正月に増えた体重をなんとか元に戻したいトモGPです。とはいうものの年末年始はどうしても美味しいものを食べる機会が増えてしまいますよね？つい先日自分が訪れたばかりのこのお店も巷で美味しいともっぱらの評判、しかも自分も長いこと行ってみたい！と思っていたお店です。南青山にある大人の隠れ家的餃子の名店”亜細亜割烹 蓮月”今回はこちらのお店を紹介していきたいと思います。
”亜細亜割烹 蓮月”中華料理世界チャンピオンが作る餃子
自分がこのお店の存在を知ったのは昨年2022年の9月頃、きっかけはこのお笑いコンビシソンヌ長谷川さんのYouTubeでした。動画によるとどうやらここの店主は中華料理世界大会で優勝をしたらしく餃子好きの間でも非常に有名、そして餃子はもちろん出てくる料理がとにかく全て美味しそうで是非自分も訪れてみたいとかねてから熱望していたお店でした。
”亜細亜割烹 蓮月”は南青山の乃木坂駅から徒歩約3分ほど歩いた場所、青山霊園そばの住宅街の片隅にひっそりとあります。店主の品川さんはHPにもあるように第7回中国料理世界大会の金メダリスト、修行中に中国出身の料理人から教わった点心の中の餃子がとにかく美味しく、それが今の蓮月の餃子のベースになっているとのことです。
静かな住宅地のビルの1階、月をモチーフにした赤い"蓮月"の看板が出迎えてくれます。表に面した窓からうっすら店内の様子が伺えますが、こんなに静かな場所なのに中は満席状態の混雑っぷりがよくわかります。
店内はテーブル席が少しとカウンター席数席のみで決して広くはありませんが、有名店特有の気取った感じや無愛想な感じも全く無く非常にに明るい雰囲気です。
餃子を含む厳選されたこだわりのメニューは全6品という少数精鋭っぷり。料理の名前を見ても餃子以外はどれも独創的でなかなか一筋縄ではいかない感じです。中華料理店ではなく亜細亜割烹と銘打つ理由がわかります、こうなったらもう全メニュー制覇するしかありませんw。
お通しのザーサイ
お通しとして出てきたのはこちらも病みつきになると言われているザーサイです。ただのザーサイではなく"ラー油の様なもの"であえて一手間加えてあるあるのがまさに病みつきポイントかと。ピリ辛でいきなりごはんが欲しくなってしまいます。
青唐辛子と胡瓜と香菜のサラダ
究極にシンプルな見た目とは裏腹のしっかりとした味付け、お酢？レモン？程よい酸味と青唐のピリッとした刺激がシャキシャキ野菜にぴったり、これはたまりません。なによりパクチーの量が絶妙！多過ぎず少な過ぎずな感じのパクチーがサラダ全体の味をまとめるイメージ、めっちゃ自分好みの味でザーサイに続きテンションがあがります。
特製手作り焼き餃子
そしてついに名物の焼き餃子の登場です。餡がたっぷりと詰まったまるまるとしたかわいいフォルム、一口で食べるには少し大きいサイズ感が嬉しいです。特性のタレをつけて食べますがそのまま食べても美味しいとのこと、それではいただきます！
あくまで奇をてらわない甘みのあるスタンダードな味。しかし皮のもちもち感、餡の味付けからお肉のジューシーさそして焼き加減などすべての素材や料理の行程がこだわりつくされているので美味しさの奥行きがまさに底無し、これは有名人も虜になるはずです。めちゃくちゃ美味しい。
羊肉の手作り水餃子
そしてこちらも気になっていた水餃子、お肉はなんと羊肉です。こちらは焼き餃子と異なり一口サイズ、こちらも厚みのあるぷるぷるの皮が食欲をそそります。水餃子専用のタレでいただくのですがなんでしょう、こちらはいままで食べたことのない様な味。確かに羊肉の風味を感じるのですがあの独特の嫌な感じが全くしないのです、しかもちゃんと水餃子として成り立っている！これはクセになります。
醤爆茄子（ジャンバオチェズ）
２種類の餃子をおかわりしたいところですがぐっと堪えて他のメニューも。こちらは茄子の炒め物でその名も醤爆茄子（ジャンバオチェズ）です。麻婆茄子とは異なる茄子の味噌炒めといった感じでしょうか？調べてみたら中国の家庭料理として非常にポピュラーみたいです。茄子はとろとろの食感で有名な熊本の長ナスを使用とのこと、実際に食べてみるとその肉厚さ加減に本当にびっくりします。とにかくジューシー、甘い味噌の味と絡まってこれまたごはんが欲しくなっちゃうメニューです。もちろんただ甘いだけではなく時折感じる豆豉(？)のしょっぱさがまた食欲をそそるのです。こちらも初めて食べる味にただただ感動です。
豚肉の炒め物（クミン風味）
出てきた瞬間に感じたクミンの香り、中華というよりエスニック風にも感じられるこれまた美味しそうな豚肉の炒め物です。丁寧に油が取り払われた部分の豚を使用している感じでネギの風味も加わり、見た目から想像していた味よりもかなりさっぱりとした印象です。とにかくクミンの香りがたまらない一品です。
タラコと干し貝の冷やしそば
上から順に頼んだメニューは先ほどの豚肉の炒め物で止めていたのですが、周囲のお客さんが皆メニューの最後に載っている”タラコと干し貝の冷やしそば”を注文しているのを見てつられて自分も注文してしまいました。冷やした麺にあたたかい餡がかかっているまさに”締め”にぴったりのメニュー。もはやどの様な味付けがなされているのか全くわかりませんが、貝の風味がほんのり香るさっぱりとした餡と冷たい麺の相性は抜群で、そこそこお腹はいっぱいなのにするする食べれちゃうのです。ここまで来るともはや何を出されても美味しいと感じる蓮月の魔法にやられていますがw、やはりこれもまた美味しいのです。
中華といえば強い火力と調味料で一気に調理したパンチが効いた味のイメージですが、蓮月の調理は一味違います。味の緩急のバランスが絶妙で、どのメニューも素材の味が生かされていてかつ味の奥深さを感じるまさに大人の中華（亜細亜料理？）。なかなか形容することが難しいですが、一言でいえば「とにかく美味しい！」のです。餃子をはじめこだわり抜かれたメニューはどれも絶品、皆さんも訪れた際にはぜひ全てのメニューにトライしてみてください！
ご存じの方もいらっしゃると思うのですが本能ブログメンバーは皆餃子が大好き！他にもおすすめの餃子のお店を紹介していますので、こちらも併せて読んでいただければと思います。いつも読んでいただきありがとうございます！
