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ジャパンプレミア!最速公開の新型アストンマーチン”DB12”を見てきた(後編)【ライカQ】

前回お届けした、新型アストンマーチンDB12のプレミアイベント。今回は後編となります。

詳しい仕様諸元などはクルマの専門サイトに譲るとして、今回はライカQ(Typ116)で本気でこの美しすぎるスーパーカーを撮影してきましたので写真多めでお届けしていきたいと思います。

DB11のビッグマイナーチェンジ

LeicaQ(Typ116)

実際に眼の前で対峙したときの印象は、”DB11”と”DBS”のキープコンセプトデザインでアストンマーチンを知らない方が見たらDB11と見間違える方も多いかと思います。確実にディテールは変化しているので全体的なフォルムは現行型と大きく変わるものではないというが正直な印象でした。

LeicaQ(Typ116)

特にリア周りは現行のDB11と全く同じかもと感じます。下の写真はDB11ですがマフラー周りのデザインやテールライトの意匠はほとんど同じです。ナンバリングが11→12と中途半端な感じになったのも個人的にはマイナーチェンジなのかもしれないと感じました。

元々どのメーカーにも表現できない素晴らしい流麗なリア周りですから、大きく変える必要もないのかもしれませんが改めてDB11のデザイン力の高さを感じる結果となりました。

クルマの印象を決定づけるヘッドライトのデザインも細長基調で(DB11とは違います)細かなデザインが施されていて美しいLEDヘッドライトの配置とダイヤモンドパターンのような意匠が施されています。

LeicaQ(Typ116)

よく見るとアストンマーチンのロゴがヘッドライトパターンに刻まれています。実際に見ると非常に小さな文字ですがこうした細部へのこだわりに神は宿るのだと思ったりもしました。

LeicaQ(Typ116)

全体的なフォルムはやはりDB11を想起させるデザインで、非常に美しいロングノーズショートデッキの伝統的バランスを維持しています。DB12に限ったことではないのですが、以前ご紹介したDBXというSUVですら美しいと感じるフォルムを持っています。

LeicaQ(Typ116)

圧巻だったのはインテリアのアップデートです、メルセデスAMGと協業スタイルになってから明らかに電子制御系の信頼度が上がったと言われていますがステアリングの形状はどこか自分が今乗っているGクラスやAクラスフォーマットにも似いているような気がします。

だとしても感じるのは、アストンマーチンならではでの相当に高品質なレザーの質感でありドイツ車と部品共有しているようには全く感じられません。エアコンやナビ関係のボタン類もほタッチパネル式へと移行し現代のテクノロジーに完全に追いついた感じがあるDB12。

LeicaQ(Typ116)

直接的な資本関係にはないですが、PORSCHEやAudi的なインテリアになったような感じもります。エアコンの吹き出しは現行のBMWのようでもあり、アストンマーチンオーナーも以前よりも快適に車内で過ごせるようになったと言えるかと思います。

LeicaQ(Typ116)

後席も人が座れるスペースはほぼ有りませんが(PORSCHE911の方が広いかも)エマージェンシー利用としても、手荷物を置くスペースとしても非常に大事な空間だと思います。この+2があるかないかで経験上旅行に行ける行けないが決まったりもします。

LeicaQ(Typ116)

リア周りは正直DB11?と思ってしまいますが、アストンマーチンの希少性も相まってそもそもモデル名が記載されていないモデルが多くあまりPORSCHEのようにモデルによってのヒエラルキーが強いというわけではないように思います。

LeicaQ(Typ116)

V8エンジンにダウンサイジング(DB11はV12とV8両方あった)された形にはなりますがマフラーは2本出しのまま。この辺りの意匠も正直DB11と大きな変更点はありません。

LeicaQ(Typ116)

自分はゴルフをしませんが、ゴルフバッグも普通に一個は入るようでGTカーとしての利便性も確保しています。トランクを開けていてもここまで美しい車ってありますかね!?

LeicaQ(Typ116)

派手さはないもののイギリス車らしい上品なゴールドのホイールに主張しすぎないブラックブレーキキャリパー。この絶妙なセンスこそがアストンマーチンたる所以かと思います。

LeicaQ(Typ116)

今回特筆すべきデザインだと思ったのがこちらのドアミラー。根元の部分が折れそうなぐらい細いのは先代、先々代ぐらいからですがミラーのフレームがないのです!!

LeicaQ(Typ116)

フェラーリやランボルギーニ、マセラティやPORSCHEなど様々なスーパーカーを所有したり運転してきた自分ですがフレームレスのドアミラーを初めてみました。室内のルームミラーがフレームレス化されているのは時代の流れのような気がしますがドアミラーがこうした形に設計できるのはどんなマジックなんでしょうか。雨に日の視認性が本当に大丈夫なのかも気になります。

LeicaQ(Typ116)

ドアが斜め上に開くスワンドアも健在。このドアの開き方こそがある意味でアストンマーチンのアイコンの一つだったりもします。ドアの厚さも(サイドシェル)他のスーパーカーよりも多めに取られていて室内の広さは犠牲にはなっているものの衝突安全性という点においてはメルセデスAMGの安全管理のエッセンスも取り入れられているような気もします。

まとめ

・世界一美しいGTクーペと言ってもいい”DBシリーズの最新作"

・DB11のマイナーチェンジ版と捉えるべきデザイン

・エンジンは今のところ何故かV8オンリー

・内装のアップデートはとにかくすごい

・DBシリーズも新車価格3000万円台の世界線

・価格に見合うエグゼクティブ感は世界一かも

アストンマーチンは大好きですし、どうしても贔屓目に見てしまう所はありますがDBシリーズはある意味でアストンマーチンの象徴でありフラッグシップでもあります。

007シリーズでも数多く登場してきましたが、引退したダニエル・クレイグの後任の噂はまだなく時期DB13はおそらく新ジェームス・ボンドともに登場してくると思われます。自分もいつかは乗ってみたいDBシリーズ。似合う大人になりたいですね~まずは。気になる方はお近くのアストンマーチンディーラーまでお問い合わせを。