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【書評】”君は誰と生きるか”は生き方とビジネスの重要なエッセンスが詰まりすぎていた【永松 茂久】

最近”在り方””生き方”について深く考えているさじゃんです。先日下北沢を散歩している時に何気なく立ち寄ったTSUTAYA下北沢店。書籍ランキングの9位にランクインされていたこの本を何気なく手に取り

もし明日死ぬとしたら誰と過ごしますか?

というキャッチーなコピーに惹かれ読み勧めていくと非常に自分がすでに気づき始めていた人生の在り方だったり生き方を読みやすく言語化してくれた個人的には非常に人生において大切な本の一つになったように感じますので早速オススメしたいと思います。

君は誰と生きるか

君は誰と生きるか

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人々が勘違いをしている人脈という薄い接点

こちらがアマゾンのサンプルで読むことのできる冒頭の部分です。

・素敵な人に出会って人生をより良いものにしたい

・人脈が少ないことを劣等感に思っている

・知り合いのSNSを見ることに気疲れをしている

・仕事で苦手な人に悩まされている

みなさんも自分が書き出した4つの項目どれかは思いながら生きていたりはしませんか?自分は(私さじゃん)学生の頃から元々

自分が信頼できる友人が少数入れば良く広く浅い交友関係に意味はない

と思っていたタイプでした。とは言いつつも行動力はある方で色んな飲み会に出て自分のことを知り合いとか友達と思ってくれる人は少なく無かったのですが自分自身はこうした気持ちで20代の頃から生きてきました。言い方を変えれば

自分のことをよく理解していない人間のコメントをスルーできる能力

も持ち合わせていた自負があり他人との比較論で自分の幸福度を測ろうとしたり、人をん妬むような経験をしたこともありませんでした。ですからニュースピックスあたりで”大学や起業サークルで人脈を作ってスタートアップしたい”とか謳っている大学生の薄い人間性を軽蔑していましたw 

この本にも書かれていますが人脈を使って利益を享受してくれるような人間でないとメリットはもらえないのに、

とりあえず繋がりだけ名刺だけ交換しておけばビジネスチャンスになる

という勘違いが跋扈しているように感じます。特に昨今の都内を中心としたITベンチャー界隈を中心に〇〇さんを知っているとか〇〇さんと飲んでいるみたいな有名人マウントを取りたい人が居るもののよくよく観察すると本当に飲んでいるだけでビジネス上の関係値は深くないケースというのが5万とありますwこうした

SNS社会における本当に意味での人脈とはなにか?

を再定義するビジネスパーソンには改めて読んで欲しい一冊かなと思っています。

自分にとって一番大切な人を再定義する

1992年発売のクリスマスキャロルの頃にはと言う曲を知っていますか?若い方は多分知らないと思うのですが恋愛の別れ際をAKBで有名な秋元康が作詞をした楽曲です。
ーお互いをわかりすぎていて 心がよそ見できないのさ

近すぎて見えない支えは 離れてみればわかるらしいー

歌詞の一節にこのような部分が登場します。つまり恋愛においても人間関係においても

近すぎて見えないぐらいの距離感の人を大切にできる能力こそ最も尊い

と今回の永松さんは説いています。ビジネスにおける変革やイノベーションが内側から外側に波及するのと一緒で人間関係も地味ながらも内側から外側へとその影響力が波及しています。水面に投げた石の波紋のごとく。自分も本業は医療関係の仕事ですが、周りのスタッフへの感謝や謝意を示す行動を取り続けて組織が良い方に転がっていく実感を得ていてそれはこの本をよむ前から実践しており、

与え続ければ大切にすれば自分の仕事をサポートしてくれる人財になる

というイメージを長年の経営から感じて居ました。今回の書籍にも似たような記載があり、中小の経営者の方にも読んでいただきたいビジネス書というか哲学書に近い一面ももつ良書だと思います。

沢山セミナーに行くより一冊の本を何回も読み込もう

この本では、沢山に人間に無理やり会う機会を作ったりセミナーに参加するよりも沢山の本を読み自分が感銘を受けた本は何回でも読み込んで自分の中に落とし込んでいくほうが良いと説いています。たしかにこれは自分の中にもあった勘違いで遠くで行われている丸の内で行われているビジネスセミナーの方が尊い内容なのだと錯覚させるビジネスモデルに騙されている結果なのかもと思いました。書籍で簡単に手に入る本よりセミナーの方が内容がひどかったなんてケースは自分の中でもザラにあり、感銘を受けた本はもっと大切に読むべきだとも考えを改めさせられました。

まとめ

・ビジネスに限らず人間関係に悩む方には絶対にオススメの一冊

・物事の本質、ビジネスの本質を伝えてくれる貴重な視点

・師匠と弟子の対話形式なので非常に内容が読みやすい

・人生において本当に大切なことはなんのかと言う哲学的なアプローチも

・とにかくSNS世代の若手にこそ読んで欲しい

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買ってその日に一気読みするぐらい自分には刺さりましたし、自分がすでに気づき始めていた”在り方”を文章化してくれているみたいで非常に似た思想を感じたりもして本当に心から沢山の方に読んで頂きたい書籍だと思いました。人は聞き方が9割というビジネス書をバズらせた永松さんが心の在り方を解くという逆説的アプローチが本当に人の幅を感じさせる作家さんなんだなと。自分も生き方、在り方を模索していたので非常に感銘を受ける本となったことは間違いないです。みなさまもぜひ書店やアマゾンでお買い求めください!損はしないはずです、間違いなく。

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