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【検証】固形燃料炊き比べ!メスティン自動炊飯で楽しむ”ほったらかしご飯”【キャンプ飯】

どんな炊飯器よりもメスティンで炊いたごはんが一番美味しい!トモGPです。ありがたい事に前回のパックごはんの記事がご好評を頂きましたので、引き続き今回もごはんに関する話題をお届けしたいと思います。テーマはズバリメスティン自動炊飯 "固形燃料炊き比べ"です!

 

メスティン自動炊飯の楽しさ

そもそもメスティンとは一体なんなのか?キャンプをされている人であればもはや説明不要の定番ギアで当ブログでも過去に何度も紹介させていただいておりますが、簡単に言ってしまえばメスティンとは”アルミ製の飯盒”のことで、煮る、炊く、蒸す、焼く何でもござれの万能クッカーです。

www.honknowblog.com

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今までも様々な料理に挑戦してきましたが一番使用頻度が高いのはやはりごはんを炊く時です。メスティンで炊いたごはんは”とにかく美味しい”の一言に尽きるのですが、そちらに関ましては過去記事をご覧になっていただければと思います。そしてそのメスティンを使用する時の相棒ともいうべきアイテムがこちら、

ポケットストーブと固形燃料です。よく旅館の食事などで目にするあの青い固形燃料で今までもこの組み合わせで使用してきました。しかし実はキャンパーには御用達の固形燃料がもう一つあるのです。

固形燃料といえばエスビット!

青い固形燃料の他に、と言いますか本来キャンプなどの屋外で使用する固形燃料として古くから定番として使用されているのはこちら、Esbit(エスビット)の固形燃料です。

”エスビットは1936年にドイツ南西部のシュヴァーベンの製造者であるエーリヒ・シュムによって発明および命名されました。1933年、シュムはシュトゥットガルトに自身の名を冠した会社(シュム社)を設立し、"エスビット"をそのままブランド名として固形燃料とその関連製品の製造販売をスタート。エスビットは同社の主要製品として21世紀に至っても固形燃料の代表的な製品として製造・販売されています。Wikipediaより

エスビットとは軍隊などでも使用されるドイツの老舗固形燃料メーカーで”ポケットストーブといえばエスビット”というくらいキャンプ界では有名なメーカーです。実はAmazonなどで格安で販売されているポケットストーブはこのエスビット製を模倣したもので、昨年のキャンプブーム絶頂期にはこのエスビット製のポケットストーブはプレ値がつく程の人気商品でした。自分もオリジナルは変えず泣く泣くAmazonのコピー商品を使用していましたがそれも破損してしまい、今回ようやく元祖ポケットストーブとも言うべきエスビット製のものを入手することができましたので、こちらに付属しているエスビット製の固形燃料を使用してご飯の炊き比べを行ってみたいと思います!

固形燃料別ごはん炊き比べ

それでは早速固形燃料別にごはんの炊き比べを行い、調理完了までの時間やごはんの仕上がり具合を調べていきましょう。ここで押さえておきたいポイントは、

①自動炊飯で行う

自動炊飯、つまり固形燃料に着火をしたら”火が消えるまではほったらかし”ということです。自分のメスティンを使ったキャンプ飯は”簡単で美味しい”が基本なのでここはこだわっていきたいところです。

②固形燃料以外は全く同じ条件で行うということです。

炊飯前にメスティンにお米と水を入れて30分間浸水させる

火が消えたら15分間蒸らす

この2つの行程は同じ様に行って行きたいと思います。

ニイカタ カエン ニューエースE 25g

まずはお馴染みの青い固形燃料から。Amazonで購入すればこの1個25gの固形燃料40個入りが1000円弱と超絶お買い得、自分も何度も買っていますw。

先ほどもお話したようにメスティンでごはんを炊く際には、まずはこの様にお米と使用する分の水を入れしっかり30分間浸水させます。ふっくらとしたごはんを炊くための大切な行程ですのでここは横着せずにしっかり行いましょう。

30分待ったらいよいよポケットストーブにメスティンをセットし固形燃料に点火です、しっかり時間も計っていきましょう。ちなみにごはんのお供は大好きなイナバのガパオチキンとその横はシェラカップで作る目玉焼きです、重し代わりに乗せて同時に温めます。

点火後5分を過ぎたあたりで沸騰し吹きこぼれ始めました。メスティンの蓋が持ち上がらないように火にかけるときは何か重石を乗せておくことをおすすめします。後は火が消えるまでただひたすら待ちます。

青い固形燃料は固体差がかなりありますが大体25分前後で燃え尽きます。今回は燃え尽きるまで約26分でした。このあと15分間タオルにくるみ冷めないように蒸らしたらいよいよ実食です!

見事なまでにふっくらと炊き上がったごはん、底の方にはおこげもあったり多少芯が残る箇所もありますが問題なく美味しく食べることができます。先ほども少しお話したように燃焼時間に個体差がありますのでそのあたりが多少ごはんの硬さに影響を与えるかなと思います。まとめますと、

青い固形燃料

・燃焼時間:約25分

・火力:多少ムラあり

・匂い:なし

・価格:1回分約25円と安価(Amazon価格)

・ごはん炊き上がり:少しおこげがあり場所により少し芯がある

といった感じです。この青い固形燃料は自動炊飯だけではなく様々な料理を作るときにも頻繁に使用していますので特に今まで不自由を感じたことはありません。100均のキャンプコーナーなんかにも置いてありますので手に入りやすいですし圧倒的にコスパが良いのでキャンプ飯初心者にも非常におすすめです。

Esbit(エスビット)14g

続いてエスビットの固形燃料、自分も使用するのは初めてです。まず大きさからして青い固形燃料と比べて圧倒的に小さく、本当にこれ一個でごはんが炊き上がるのか心配になる程です。パッケージに関してはもはや説明不要のかっこよさ、”オレがオリジナルだ”と言わんばかりの存在感ですね。

意外だったのが匂いのキツさです。3個ひとパックで密閉されてはいるもののナフタリンの様なかなり強い匂いが漏れています。実際の雪山やアウトドアでは気にならないのかもしれませんが家で使用したり保管するとなるとちょっと考えなければならないかもしれません。初エスビット、早速着火してみましょう!

写真でもおわかりになるかと思いますが、まず青い固形燃料と比べて圧倒的に火力が強いのと炎の安定感に非常に驚きました。どの様な過酷な環境においても安定した火力を供給できるよう研究されつくされている感じが’この炎を見ているだけで伝わってくる様です。エスビットがこの業界でNo.1な理由がわかった気がしました。

こちらも5分を過ぎたあたりで吹きこぼれはじめました。沸騰する時間はほとんど変わらなかったのですが多少勢いはこちらの方が強く感じます。そして気になった匂いですが燃やしている間はそれほど気にはなりませんでした。あとは固形燃料が燃え尽きるまで待ちます。ちなみにこちらのごはんのお供はイナバのグリーンカレーと目玉焼きです。

燃え尽きるまで約13分と燃焼時間はなんと青い固形燃料の約半分でした。ここから15分間蒸らしますが果たしてごはんはちゃんと炊き上がっているのでしょうか?

はい、ご覧の様にしっかりと炊き上がっています!青い固形燃料同様に多少おこげはあるものの芯がある部分はほとんど無くこちらも非常にふっくらツヤツヤです。わずかではありますがごはんの炊き上がりに関してはエスビットの固形燃料に軍配が上がったように感じます。

エスビット

・燃焼時間:約13

・火力:比較的強く非常に安定している

・匂い:あり

・価格:1回分約100円と割高(Amazon価格)

・ごはん炊き上がり:多少おこげはあるがほとんど芯が無い

なぜエスビットは短時間での自動炊飯が可能なのか

ではなぜエスビットの固形燃料は燃焼時間が青い固形燃料の約半分なのに同じ様にごはんが炊き上がるのでしょうか?通常本来の飯盒炊飯では沸騰後は強火で12~13分加熱した後は蒸らしに入ります、エスビット1個でご飯が炊き上がるのはこの本来の飯盒炊飯の様に沸騰後も安定した火力を供給し続けることが可能なのと、お米の量が1合という少量だからこそ成せるわざなのだと思います。

しかしだからといって固形燃料がエスビット一択になるのかというと決してそういうことではありません。メスティンでの調理は炊飯だけではないので時には多少不安定でも長時間の加熱が必要な場合だってあります。燃料の匂い問題もありますしどちらも一長一短、用途に応じて使い分けていきたいところです。

どちらにせよ直火でコトコトアナログ感満載で炊いたごはんを熱々のメスティンから食べる美味しさは正に最高の一言に尽きます。多少おこげがあろうが芯が残っていようが関係ありません!屋外だけではなく家に居ても非日常感を味わえてしまうメスティン”ほったらかしごはん”、みなさんもぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?