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もうやめてくれ!?擦られ続ける名作「トイ・ストーリー5」制作決定の知らせについて思うこと。【ピクサー】【ディズニー】

ジョン・ラセターは第二のウォルト・ディズニーである、トモGPです。つい先日気になるニュースが飛び込んできました、それはディズニーアニメ「トイ・ストーリー5」の制作が決定したとの内容。私トモGPはピクサーアニメ、特に「トイ・ストーリー」の大ファンです。本来であればファンにとっては手放しで喜びたいニュースなのですが、自分としてはは少々複雑な思いが。。おそらく世界中の多くのトイ・ストーリーファンが自分と同じ様な思いを抱いたはずなので、今回はなぜこのニュースがファンにとって複雑なのか?自分の「トイ・ストーリー」に対する思いとともにその点について触れていきたいと思います。

「トイ・ストーリー」が映画界にもたらした功績

ジョン・ラセター

CGアニメのパイオニア的作品でもある「トイ・ストーリー」を生み出したのは世界的にも有名なアニメクリエイター”ジョン・ラセター”、一時期はピクサーアニメーションスタジオとウォルトディズニーアニメーションスタジオのCEOを兼任し、現在はスカイダンスアニメーションのトップに就任している人物です。「トイ・ストーリー」の1作目が公開された1995年はアニメ映画というのは世界的にみてもまだまだ”子供向けのジャンル”といった位置付けがされていました。そこに革命をおこしたのがこの”ジョン・ラセターであり”「トイ・ストーリー」という作品なのです。当時は技術的にもまだまだだった”CGアニメ”というジャンルを映画でも楽しめるレベルに底上げし、かつ”大人も楽しめるアニメ映画”というものを映画界に確率した彼の功績は計り知れないものがあります。それは名作揃いのピクサー作品の一覧を見てもらえれば一目瞭然でしょう。

「トイ・ストーリー」との出会い

自分と「トイ・ストーリー」との出会いは1作目の劇場公開が終わって約半年ほど経ってから、公開当初は特に興味もなくスルーしていましたが”実は大人も楽しめる作品である”という噂を聞き近所のTSUTAYAでたまたま借りたのがきっかけでした。先ほども書いたように「トイ・ストーリー」公開当時はCGアニメはまだまだニッチなジャンルででしたし、そもそも海外のアニメ作品に全く興味がありませんでした。ところが評判を聞き試しに観てみたところまずはそのクオリティに圧倒され、さらに緻密に練られた設定やストーリーに涙し気づけば大ハマりしていました。

その翌日には当時暮らしていた場所からクルマで1時間もかかるトイザらスまでわざわざ行き、「トイ・ストーリー」のオモチャ達を夢中で買い漁るほどのハマりっぷりw。

現在と異なり当時のトイザらスはアメリカで販売しているオモチャもパッケージなどを全くローカライズせずにそのまま販売していたので、今でも大切にとってある我が家のウッディはオリジナルの俳優”トム・ハンクス”の声で、相棒のバズは”ティム・アレン”の声でそれぞれしゃべるのはちょっと自慢ですw。

そこからはトイ・ストーリーだけではなくピクサー作品、特にジョン・ラセターの大ファンとなり毎回新作を楽しみにするようになりました。2000年には「トイ・ストーリー2」が公開されその後は「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」「カーズ」など立て続けに名作を発表後、2010年ついに大傑作である「トイ・ストーリー3」が生まれるのです。

完璧すぎた「トイ・ストーリー3」のエンディング

ピクサーといえば作品毎に毎回新しいCG技術にトライすることで有名なアニメスタジオであるとともに、作品を増すごとに大人でも心に響くような練り込まれたストーリーでも定評があります。その極めつけがやはり「トイ・ストーリー3」です。

ご存知のない方にざっくりと説明しますと「トイ・ストーリー」とはアンディ少年のお気に入りのオモチャであるカウボーイ人形のウッディやスペースレンジャーのバズ、そんなオモチャ達の冒険や心の成長を描いたとてもハートフルな内容の物語。そしてトイ・ストーリー1〜3までは軸となる物語として"いつまでも持ち主であるアンディに愛されたい"(オモチャは子供に遊んでもらってなんぼ)というテーマがありました。「トイ・ストーリー2」は1作目が公開されてから約2年後の公開、そして「トイ・ストーリー3」はなんとそれから13年後の公開となりました。年月と共にもはや進化しきったCGアニメのクオリティもさることながらやはり特筆すべきはその内容。実際の年月と同様に物語の中でも同じだけ時が経過し少年だったアンディはもう大学生、そう、「トイ・ストーリー3」はかつて少年だったアンディとウッディやバズ達との別れ、そして彼らのの新たな旅立ちの物語なのです。物語の終盤、ウッディ達は最後ににアンディと再び遊ぶことができそして新しい持ち主のもとに行くという展開になるのですが、昔から観ていればいるほどもはや涙なしには観ることはできません。自分が映画館で嗚咽を漏らすほど泣いたのは後にも先にもこの作品だけ、しかも帰りの車中で運転しながら思い出してさらに泣くという醜態までさらしたのはもはや良い思い出です。それでも最後は幸せな気持ちなることができる、それほど完璧な終わり方を見せてくれた「トイ・ストーリー3」はいまでもピクサーの最高傑作に挙げる人が多い作品なのです。

まさかの『トイ・ストーリー4」の公開

そんな大団円を迎えたはずのトイ・ストーリーですが2019年にまさかの「トイ・ストーリー4」が公開されたのです。初めこのニュースが飛び込んできた時はなんとも複雑な気持ちになりました。あんなに素敵なハッピーエンドを迎えた物語に続きは必要なのか?さらに面白い展開が果たして待っているのか?自分と同じ様な気持ちを抱えたファンは他にもたくさんいたはずです。大好きな作品ですから続きを観ることができるのは単純に嬉しいのですが評価は賛否両論、今作については様々な意見が飛び交いましたが自分にとってはやはり微妙な内容となりました(あくまで個人的な感想ですが)。

謎のスピンオフ作品「バズ・ライトイヤー」

そして極めつけは2022年に公開されたスピンオフ映画「バズ・ライトイヤー」です。バズの誕生秘話を描く内容となっているのですがもう世界線がわかりません。そもそもバズってトイ・ストーリーの中のアニメ作品なんじゃないの?フルCGってどういうこと?これが許されるならもはやトム・ハンクスが実写でカウボーイものを演じて「ウッディ」みたいな作品を作ってもOKということ?そんなモヤモヤがMAXになったところで発表となったのが今回の「トイ・ストーリー5」だったのでした。

「トイ・ストーリー5」制作決定

news.yahoo.co.jp

今回「5」の制作が決定したということはついに制作側が「トイ・ストーリー」を永遠に擦り続けることができる免罪符を手に入れたようなものだと自分は思っています。この様な展開は過去にスターウォーズやスタートレックシリーズ、最近ではMCU作品にも見られ、下手をすると過去作の魅力すら失いかねない事態に陥ることもあるりえますしファンダムの炎上も不可避でしょう。しかし「トイ・ストーリー」がスターウォーズやMCU作品達と違うのは”「トイ・ストーリー」は自分達大人のものではなくあくまで子供達のための作品”ということなのです。ウッディやバズの活躍で子供達が喜ぶのであればそれは作品としては本望でありそれこそウッディやバズ達の願いでもある気がします。思うことは多々ありますがこうなった以上、今後は世代を超えてウッディ達が今度はアンディの子供達の手に渡る展開なんかもアリかな?なんて最近は思ったりもしていますw。「5」の発表を”終わりの始まり”と捉えるのではなく”今までにないフランチャイズの始まり”と考え、自分ももう少し長い目で今後もシリーズを見守っていきたいと思います。