好きなゲームメーカーはやっぱり任天堂!トモGPです。突然ですがみなさんは”桜井政博”という人をご存知ですか?この名前にピンとくるあなたはなかなかのゲーム通。しかし”桜井政博”という名前は知らなくとも、「星のカービィ」や「大乱闘スマッシュブラザーズ」というゲームタイトルはきっと聞いたことがあるのではないでしょうか?そう、この桜井政博という人は今述べた「星のカービィ」や「大乱闘スマッシュブラザーズ」を手がけた世界的に有名なゲームデザイナーなのです。そんな桜井政博氏が先日ついにYouTubeチャンネルを開設、そしてその内容が非常に興味深いものでしたので今回は紹介していきたいと思います。
ゲームの面白さを伝えつつゲーム作りの裏側まで紹介していこうというコンセプトのもと設立されたこのチャンネル、そもそも桜井政博とは一体どの様な人物なのでしょうか?
ゲームデザイナー桜井政博とは?
桜井政博
”有限会社ソラ”の設立者及び代表であると同時に日本を代表するゲームデザイナーの1人でもあります。「星のカービィ」シリーズと「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズなどテレビゲームを遊んだことのある人であれば誰でも聞いたことのあるこれら有名タイトルの生みの親である桜井政博氏は海外のゲームファンの間でも”サークライ”の愛称で有名です。
若干21歳で手がけたデビュー作であるゲームボーイソフト「星のカービィ」が全世界累計500万本以上を売り上げ、当時氏の在籍していた会社”ハル研究所”の経営危機を救ったことは有名な話しです。
昔のゲームソフトをゴソゴソ。
— 桜井 政博 / Masahiro Sakurai (@Sora_Sakurai) 2022年7月2日
あるはずのものがいくつか行方不明になっているような…? pic.twitter.com/T2FHUnjcxp
本人自身も大のゲーム好きで数千本を保有していると言われているゲームコレクション、その保管術が凄過ぎると度々話題になることもw
(ファミ通.comより)
そしてとても51歳とは思えない”異様な外見の若さ”は、マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の作者である荒木飛呂彦先生(年を取らない人で有名w)と並んでもはや吸血鬼ではないのか?とまで言われるレベルw。
こんなかんじ? “@m0ftn: @Sora_Sakurai 最近のふくらさんはどんな感じですか?” pic.twitter.com/TzU1dpkS1i
— 桜井 政博 / Masahiro Sakurai (@Sora_Sakurai) 2014年9月9日
そんな桜井政博氏は”猫好き”としても有名で、ツイッターなどに度々登場する愛猫の”ふくら”(スコティッシュフォールド)ちゃんはゲームファンだけではなく”猫好き”の人達の間でも「とてもかわいい」と一時期話題となりました。実は私トモGPも自分の猫を飼う時、この”ふくら”ちゃんを見て猫の種類をスコティッシュフォールドにしようと決めました。そんなゲーム以外の話題も豊富な桜井政博氏のユーチューブチャンネル、詳しく見ていってみましょう。
「桜井政博のゲーム作るには」
初回の動画でも述べられていますがチャンネル開設の目的は”ゲームの面白さを少しだけ底上げする”こと、ゲームデザイナーであると同時に大のゲームファンでもある桜井氏らしいコンセプトかと思われます。
しかし動画内で本人も指摘している様にゲーム制作だけに焦点を当ててしまうとどうしてもニッチなチャンネルになってしまうので、
・ゲームを作る人あるいは作りたいと思う人にささやかな気付きをもたらす
・ゲームのメカニズムを知ることでよりゲームを楽しむ
・他業種の現場や考え方を覗くことの面白さを提供する
と、目的を明確に細分化し間口を広げることでより多くの人が楽しめるようなチャンネル作りを目指すとのこと。
とにかく不特定多数の人間にゲームの魅力を伝えることで将来的にゲーム制作者を増やし、ゲーム業界をより豊かなものにするためのいわば”投資”と考えているので収益化も行わないようです。ゲーム愛に溢れる桜井政博氏ならではのスタンス、喋り口調は柔らかくとも強い信念のようなものを感じることができます。
この様に内容だけでも非常に興味のですが、このチャンネルの魅力はこれだけではありません。
もう一つの魅力
内容もさることながらこのチャンネルにはもう一つの大きな魅力があります、それはズバリ”あの桜井政博のプレゼンテーションを何度も堪能することができる”ということなのです。
短い時間に非常に簡潔にまとめられたまるで”プレゼンのお手本”ともいうべき内容。優れたプレゼン動画として真っ先に思い浮かぶのは”中田敦彦のYouTube大学”ですがほぼトークだけで完結させるあっちゃんとは対照的に、画面の情報だけでユーザーに目的やメッセージを伝えることを常に考えているゲームデザイナーならではのわかりやすい画面構成であったり編集で動画の内容がスルスルと頭に入ってきます。
ゲームデザイナーならではの動画編集に対するこだわりも垣間見られ、特に特徴的なのがとにかくデザインが秀逸だということ。アニメーションも盛り沢山でまるで任天堂の新作ソフトを見ているかの様なのですが、ただ楽しませるだけではなく”伝えるべきことは伝える”といったプレゼンテーションの本来の役割をもしっかりと果たす動画は見るたびに新しい発見があって見応えがあります。
単純に自分がこの方の大ファンということもありますが、良い意味でどこか常軌を逸した”変態的な魅力”を持つ桜井政博ならではのYouTubeチャンネル。すでに数本動画があがっていますが、そのどれも非常に興味深いものでゲームに関心がある人であれば尚更かと思います。ワクワクせずにはいられません、「桜井政博のゲーム作るには」今後も目が離せないチャンネルになりそうです。