アンニョンハセヨ！本能ブログの韓国コンテンツ担当、デザイナーSILVERです。
定期的に韓国人がおすすめする韓国ドラマシリーズを記事に書かせていただいてます。
よろしかったら過去の記事も是非読んでいただけたら幸いです↓
韓国では今ネットフィリックスの新作「ザ・グローリー ～輝かしき復讐～」が大人気！！
壮絶ないじめを経験した高校時代から十数年の時を経て、綿密に練った復讐(ふくしゅう)計画を実行に移し始めた女性。その目的は、自分をいたぶった者たちに、罪の代償を払わせること。
出演:ソン・ヘギョ、イ・ドヒョン、イム・ジヨン
原作・制作:キム・ウンスク、アン・ギルホ
ーNetflixより
(写真の白い髪色の人が作家のキム・ウンスク)
脚本のキム・ウンスクは韓国の大ヒット作をたくさん書いたスター作家！トッケビ、太陽の末裔、ミスター・サンシャインなどメガヒット作は彼女からしか生まれないと言っても過言ではありません。そんな彼女の最新作が今回のザ・グローリーなのです。
いじめという社会問題
そんな彼女が得意の恋愛ものではなく「いじめ」という社会問題と復讐を描くとあって発表されてから大変期待していました。日本でも韓国でも無くならないいじめ問題ですが今回は「いじめ」をかなり残酷に表現して心が痛くなったり目をつぶりたくもなりますが、ただ見ているだけで何もアクションをしない、誰も助けてくれない人にもフォーカスが当たります。
ザ・グローリーはいじめを主導した人が多いものの、個人の性格や家柄の背景を細かく表現しています。時間制限が日本ドラマよりもない韓国ドラマらしい緻密さとも言えますが。彼らが”いじめ”という集団行動を取る中で薄れゆく罪悪感の中ターゲットを地獄の中に放り込む感じが見て取れます。
16+（16歳以上指定）ですので、今の高校生が見ると勇気を出していじめの被害に遭っている子をを助けようとする気持ちが芽生えてくれることを期待したりもします。
個人の復讐は許されるか
壮絶ないじめを経験した主人公、ドンウンは頑張ってもいじめから解放されない絶望を経験し積年の恨みから壮大な復讐を計画します。いじめを主導した本人以外にもそれを手伝った人まですべての人に人生をかけて復讐をする。
確かに自分の夢も生活も人生をすべて失われた人が復讐を考えるのは観ている私達にもにも納得できる話です。しかし個人の復讐が認められると社会のルールとして法律や感覚が崩れてしまうのも心配になったりもします。同情は出来るのですが。
「いじめ」側は軽い気持ちで始めたかもしれないですが、やられた側には消せないキズになるの事をドラマは伝えます。
スター作家とベテラン女優とネットフリックスの資金力
ザ・グローリーはいじめという社会問題を扱っているものの他にも見たい理由がたくさんあります。主演の女優、ソン・ヘギョは実はヴィンチェンゾのソン・ジュンギさんと離婚した元妻。韓国では00年代のCMとドラマにたくさん出てた大スターです。40代の彼女ですが20代の俳優さんと一緒に演技をしていても負けない変わらぬ美人ぶり。
ネットフリックスの資金力で韓国のお金持ちの生活を見せるためセットやロケーションがすごい豪華です。見どころたくさんです。ザ・グローリーはパート2まであって3月にパート2が公開されます。現在はパート1まで公開されていますがこれから被害者の反撃がどうなっていくか楽しみです。重たいテーマではありますが、日本も韓国でも無くならないイジメ問題を正面から扱っているいい作品だと思いますのでぜひご覧になっていただけたらと思います。
