RIZN40見てきました。結果的にRIZIN全敗で終わったRIZIN40。結果的にポスターのサムライはAJマッキー、グラディエーターはパトリシオ・ピットブルということだったわけですが、、、
このポスター、左がBELLATOR、
— MMAアンケート (@MMA_question) 2022年12月31日
右がRIZINってことかと思ったら、
両方BELLATORだった…#RIZIN40 #パトリシオ #AJマッキー pic.twitter.com/i1OOWHEi0x
対抗戦、それぞれがいい試合をしていて、どちらに転んでもおかしくないような試合内容のなか、5戦全敗という結果に各方面から判定への疑問の声があがる結果になっています。
一人の素人格闘技好きの意見としてはキムスーチョルとサトシは勝ちでも良くない?と思いましたが、判定はともかくどれもいい試合で大晦日はもりあがって最高でした。
とにかく対抗戦が始まる時の選手入場でPRIDEのテーマが流れたときには鳥肌がたったことは覚えています。
5️⃣ of BELLATOR MMA's best
— BellatorMMA (@BellatorMMA) 2022年12月31日
5️⃣ of @rizin_PR's best
This one is 𝗡𝗢𝗧 to be missed!
🇺🇸 Full Replay at 8pm ET/PT on Showtime Sports#RIZINvsBellator#BellatorvsRIZIN pic.twitter.com/mQyDSpDxym
RIZINルールのおさらい
ダメージ
打撃とグラップリングを同じ重みで考え、効果的な打撃やグラップリング(投げ技・サブミッションなど)による試合への影響度を評価する。
試合への影響度とは、ノックアウトやタップアウトなど試合終了につながる可能性のあるダメージやアドバンテージがあったかどうかを意味する。
アグレッシブネス
ノックアウト及びタップアウト等の試合の決着を狙う攻撃についてどちらが上回っていたかを評価する。打撃、投げ、サブミッションなどのダメージ(効果)を評価するものではなく、積極的且つ攻撃的な行為そのものを評価する。
ジェネラルシップ
試合のペース、場所、ポジションなどの支配についてどちらが優れていたかを評価する。ただし、スタンドポジション及びグラウンドポジションに占めた時間割合を考慮して評価を行う。
上記3つの評価をラウンドごと(10-9、10-8)ではなく、全体として採点します。ダメージ、アグレッシブネス、ジェネラルシップは、それぞれ50点、30点、20点のシステムで採点され、総合点になるため、常に積極的な攻撃姿勢を望むRIZINの方針が示されたジャッジシステムとも言えます。
これを踏まえてRIZIN40後の各方面の発言をまとめてみました。
RIZIN40判定について
榊原信行CEOのRIZIN40総括
「判定のこと、これがユニファイドだったらどうだったとか、いろいろファンの方々の中でも言われてますけど、RIZINのルールですから、全体を通した中でのジャッジシステムなんで、結果5つとも負けてしまった。」「距離の離れた完敗ではない」と発言しています。榊原CEOは結果はこうなってしまいましたが、そこまでの差はなかったと感じたようです。
クレベル・コイケ選手
クレベル・コイケ選手は「極められた試合もなければ、KOされた試合もなかった。武田選手、スーチョル選手は勝っていたと思う。サトシの試合は1Rは負けていたが、2R3Rは有利だったと思う」と試合後インタビューで発言。こちらも内容では負けてなかったと感じているようです。個人的にクレベルの試合は相手のパトリシオ・ピットブルとお互いの長所を警戒しすぎてどちらもアグレッシブさに欠けていたところがあったと感じましたが、それだけ相手もクレベルのことを警戒していたんだと思います。
ちなみに、ピットブル選手は試合後にRIZINベルトをかけてクレベルとの再戦を熱望していたようです。
RIZINの海外事業部・柏木信吾さん
ユニファイドルール柏木採点は3勝2敗でRIZIN勝ちこしです。
— shingo kashiwagi (@MmaShingo) 2022年12月31日
RIZIN判定基準で負けました。
負けたけど負けてない。
負けたけど差はない。
RIZIN代表選手の皆さん胸を張って下さい。
日本の格闘技は弱くない‼️
最高の大晦日をありがとうございました‼️ pic.twitter.com/hdNUgP1j8g
RIZINルールだと負けかもしれませんが、世界的なMMA基準ルールのユニファイドルールだと3-2でRIZIN勝利と言っています。ラウンドごとの採点方式だと違った結果になったかもしれません。
ジャン斎藤
サトシvsマッキー、スーvsアー、伊澤vsシウは6者ともの判定勝利の解釈が成り立つから議論も白熱するというか……
— ジャン斉藤 (@majan_saitou) 2022年12月31日
プロレス格闘技メルマガDropkick運営ジャン斎藤さんは、サトシVSAJマッキー、キムスーチョルVSアーチュレッタ、伊澤聖華VSパクシウの3試合はどちらにころんでもおかしくなかったと言っています。
元DEEP王者ジョビン
どう考えてもサトシの勝ちです。贔屓してない。客観的に見てる。ふざけんな。
— ジョビン (@jyobin_channel) 2022年12月31日
こちらもサトシ勝ちの判断
堀鉄平
今日のRIZINベラトール対抗戦は、結果はRIZINの全敗ですが、堀口vs扇久保以外は、差がない、特にキムスーチョルさんと、サトシソウザは、勝ちでもよいと思います。
— 堀鉄平@闘う弁護士 (@horihudosanjuku) 2022年12月31日
判定が、わざわざ来てくれた格上のベラトールに忖度していたように、個人的に見えました😆
朝倉兄弟も所属するトライフォース赤坂オーナーの戦う弁護士堀鉄平氏は判定は全敗でも試合内容にそこまで差はなかったと発言
ルールと判断基準の明確化を
RIZIN40のジャッジペーパーが公開されたんで判定荒れた試合貼っときます。Dがダメージ、Aがアグレッシブネス、Gがジェネラルシップです。#RIZIN_40 #RIZINvsBELLATOR pic.twitter.com/zBxWdRbXEU
— 計量警察 (@Keiryoukeisatu1) 2023年1月2日
識者の間でも判断がわかれる今回の判定。ラウンドごとの判定ではなく、試合全体を通しての評価とダメージを優先するRIZINルールだから負けたということも言えそうですが、それでもBELLATORの選手たちは普段戦ったケージから四角いリングに立ち、RIZINルールに合わせてきて判定とはいえしっかり勝ちきったのですから、このほんの少しの差が世界との大きな差なのかなと感じるところではあります。RIZIN40最高でした。