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ワールドプレミア!!新型クラウンが”まさかの進化”でびっくりした件【トヨタ】【CROWN】

いつかはクラウン!さじゃんです。昨日インターネットで全世界に配信され話題になっているトヨタのフラッグシップ”新型クラウン”のワールドプレミアをYouTubeで見ていたので詳報をお届けしたいと考えております。クラウンと言えばトヨタを代表する高級車であり高度成長期の日本においてあまりにも有名なフレーズ”いつかはクラウン”を生み出した日本の車好きのランドマークだったりします。

令和世代、Z世代の方たちには全く馴染みがないと思いますがこうした形のクラウンが昭和・平成を駆け抜けこれに乗るために仕事を頑張っていた団塊の世代が確かにあの時代には居たのですw

こちらが現行クラウン(15代目S22型)になり2018年から発売になっています。クーペ的セダンスタイルでレクサスやアウディブランドにも近いデザインではありますがれっきとしたトヨタブランドのフラッグシップセダンです。街でも結構見かけるので車が好きじゃない方も「これがクラウンか!」という認識を新たにしていただけたらと思います。

日本時間2022年7月15日にワールドプレミア

事前リーク情報だと”次期CROWNはSUV化”すると言われていまし、前回ご紹介したマセラティを始め様々なブランドがSUVがドル箱とみて参入を続けている昨今ですのでこの流れはトヨタにも波及するであろうと個人的にも感じていました。

個人的にはデザインや嗜好の点から国産車に乗ったことはダイハツの軽のムーヴカスタムしかないのですが車好きとしてはトヨタのフラッグシップであるCROWNがどのような方向に向かうのか非常に気になっていました。

長いイントロダクションを終えて登場した4台の新型クラウン。通常こうしたワールドプレミアも場合グレード違いや色違いを2台程度用意したりするのはよく見る光景なのですがパット見4台も何で置いてあるんだろう?と感じました。

創業家のサイアーライン豊田章男社長です。今回の新型クラウンは彼の肝いりでスタートしたプロジェクトだということが後に明かされます。こうして過去のCROWNを見ると田舎だろうが都心だろうがどこでもクラウンって見かけたなーと思うと、カローラが大衆車ならクラウンは日本の高級車のスタンダードだったんだと感じます。

そうした誇りや意地みたいなものがひょっとしたらトヨタにおけるクラウンかもしれず、単なるフラッグシップにとどまらない非常に重要な位置づけの車なんだと改めて思い知らされました。

クラウンという名の新型車両はなんと4種類

アップルのKeynoteプレゼンばりに豊田章男社長からバトンタッチした、今回の新型クラウン開発責任者の中嶋裕樹さん。”ミッドサイズビークルカンパニー”という何とも言えないそのままのネーミングの会社の社長さんです。

最初気が付かなかったのですが、このシルバーのモデルはセダンに見えます。ですが4台並んだうち3車種ぐらいはSUVに見えたのですが。。そして中嶋氏から驚きの発表が!

今回の新型クラウンは4車種になります

???意味が分かりませんwクラウンと言う名をつけた車が4パターン出るということ!?!?

クロスオーバー

クロスオーバーと言う名前の時点で、セダンやクーペタイプが存在することを意味し(クロスオーバーと言う名前にボーダレスと言った意味がある)カローラクロス的なクラウンクロスと言った位置づけでしょうか。

リアデザインは現行ハリヤーのようでもあり、どこか見たことのあるような無いような欧州車テイストのデザイン感も感じますが相当に尖ったデザインであることは間違いありません。団塊の世代に向けて刺してきたイメージではないようにも。

スポーツ

スポーツという車種も登場。てっきり名前的にクーペタイプの2ドアかと思ったら普通にSUVです。SUVのSはスポーツだから良いんですけどネーミングセンスが。。

しかし、評価できるのは先程のクロスオーバーとは全く違う意匠のフロントマスクであるということ。並べたら4台同じ車に見えるかもしれませんが先程の車と同じ”クラウン”と言われても正直認識できる自信がないぐらい違う車です。サイドフォルムを見るとマツダのCXシリーズのようでもありレクサスのRX的でもあるなーと。

リアデザインも全然さっきのクロスオーバーとは違うのですが、かろうじてクラウンと言うエンブレムで同じクラウンなんだと思うレベルで違う車ですね。

セダン

これまた全く違う車が登場w現行セダンタイプの後継がこちらのセダンということになるのでしょうか。未来感を出しすぎたせいで中国車のようにも見えてしまう個人的にはヘンテコデザイン。

真横から見ると現行クラウンのようでもありレクサスのフラッグシップLSのようでもあります。このクーペセダンやっぱり一定の需要あるから作るんですねw

リアデザインもミニマムなコンセプトにしたいのは分かるのですが、シンプルになりすぎてやっぱり中国車みたいです。悪いい意味で。たしかに後継がこれしか出なかったらガッカリ感がすごすぎると思うのですが4車種登場させしかも他は全部SUVとなるとセダンが登場する意義も感じてしまうから不思議です。

エステート 

今回の一番の謎ラインナップがこちらのエステート。レンジローバースポーツっぽいデザインと車高の高さは品薄すぎて受注を停止しているランドクルーザーの需要の対抗馬なのかと思うほど。

スポーツとエステート、更にはクロスオーバーまで登場させてカイエン・カイエンクーペ的なニーズに合わせた差別化を狙ったのでしょうか。GLEなんかもクーペがあったはずなのでこうした王道のクロカンテイストのSUVも必要だったということでしょうか。

このリアデザインは完全に先日取材したマセラティグラカーレそっくりでびっくりしましたwちなみにグラカーレはこちら↓

SUVのデザインはスマホのように行き着くところに行き着いてしまうときっとみんな同じになっていくのでしょうw

新型クラウンって結局どんな車?

という訳でど派手に4車種すべてがクラウンということで、もはやトヨタクラウンではなく”クラウン”というブランドからセダンとSUVクーペとSUV出ますみたいなイメージなんだと思います。今までのクラウンはドメスティック向けの車でしたが今回の新型16代目からは世界的に発売を開始するそうです。

確かにトヨタお得意のハイブリッドシステムが全車種に搭載されますしEV過渡期の現代にあっては一定数の需要を満たしそうな気もします。

豊田章男社長が自信満々な時は妙な胸騒ぎがするのは自分だけでしょうかwいや、カッコいいなと思えるラインナップも無くはないのですがクラウンはもはや今までクラウン像ではなく”トヨタクラウン”という象徴として生き続ける事にしたのだと思います。クラウンという定義とでも言うべきでしょうか。これだけのラインナップであるならば、今後街中で見る機会も増えそうですし

いつかはクラウンじゃなくどこにでもクラウン

になりそうな予感もしますwレクサスブランドもあるなか、トヨタの新ブランド”クラウンシリーズ”はどれだけの存在感を示せるのでしょうか。現車を見る機会があったらぜひレビューや試乗もしてみたいと思っています。