昨夜宣言した通り、深夜2時に起きて(この時間に起きて仕事される魚市場、野菜市場関係者の皆様、競馬関係の皆様へのリスペクトが増しましたw)90以上に渡るApple新製品カンファレンスを英語で視聴しました。
ほぼほぼ事前のリーク通りでしたが、個人的には本当に衛星通信昨日に対応してきたのと完全にニッチな市場であるエクストリームスポーツ向けのApple Watchが出たことに驚きました。それぞれの製品がどのような特徴を持つかなどは大手メディアに譲るとして今日はライブで発表会を聞いて徹夜明けでこの記事を書いている私さじゃんが何を思ったのかツッコミを入れる相席食堂スタイルで本音で振り返ってみたいと思っています。
iPhone14・iPhone14Proはマイナーチェンジ
完全に今回のiPhone14は「13シリーズ」のマイナーアップデートにとどまった印象です。車で言うところマイナーチェンジ版iPhone13と言った風情です。ですが、画面サイズ構成が6.1インチと6.7インチシンプルになり個人的には分かりやすいラインナップ構成が好きなので交換が持てる感じに。
デザイン自体もほぼほぼ13を踏襲。個人的には角張ったiPhone4からの系譜のこのデザインが結構お気に入りです。現在も個人的に13Proを使っていますが画面割れのリスクを気にしないと裸で使いたいぐらいですw
Apple Watchでも搭載された自動車事故検知機能、iPhone14にも搭載され実際にAppleが自動車事故のクラッシュテスト(自動車メーカーがよくやるダミー人形のあれです)を繰り返して新しい衝撃検知センサーを搭載して自動的に緊急連絡に通報するシステムです。
医療関係者としてはこの機能は、素晴らしいと毎回思うのですが救急医療に携わったことがある人間からすると、以下のようなシチュエーションでかなり有効かと思います。
case:運転者が意識を失っているが同乗者は無事。だが無事な同乗者がiPhoneが操作できない(慣れない)老人や子供な場合
case:同乗者が居ない単独事故で運転者が意識はあるが腕を怪我して通報できない場合
こんな感じで緊急時というものは日常生活では起こり得ないアクシデントが連続します。緊急通報や救急隊の到着のタイムラグが短いほうが蘇生率が上がることは救急医療の基本であり、こうした即座に自動的に緊急連絡出来る仕組みを作ったAppleは本当にすごい企業だと改めて感じました。
緊急通報機能は衛星通信に対応したプレゼンがありましたが、日本のページには詳細は記載れていないのでもしかしたら米国とカナダのローカルな機能なのかもしれません。
結局今年も昨年期待した、TouchIDの搭載やUSB-C化が見送られた形になりました。13シリーズ使っている方はあまり優位性のない機種変更となりますので12以前のモデルイヤーの方々にはチップセットの向上やカメラの画質向上への期待であれば今年は乗り換えても良いかもしれません。
14Proの方もハードウェア的なアップデートは最小限に留まるものの、こちらのDynamic ISLANDと呼ばれるノッチを逆に利用し逆手に取った通知センターが特色だと思います。Proにのみ搭載したのは無印14との差別化と言う部分も大き以下とは思いますが、従来の通知センターとどれほどまでに印象が違うのか実機で見てみたいです。しかし13Proユーザーの自分的には買い替えるほどのインパクトのあるアップデートではありませんでした。
モデルによって微妙に出荷時期が違いますので取り扱いキャリアやアップルストアオンラインのページで詳細は確認いただけたらと思います。
Apple Watch Series8は女性の味方!?
Series8は体温センサーを搭載した以外はデザインの変更もなく、こちらもアップデートは小規模なものになりました。アクティブな利用が多いApple Watchですので、耐亀裂性能、防塵&防水性能が向上しています。後述しますが、新たに加わったエクストリームスポーツモデルのウルトラもそうした極限状態での利用を想定しているようですが、早い話
年々丈夫になり頑丈になり電池の持ちが改善
されていくのがApple Watchのあるアップデートの基本だと思っていただいて間違いないようです。やや大きなトピックとして取り上げられていたのが皮膚温センサーの搭載。
女性の月経周期をアラートしてくれる機能が搭載されました。日本でもApple Watchを愛用している女性は多く都内でもよく見かけます。通知機能がメインのウエアラブルデバイスから健康管理へとシフトする流れはAndroidのWEAROSにも見られますので、あえて女性をターゲットにしたという点もAppleらしい着眼点だと思いました。
iPhone14に搭載されたことで改めて日の目を見たApple Watchの転倒検出機構。自動緊急通報機能は一時期CMにもなっていました。
実際に自動緊急通報した様子がこちらのCMです、改めて見るとすごいテクノロジーだと思います。Series7と大きな違いがないSeries8ですが、こちらも過去機種を使っている方で画面表示領域を上げたい方のアップデートになりそうです。
今回のApple Watchに最大のトピックはこちらのウルトラの登場ではないでしょうか。ケースサイズも過去最大49mmのチタンケースでノーマルモデルよりもあらゆる点で限界性能が引き上げられています。Apple Watchに関して詳しく後日解剖していきますので、今回はこの辺で。
AirPods ProはチップセットがH2に
とうとうアップデートされた新型AirPods Pro。自分のノイズキャンセリングは大好きなので愛用しております。自分の場合メイン機がGalaxy FOLD3なのでGalaxy Buds Proと併用して愛用しておりますが、耳の形的にAirPods Proがあまりフィットしないのでその辺が改善されることも期待しております。(今回のプレゼンでイヤーチップの形状も改めて紹介されてました)
ノイズキャンセリングの能力自体も初代との比較で2倍になっているとのことで個人的には使ってみたいと感じました。ボリュームのコントロールも操作でできるようになったのも大きなトピックで普通に買い替えたいと感がてもリファインだと思いました。
オーダーは明日2022年9月9日夜9時から。気になる方は早めのオーダーが良いかもです。
まとめ
・ほぼ事前リーク通りのiPhone14シリーズで小さいサイズがなくなった
・緊急衛星通信に関しては日本では記載なし
・Proモデルの優位性は新型の通知センター
・Apple Watchはウルトラの影に隠れて地味なアップデート
・AirPods Proは正当進化で結構売れそう
昨年も記事にしましたが、
指紋認証が乗るかもとか、USBーCになるかもとか期待しすぎないでカンファレンスを英語でみると今年は様々なデバイスの正当進化を素直に受け入れられましたwAppleの企業理念は、
秘伝のうなぎのタレみたいに少しづつ継ぎ足す
アップデートであり悪く言えばジョブズ時代に登場させた新コンセプトのデバイスを(iPhone、iPad、MacBook Air)継ぎ足し継ぎ足しでティム・クック政権は大きくなってきました。ドラスティックなデバイスはAndroid勢に譲るとして来年あたりはiPhoneの大きなモデルチェンジに期待しつつ14の実機を触ってみたと思いました。次回はApple Watchについて掘り下げる予定です。