Hi!!メルセデスはいまいち使えない、さじゃんです。今日は自分のGクラスの点検時に1週間ほど代車でお借りした現行Cクラスオールテレイン220dのレビューをしていこうと思っています。”オールテレイン”という言葉がそもそも聞き慣れませんが、その辺も含めておさらいしていきます。
オールテレインとは「すべての地形」
2021年9月に開催されたミュンヘンモーターショーで公開されメルセデス・ベンツCクラスファミリーの新しい一員となったCクラス220dオールテレイン。ステーションワゴンをベースにしたクロスオーバーモデルでありながらもフォーマルな雰囲気を残しているのが特徴です。「すべての地形」を意味するオールテレイン。フルタイム4輪駆動でCクラスの多面性を持ちながらさらに様々な環境でも使いやすく最適化されたクロスオーバーな一台です。
メルセデスベンツ パンチドグリルも採用されオフロード感も演出していて個人的には結構カッコいいカテゴリーだと思っています。アウディがオールロードクワトロという似たようなモデルを以前からラインナップしているのは有名な話ですね。そんなSUVでもないステーションないクロスオーバー感強めなオールテレインのパワートレインとは。この手のタイプのクロスオーバー的ステーションワゴンは日本ではあまり需要がありませんが陸続きを移動するヨーロッパや狩猟の文化が根づいている国では需要があり、メルセデス・ベンツ、アウディ共に必ずと行っていいほどラインナップに入っています。
共通するデザインとしては
・クラッディング
両モデルとも、ボディの下部にプラスチック製のクラッディングが施されています。これは、オフロード走行時に岩や土などからボディを保護する役割があります。また、このクラッディングが与える力強い印象は、オフロード性能をアピールするデザインの一つとなっています。
・大径ホイールと高サイドウォールタイヤ
オフロード走行に適した性能を実現するため両モデルともに大径ホイールと高サイドウォールタイヤが採用されています。これにより悪路での走破性が向上しまた見た目も力強くなります。
・ライズドサスペンション
オフロード性能を向上させるため両モデルともにベースモデルよりもサスペンションが上げられています。これにより最低地上高が高くなり悪路や段差に対応できるようになっています。
・専用バンパーとグリル
オフロード対応モデルであることを示すため両モデルともに専用のフロントバンパーとグリルが採用されています。これらのデザインは力強さや個性をアピールするもので通常のワゴンモデルとの差別化を図っています。
このモデルはクロスオーバーのカテゴリに属するもののCクラスのステーションワゴンをベースに最低地上高は150mmが確保されており、Cクラスステーションワゴンのボディをベースに、SUV流儀のドレスアップが施されています。ただし、オフロード性能を向上させるために、4WDシャシの採用やサスペンションのチューニング、大径タイヤ&ホイールが装着されています。Eクラスのオールテレインに搭載されているエアサスペンションはCクラスのオールテレインには搭載されておらず、個人的にはエアサスの修理代とメンテナンスを考えるとバネサス(コイルスプリングのサスペンション)で良いようにも思います。
Cクラスオールテレインの
全長は4,751mm、全幅は1,852mm、全高は1,495mm
でホイールベースは2,868mmです。これに対して通常のCクラスステーションワゴンの
全長は4,751mm、全幅は1,852mm、全高は1,455mm
ホイールベースは2,868mmです。オールテレインはステーションワゴンよりも40mm高く、最低地上高は150mmが確保されています。
2.0Lディーゼルエンジン 200ps
パワートレーンは、200psの最高出力と440Nmの最大トルクを発する2L直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジンと、最高出力15kW(20.4ps)を発揮するスタータージェネレーターによるマイルドハイブリッドシステムが組み合わされています。これにより、低燃費を実現し、環境負荷を抑えることができます。また、排気ガス浄化システムによって排出される有害物質も低減されています。2L直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジンに9速ATとマッチングは非常に相性がよくシフトチェンジ時のスムーズさは通常のCクラス同様になめらか。FRのCクラスですがオールテレインは4MATIC(AWD)発生したトルクは45:55とやや後輪寄りのバイアスで伝えられる4WDシステムを介して路面に伝達されます。この感覚も普段のオンロードではFRに感じますし4WDに乗っている感はSUVに比べるとアイポイント含めあまりありません。
乗り込むと普通のCクラスクラスのインテリアと変わりませんが、普段乗っているGクラスよりも
二世代インテリアが上質になっておりテスラのようなiPadのようなセンターコンソールの画面を見ると確実に進化しているのだなと感じます。次回のレビューでは、MBUXと呼ばれる新世代のインフォテイメントシステムや220dのディーゼルエンジンのフィールについてお話していきたいと思っています。