横浜出身あるあるといえば中華街のおすすめのお店をよく聞かれること、トモGPです。そうなんです、結構な頻度でこの質問をされるのですがこれが意外と難しい。結局は高価な有名店が1番安定して美味しいのですが、シウマイとチャーハンにおいては自信をもっておすすめできるお店があります。横浜中華街の知る人ぞ知る名店「清風楼」（せいふうろう）今回はこのお店を紹介したいと思います。
シウマイの名店「清風楼」
横浜中華街にある中華料理の老舗 清風楼は昭和20年創業のお店です。横浜のシウマイといえば”崎陽軒”がとにかく有名ですが実は今回紹介するお店 清風楼もシウマイの名店、かの文豪”池波正太郎”が愛したお店としても有名だったりするのです。
”焼売”みなさんは何とお読みになるでしょうか？普通でしたら”シューマイ”ですよね？しかし崎陽軒と今回紹介する「清風楼」だけは”焼売”を”シウマイ”と呼びます。シウマイの名店の不思議な共通点、実は呼び方だけではなく味や見た目もなんだか似ていたりするのです。
”チャーハン”の名店でもある「清風楼」
横浜屈指の観光地中華街、
その中でもメインの通りから少し外れた関亭廟通り沿に清風楼はあります。多くの飲食店がひしめき合う中華街で休日の昼時となると常に行列が絶えることがない人気店です。
食通である池波正太郎が紹介をしたお店として、ショーケースの中にも関連する記事が展示してあります。
お土産用のシウマイは12個入りから70個入りまで、用途に合わせて購入することができます。シウマイだけを購入していく人も多いことからこのお店の味が確かなものであることが伺えます。
久しぶりに訪れたこの日は平日ということと天候不良が重なり運良く待つことなく入店することができました。店内はそこまで広いわけではなく、混雑時は当然のように相席ですので家族でゆっくり過ごす様なお店ではないかもしれませんw。
シウマイの名店として有名なこの清風楼ですが実はもう一つで別の顔がありまして、それはなんと知る人ぞ知る
チャーハンの名店
でもあるのです！”中華街でチャーハンを食べるなら清風楼”と言われるほど有名で、かくいう私トモGPも”チャーハンの美味しいお店”として紹介されたのがこのお店を知るきっかけでした。当然シウマイではなくチャーハン目的で来るお客さんもめちゃくちゃ多く、昼時になればお客さんの9割は必ずと言って良い程チャーハンを注文しますw。もはやシウマイとチャーハンの専門店と言っても過言ではない清風楼ですが、シウマイと異なりチャーハンには具材により炒飯、上炒飯（エビ）、特炒飯（エビ、カニ）の3種類が存在します。ちなみに清風楼では”炒飯”は”ヤキメシ”と呼びます。というわけで腹ペコの自分もメインのお目当てはチャーハン、今回は奮発してエビとカニが入った特炒飯、そしてシウマイ（4個入り）を注文しました。
まずはシウマイから、熱々に蒸されたシウマイは中までサクッとやわらか、肉、ネギ、ホタテといったシンプルで奥深い味付けはどこか崎陽軒のシウマイにも似ている気がします。そのまま食べてもよし、からし醤油につけてもよし、本当はシウマイとごはんだけでも満足できちゃうのです！
しかし今日のメインはこちらです、ご覧くださいこの量w。ゆうに2〜3人前はあるかと思われるドカ盛りチャーハン！これを一気にかきこむのもこのお店の醍醐味なのです。
誤解を恐れずに言うのであれば街中華の様な決してパンチの効いた味ではなく、あくまで塩と赤い焼き豚の旨味で構成されたシンプルな味付けです。特徴はありません、でも美味しいんです！化学調味料に頼った感じが一切なく素材を生かした雑味が無い味わいは非常に奥深いのです。だからこそこの鬼の様な量を完食できてしまうのかもしれません。お客さんのほとんどが黙々とチャーハンをかきこんでいる姿は異様ではありますがw、チャーハン好きの人には是非一度味わっていただきたい極上の一品です。
ただ全体的に値段が高めであったり日本の飲食店にみられるホスピタリティは皆無ですのでその点はご了承くださいw。
お腹もいっぱいでお土産のシウマイもゲットしほくほく状態、もちろんこのあと食べ歩きする余裕などありませんが何物にも変え難い満足感を得られることは保証します。横浜中華街「清風楼」のシウマイとチャーハンおすすめです！
