本能ブログ【大人の物欲全開ブログ】

■物欲全開メディア”本能ブログ”■ブロガー/コラムニスト■メンズファッション/カメラ/時計/猫/ヘルスケア/ガジェット/レビュー/投資/

マセラティの新型SUV”グレカーレ”を見てきた【マセラティグレカーレ ジャパンツアー】【輸入車SUV】

「おまえもSUVにしてやろうか!」昭和ネタです、さじゃんです。今日は以前マセラティに長く乗っていたよしみで、

マセラティの新型SUVであるグラカーレの日本プレミアムツアーとなる「マセラティグラカーレジャパンツアー」に呼んでいただきましたので参加してきました。

全国18ヶ所をめぐる日本横断とも言えるツアーでラストは5月下旬頃にマセラティみなとみらいとなっております。名だたるスーパーカーメーカー、エグゼクティブメーカーがこぞってSUVに参入する中マセラティも主力SUVレヴァンテで販売台数を伸ばしており都内を中心に見かける機会も多くなってきました。

SUVを絶対に作らないと豪語していたフェラーリでさえ早ければ今年コードネーム”プロサングエ”というモデルは発表するかもと言われております。

グラカーレはミドルサイズSUVカテゴリ

今回の新モデルマセラティ・グレカーレですが、2021年11月にイタリア本国で発表されイタリア語で「地中海に吹く強い北東の風」という意味が込めれています。(マセラティは風に関するネーミングが多い)フルサイズSUVのレヴァンテに対して全長が約20cmほど短くなり(横幅はさほど変わりませんw)使い勝手を重視したサイジングでポルシェマカンやアウディQ5、BMWX5あたりが競合ゾーンかと思います。

エクステリアデザインはマセラティが誇る新世代スーパーカーMC20のデザインを踏襲しており、ここだけみるとポルシェ的な良い意味で押しが強すぎないデザインかと思います。エンジン構成は

・トロフェオ 3L V6ターボ 530ps (最上位)

・モデナ/GT 2L 直4+マイルドハイブリッド 300PS〜330PS

といったモデル構成です。ドイツ車や日本車に比べるとエンジンや装備で構成は違うもののシンプルで分かりやすいのがイタリア車の特徴だったりします。今後「フォルゴーレ」という完全EVモデルも登場するとのこと、欧州車のEVシフトへの流れが加速している証ですね。

マセラティのデザイン言語である3連のサイドベントも健在。好きなんですこれ、個人的に。一昨年までポルシェマカンに乗っていたからか、サイズ感は非常によく似ていると感じました。

フロントグリルやホイールも最上位トロフェオとあってかなり、オプションが盛られている感じですが、サイドベントが無いとポルシェの新型SUVと言われてもといったデザイン。

トランクスペースも必要十分でボディサイズの割に室内が広くないのはアウディやポルシェも同様なので、Q5&マカンキラーとしての立ち位置で真っ向勝負感がありますね。

リアのクォーターバックにはいつものマセラティトライデント。赤いラインはトロフェオの証です。こうした、3連サイドベントやトライデントを見るとマセラティだなーと感じさせるデザイン言語は流石の一言。

素直にカッコいいとは思うのですが、イタリア車らしいマセラティ車らしいと感じるのは個人的にはレヴァンテの方でした。

洗練された上品さなんかは、押しの強さもあいまってレヴァンテに一日の長があるような気がしますがグレカーレやMC20を見慣れていないという新車あるあるもあって黄色意外の実用的なカラーも見てみたいなと思いました。自分のようにマセラティファンもしくはオーナーじゃないと気が付かないと思いますが、グレカーレの世代(2022イヤー)からエンブレムのデザインが変更になっています。

お分かりいただけますかwトライデントの部分がコーポレートカラーのネイビーに統一されました。以前のゴロはこちら↓

個人的には赤いトライデントもカッコいいように思いますが、ネイビーの大人なロゴにも慣れていくのではと思っています。

インテリアはオール液晶メーターの新世代設計

運転席に座ったPOV視点のコックピットです。ステアリングに散りばめられたボタンの数がドイツ車風情を感じますがこちらも時代でしょうか。もう少しシンプルな方が好みですがここにこんなに物理ボダンを集中させるのには理由があり、

ドライブレバーがギリギリ物理ボタンではありますが、エアコンやライト関係まさかのハザードまで液晶ディスプレイ&タッチパネルに!!アウディやランボルギーニ・ウルスなんかもこういったコックピットですしレンジローバーも2面のタッチパネルを採用しているのでトレンドと言えばトレンドですが少々不安な感じもする昭和世代なのでした。

今回はデモカーということでエンジンはかけられませんでしたので、始動前のスピードメーターにはモデル名と走行距離が。この演出もポルシェライクだなーと感じていました。

一番驚いたのが、マセラティのアイコン一つでもあるインテリア中心に鎮座していたアナログ時計。エンジン始動前でしたのマセラティトライデントが写っていましたがこちらが時計部分となるようです。これでマセラティからすべてのアナログメーターが消えたということになり、一抹の寂しさを感じずにはいられませんでした。

室内の広さは全幅自体がフルサイズSUVのレヴァンテと同様ですのでほとんど同じ感じもしましたが、個人的にはほんの少しだけ狭いかな(あくまでレヴァンテとの比較です)と思いましたが大人5人乗車も普通にこなせるサイズで日常生活で考えれば必要十分な容量ですね。

後席もレヴァンテ比ですがやや、足元がタイトかなと思いますが十分広く大人が長距離の乗っても問題ないように思います。黄色いステッチが非常におしゃれですね。

後席から前席を見るとこのような視界に、非常にシンプルで個人的にはあっさりしすぎてドイツ車のようだと思いました。内装のレザーが赤だったりタンだったり違う色だとまた印象が違うのかなとも思いました。

パノラマルーフも装備されており、開放的な雰囲気を演出していますが個人的にはあまり必要なオプションではないかなと(結局日差しが強すぎて開けない事が多いw)

いかがでしたのでしょうか。あくまで今回のジャパンツアーはお披露目ということで試乗できたりエンジンを掛けたり出来る訳ではないので、車としての評価を下す段階にはないのですが今回のGW時点で全国合計100台以上のオーダーを獲得したとのお話でしたので、このサイズのSUVはドル箱コンテンツなのかなとも思いました。実際にポルシェもSUVの主力はマカンになりつつありますし。

まとめ

・内外装新世代設計のマセラティ

・デジタル化が顕著で好みが分かれるかも

・サイズ感は日本向きになった

・エクステリアも好みが分かれるかも

・室内は十分広く高品質

・ドアの開閉もボタンに

そうなんです、お伝えし忘れのでまとめに書きましたがドアの開閉もなんとボタンになっています。過去にマセラティグラントゥーリズモに乗っていた際、助手席のドアが内側から開かなくなるというトラブルに見舞われており緊急時を含めここが電子制御というのはいかがなものかと不安にはなりました。

ですが、初めてマセラティに乗るというオーナーに対しての訴求効果はたかいパッケージだと感じたグレカーレ。ギブリやクワトロポルテに比べると十分購買欲が出そう感じに仕上げているのが素晴らしいと感じた一台でした。今後は試乗する機会も頂けるとのお話でしたので楽しみにして皆様にレビューをお伝えできればと思っています。