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鬼滅の刃劇場版「上限結集、そして刀鍛冶の里へ」を観てきた全力レビュー

好きな柱は冨岡義勇。さじゃんです。今回は今月上旬から公開されているワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へを映画館で鑑賞してきたのでご紹介いたします。すでにTVアニメとして公開されている《遊郭編》の第十話、第十一話と新作の《刀鍛冶の里編》の一話を先行公開する映像作品です。

完全新作というわけではありませんが鬼滅の刃ファンとして数多く記事にしてきた者しての使命として行って参りました。

映画館での鑑賞を基準とした映像づくり

まずは遊郭編から。自分のように単行本も全て読んでいて配信や地上波で遊郭編を観終えて鑑賞している方がほとんどかもしれませんので、遊郭編のストーリーに関してあらすじを負うことは殆どなく無編集で10話、11話を垂れ流していた作りでした。こう書くと悪く聞こえるかもしれませんが、

宇髄天元と妓夫太郎との戦闘シーンは完全に映画館クオリティ

であり、柱の気迫や上限の鬼の圧倒的戦力を感じるにはフルスクリーンで音量マックスな環境こそ入り込めるのだと改めて感じました。

というかアニプレックスの鬼滅の刃へ賭ける想いの強さを毎度感じる作品だとも思っております。一度観ているストーリーで作画のはずなのにやっぱり鬼滅の刃って面白い作品なんだと言うことを改めて感じました。

妓夫太郎と堕姫の悲しみに満ちた人生ストーリーも配信で見ると泣けなかったのですが何故か大型スクリーンだと泣けてきて、映画館で作品を見る意味とアニメ版鬼滅の刃という作品そのものがTVアニメという枠組みを超えて最初からスタートしていたのかなと感じました。遊郭編だけをもう一度見るのもな~とお考えの方も騙されたと思ってぜひ映画館で観ていただくと今回自分が感じた違った形の印象を受けると思います。

刀鍛冶の里編はコミカルなシーンからスタート

無限列車編で炎柱である煉獄杏寿郎を失い、遊郭編では宇髄天元が柱引退に追い込まれた鬼殺隊。通称かまぼこ隊(炭治郎、善逸、伊之助、禰豆子)の戦い後の回復の様子が描かれたり炭治郎が刀鍛冶の里まで導かれるイントロダクション的お話が今回公開された第一話の内容でした。基本的には原作に沿って制作されている感じも見て取れて過去の部作と比較しても大きなイメージの違い等は感じませんでした。

今回登場する二人の柱とかまぼこ隊と同期の不死川玄弥も登場。彼らの人となりがやんわりと描かれ原作を追っていない方にも説明口調になりすぎること無くお話に誘導している感じは流石アニプレックスといったところ。しかし、一話単体で見た場合かなり遊郭編のラストの激しさとのコントラストが大きい為かかなりほのぼの感が続くため

この一話は逆に映画館じゃなくても良いかも

と思ったのも事実ですwあくまで新作のプロモーションの意味合いが多い”つなぎ”の作品ですから仕方ないのかもしれませんが。

4月からフジテレビ系にて放映開始となる刀鍛冶の里編。原作的には上弦VS柱の見ごたえのある戦闘シーンも数多く登場することからこの辺りをどの様に表現してくのかも楽しみです。鬼舞辻無惨を倒すラストまで制作陣は丁寧に描きたい!という意気込みが伝わる映像作品でした。