アンニョンハセヨ!東京とソウルを行き来する韓国人デザイナーSilverです。本能ブログでは主に韓国コンテンツ、K-POP関連記事を担当しています。
3月31日に公開されるや否やネットフリックスアジア圏の1位を記録し続けているNetflixの新しい映画【キル・ボクスン】を紹介したいと思います。
キル・ボクスンは、暗殺請負業者MKエンターテインメントに雇われた殺し屋であり、ベテランの域に達する彼女の仕事の成功率は100%。ところがその一方では、思春期の娘ジェヨンの母親として、子育てに悩む日々を送っている。娘との関係を修復したいボクスンは、会社との契約更新のタイミングを機に引退する決意をする。ところが、その決意を会社に告げる前に、彼女にとっては最後となるはずの任務に、ある秘密が隠されていることを知ってしまい、“会社の仕事は必ず請けること” という規則を破ってしまう。その結果、ボクスンはMKエンターテインメントと、そして殺し屋業界全体からも命を狙われることになる。
予告編もハードボイルドで非常にカッコいいですね~。ニキータやキル・ビルみたいな映像美も素晴らしそう!
韓国のトップ女優チョン・ドヨン
まず主人公のキル・ボクスンを演じるのは今年50歳(見えない!)を迎えた韓国のベテラン女優チョン・ドヨンさん。カンヌ国際映画祭で受賞歴があるほど世界的にその実力を認められた女優さんです。
そんなチョン·ドヨンがシングルマザーだけど伝説的な殺し屋(キラー)キル・ボクスンを演じます。殺人請負会社MKのキラーとして働いているボクスンはこれまで多くの人を殺してきましたが卒業を望む彼女との再契約を前にMKの代表、取締役、同僚キラーたちの話を取り巻くストーリーになっています。初めてこの役のシナリオを読んだ時、チョン·ドヨンさんは
「キャラクターの一貫性がない」
と思ったそうですが娘に見せるお母さんな顔と残忍な殺し屋の顔を同時に持たなければならず強力なアクションシーンとのコントラストに不安感が大きかったそうです。
チョン·ドヨンさん以外にも素敵な俳優がたくさん出てきますが、年上の俳優たちもアクションが優れていて驚きました。若すぎてやはり年齢は数字に過ぎないと感じるようになりました。
特別出演したファン·ジョンミンさんは日本のヤクザを演じていて、日本在住の私からすると少しぎこちない日本語ですがアクションを入念にトレーニングしてきて関西弁や日本的な侍アクションを見て勉強したと語っておりそれが伝わる迫真の演技で感動しました。この映画は単なるアクションだけでなく青少年の悩みや母親としての葛藤、殺し屋としての立場や恋愛ストーリーをすべて含んでいて盛りだくさんな映画だと思いました。戦闘シーンや殺戮シーンは少し残酷な場面があるかもしれませんので、血や傷に弱い方や若年者の観覧には注意が必要かと思います。
とは言え圧倒的な映像美だったりキャラクターのカッコよさだったり、前編スタイリッシュな印象でとても素敵な映画なので日本の皆様にも見ていただきたく本当にお勧め致します。劇中では最近本能ブログのさじゃんが購入した新型ゲレンデが登場!キル・ボクスンが格好良く乗っていますので、こちらも見どころかもしれません?!映画で見ても素敵な素敵な車ですね~☺
大きなスクリーンで見たいような気持ちにもなったりしますが個人的には家でゆっくり見るスタイリッシュな現代の殺し屋映画の素晴らしさを再認識できた作品だと思います。現在日本ランキングでも堂々の1位ですのでぜひご覧になっていただけたらと思っています。