不眠の改善などの効果を実感できました。とは言え、イートタイムである8時間の間もやはり低糖質食であったり脂質に気をつけた食生活は送っていました。もともと、ラーメン屋などの高脂質食が苦手なのも良い方に影響したかと思いますが、”本当にお腹が空かないと食べ物を胃に入れなくなる”という素晴らしい習慣が身についたのも事実で、この方法論にも一日の長はあるなと感じています。

まとめ

・低血糖体質の方には向かない

・8時間の間に暴飲暴食したら効果がかなり薄れる

・長期的な目線で取り組む

・結局のところ体に負荷のかかるものを避けることが近道

自分も体験して効果を実感しつつも、医療関係者としてこうした結論に達しました。ダイエットは短期的に成功すれば嬉しいですし効果も実感できるかもしれませんが長期的な方法論のほうが結果的にリバウンドしにくいという論文も存在するほど

人間の脳は自分に都合よく出来ている

という事実は変わらないかと思います。自律神経を整えるとメンタルにもいい効果がありますし、過去に断食をしたことがなければ生体に対するインパクトが大きく結果が出やすいかと思います。しかし、元々太っていない女性や体脂肪が少ない方がこの方法を取り組んだところで劇的な効果が期待できるとは考えにくいですし様々な知見から人を選ぶ方法論だということが言えるかとは思います。

しかしながら、今まで全く自分の体型や健康に気を使ったことがない方であれば”とっかかり”として健康を見直す機会としては導入しやすく生活の質を下げない(会食を避けなくて良くなる)方法として良いのかもと思っています。自分は現在はまた違った方法論での減量に取り組んでおり、またブログでご紹介できたらと思っています。