本能ブログ【富裕層メディア】

メンバー全員経営者■ブロガー■好き→ロレックス・ベンツ・ポルシェ・ライカ・RIZIN・バチェラー・韓国エンタメ・ハイブランド・旅行東京グルメ□ブロガー集団■富裕層のライフスタイル”本能ブログ■

シン・仮面ライダーが刺さった3つの理由をお話します【庵野秀明】【ネタバレあり】

仮面ライダーはV3からしか記憶にありません、さじゃんです。今回は個人的に楽しみにしていた庵野秀明監督のシンジャパンヒーローズユニバースシリーズの最終章とも言えるシン・仮面ライダーを劇場で鑑賞してきたのでレビューを書かせていただければと思います。昨年に公開されたシン・ウルトラマン、シンジャパンヒーローズユニバースに関しても記事にしておりますのでもしよろしければ、ご覧になっていただけたら嬉しいです。
 

ネタバレありのレビューになりますので未鑑賞で鑑賞予定の方は鑑賞後に読んでいただけたら幸いです。

1.特撮技術が大幅進化

サイクロン号と呼ばれる仮面ライダーの愛機が登場するのはシリーズではお約束なのですが、仮面ライダーの変身シーンや変身ベルトサイクロン号の変体シーンがメチャクチャ格好良くて子供の頃に見ていた東映特撮の雑な感じが全く無く

令和の技術で蘇らせた初代仮面ライダー像がとてつもなくカッコいい!

と心から思える映像美でした。

こちらの変身ベルトも令和風にアレンジされメチャクチャカッコいい雰囲気に!仮面ライダーってこんなに見せ方で印象が変わるヒーローなのだなぁと改めて実感しました。ウルトラマンと違い寸尺が変わらないで人と同じ大きさで戦うのもスケール感が小さいという声もあるようですが東映特撮モノはこのサイズ感が個人的には感情移入できるのと思うのでゴジラやウルトラマンとのサイズ比較をするのは違うような気がしています。

ライダーキック、ライダーチョップなど往年の技ももちろん登場しますが庵野秀明監督のアニメ作品のようなカメラワークで全く新しい世界観として表現されていて個人的にはワクワクした戦闘シーンだったりします。

このライダーキックのカッコよさを見るためだけに映画館に行っても良いようなものwそんな現代の特撮技術を垣間見れて良かったと思っています。

2.敵キャラクターのデザインがカッコ良すぎる

サソリオーグという怪人役に庵野秀明実写作品二度目の登場となる長澤まさみが!長い出演シーンではありませんでしたが存在感と安っぽさとは皆無のご覧のような前衛的な怪人デザインが素晴らしいと感じました。

K.Kオーグことカマキリカメレオンオーグを演じたのは本郷奏多。特撮メイクとアーティスティックなコスチュームで鑑賞中は誰が演じているのか全く分かりませんでした。ぱっと見は異様で異型な怪人なのですがよく見るとカメレオンとカマキリのハイブリッド感が非常に芸術的でキャラクターデザインの力を感じずには居られませんでした。

大ボスである緑川イチロー(森山未來)の蝶オーグなんて、ご覧の通り仮面ライダーよりカッコいいじゃありませんかwwwシンプルにバッタより蝶のほうが昆虫として美しいというのはありますが、瞳もパープルで神々しいヒーローのようにさえ映ります。

CGのみならずこうしたヘルメットも制作されたりデザインし尽くしされており、個人的には仮面ライダーよりもカッコいいと思う怪人が多かったのが嬉しいところ。庵野秀明監督のノスタルジーは捨てたくないと元祖の仮面ライダーに敬意を評しつつもここまで格好良く怪人を描くあたり、敵キャラクターにも敬意を表する想いが感じ取れました。

3.ストーリーはいつもの庵野秀明ワールドも

庵野秀明お得意の『思い悩む優しいヒーロー像』が今回も登場します。碇シンジ的なポジションは本郷猛となります。演じた池松壮亮の全編葛藤したり優しさを捨てきれなかったりと非常に繊細な演技で新しい仮面ライダー本郷猛を魅せてくれていたと思います。もっとシンプルに言うと「シン・エヴァンゲリオン、シン・ウルトラマンよりもこじらせ感が少ない」とキャラクターの演技的には思いました。

ですが、バディとなる緑川ルリ子のキャラクターはかなり異様でセリフもわざと棒読みだったり感情が読めないアンドロイドのような人物像でした。これが演技指導や演出によるものなのか、演じていた浜辺美波の演技力なのかは微妙なところでした。

一方で好演だったなと感じたのが仮面ライダー2号を演じた柄本佑。非常に爽やかな役どころで本郷猛の鬱々とした雰囲気のヒーロー像とは一転し前向きにショッカーと対峙する感じを非常に丁寧に演じていたと思います。個人的には一文字隼のヒーロー像が好きですね~(エヴァで言うマリみたいな)

薄まったとは言え、庵野秀明監督の精神世界系設定が今回も登場。

・パリハライズ

・ハビタット空間

・プラーナ

などなど初見殺しの専門用語が炸裂。魂のゆくえだったり空間だったり死の定義だったりこうした精神性はエヴァンゲリオンにも似通っていて理解しなくてもストーリーは追えますが自分みたいに気になる人は、考察サイトや考察動画が必要な設定ですw

この辺こそが庵野秀明の好きなこじらせ感でありシン・ウルトラマンなんかに比べると薄まっているので個人的には見やすいシンジャパンヒーローズだった気がします。

まとめ

・仮面ライダーのファンなら楽しめる作品

・庵野秀明ファンも一応好きかも

・現代の最新技術の仮面ライダーは個人的にはすごかった

・庵野秀明のこじらせ感は極小

・豪華キャストも見どころのひとつ

という訳で個人的にはシンジャパンヒーローズユニバースシリーズではシン・エヴァンゲリオンに続いて好きな作品となりました。シン・ゴジラが一位と言う方も多いようですが個人的にはシンウルトラマンよりは好きだな~と感じました。

下に紹介する、「真の安らぎはこの世になく」と言う外伝的スピンオフ作品もオススメですのでぜひ!