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14年ぶりに優勝!!栗山監督の人間力がすごすぎたお話【WBC】【ワールドベースボールクラシック】

昨日の日本時間8時から行われた、WBC(ワールドベースボールクラシック)の決勝戦で日本代表はアメリカ代表に勝ち14年ぶりに優勝しました。日本列島を沸かせ続けてくれたWBC日本代表でしたが、個人的に選手はもちろん栗山監督の功績が大きかったのではと考えております。そこで今日は一日経って日本人が冷静な状態である今こそ栗山監督の人間力についてお話できたらと思っております。

栗山監督の人間力が史上最強メンバーを集められた

栗山監督はプレイヤー時代の印象よりも日本ハムファイターズの監督になってからの方が印象が強い方が多いかと思います。なぜならドラフト会議でスター選手を獲得したり

強い意志でアメリカ球団に入団を希望していた大谷少年を入団させた

のはご記憶にある方も多いのではないでしょうか。当時の写真は二人共若々しいのが印象的ですね。

当時ダルビッシュがメジャーへの挑戦を希望して渡米したのに伴い、ダルビッシュの背番号11番を継承したのも話題になりました。なぜ大谷が当時あれだけ固辞していた日本球団、日本ハムファイターズに入団したのか。後に語られることになりますが、

ー 2011年11月26日の3回目の交渉で「切り札」として出席した栗山監督は

「(自分が)大谷翔平という選手の家族だったとした時に、メジャーで活躍するために一番いいというのはという話をさせてくれ、聞いてくれといいました。大谷翔平がメジャーに行くために、なぜ先に日本でやらなければいけないのか、何を覚えなきゃいけないのか。マイナーリーグをたくさん取材させてもらったけど、こういう状況だから、先に日本でやるんだと言うことはしっかり伝えました」

と振り返った。 さらに

「来る来ないとか、そう言うことではなくて、自分の夢を果たすためにどういう選択肢があるのかということをちゃんと理解をしてくれと話をさせてもらいました。新しい道つくろうぜ! ということは伝えました」

と初出し秘話を紹介した。ー(東京中日スポーツ)

と言う逸話が残されており、日ハム以外の球団が大谷の投手起用限定の入団条件だったのにもかかわらず当時の日本ハムファイターズの栗山監督は二刀流の育成を約束したと言われております。こうした栗山監督の熱い説得のかいあって大谷選手はサプライズで日本ハムファイターズに入団しその後の活躍は多くの方が知ることとなるのですが、大谷選手と栗山監督の絆一つでもここまで語れるエピソードがある以上、不振にあえぐ村上宗隆選手と栗山監督の信頼関係も表に出ていない部分で色々あったと言われています。

ダルビッシュの説得のために栗山監督が渡米

元プロ野球選手で野球解説者の高木豊さんのチャンネルにWBC開始直前にダルビッシュ選手が登場しました。WBC出場を辞退しようと考えていたダルビッシュ投手ですが大谷選手からのLINEや栗山監督がわざわざ居住地のサンディエゴまで足を運び直接出場をお願いしたことを明かしています。

ダルビッシュ曰く『沢山言葉を頂いたが家族(子供が多いダルビッシュ選手)のために育児の戦力として自分が抜けることが難しい』と考えていたそうです。

ダルビッシュの家族に関しても栗山監督はサポートを約束。結果的に家族の事情で家族は来日しなかったそうですが奥さんの説得を栗山監督のお陰で出来たと語っています。

昨日の決勝でも自責点は1点失いましたが、メジャーリーガー相手に冷静に投げ込む姿は今回の若手中心の日本代表にとっては大きな支柱となっていたことは間違いないかと思いました。チームのために献身的に振る舞う姿は栗山監督の想定通り強い団結力を生む結果になったのではと思っています。

村上宗隆を信じ続けた栗山監督

不振にあえぐ村上宗隆選手をクリーンアップ(3,4,5番)で起用し続けた栗山監督。それでも村上宗隆選手自身も会見で語っていましたが満足いく打撃は出来ておらず、精神的にも追い詰められていたようです。しかしサヨナラ打を放ったメキシコ戦後の栗山監督のインタビューで村上宗隆選手について聞かれた際には

ーたぶん、本人の中ではまだ最後打ちましたけどチームに迷惑をかけている感じしかないんじゃないかとというね。あんなバッターではないので。本当に世界がびっくりするようなバッターである、僕はそれをこのWBCで証明したいという風に思っていやってきたので彼を信じる気持ちは揺るがないものがあるし。ただ打つきっかけを作るためには色んなことをしなければいけないのでね。なんとか彼の能力を引き出す手伝いが出来ればいいので。ただ今日は良かったですけど本人は悔しいんじゃなかという風に見える。ー

と語っています。このサヨナラ打だったり栗山監督の想いも汲み取った村上宗隆選手は昨日の決勝戦でも大事な場面でHRを放つわけですが、こうした信頼関係の積み重ねによって様々な選手とのシナジーを起こし続けた栗山監督だったのではと個人的には強く思っています。

こうして優勝し胴上げをされた栗山監督ですが、監督業とは戦術を考えるのが仕事ではなく

選手一人ひとりと向き合って人間として付き合う

という事をしないと信頼は得られないのだと会社を経営する自分的にも沢山の事を学ばせてもらった感じがします。もちろん、大谷翔平という稀有のスタープレーヤーの存在無くして今回の優勝は無かった気もしますが試合運びを観ているとチームプレイの重要性をメッセージとして伝え続けた栗山監督の連帯感が選手にシナジーを起こしたのだと持っています。

WBC日本代表の選手の方々、栗山監督、スタッフの方々おめでとうございます。沢山の感動をありがとうございました。

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