音楽を聞くを再定義したい!さじゃんです。今日は本能ブログ編集部で大バズリしてるDACの話題ではなく、皆さんも普段使いされていることの多いBluetoothヘッドホン(イヤホン)のお話。普段こうして文筆業をするときやPCで作業することの多い自分は作業中は常にノイズキャンセリングヘッドホンを使っています。
特に最近はソニーの人気機種WH-1000XM5をWindows 10搭載のPCにBluetooth接続して、ノイズキャンセリングをオンにした状態で作業をすることが日常になっていてANC(アクティブノイズキャンセリング)をオンにした状態はどんなに騒がしいカフェでも自分だけのパーソナルなオフィスに来たかのような静寂をもたらしてくれて、HSPな自分には生活に必須のアイテムとなっています。
しかし、気がつくと6年ほど前に購入したMSI製のゲーミングPCと接続しているSONY WH-1000XM5から聞こえる音楽の音質が
AMラジオを聞いているかのようなひどい音質
に変わっていることに気が付きました。ですが、聞けないわけでなく機能的には使えてはいたのですがずっと原因が分からず検索してもCHAT-GPT4に聞いても異常は見つけられず我慢して使っていました。DACで日々音楽を聞いていると、どうしてもBluetoothの音質劣化が気になるのにラジオのようなこの感じに我慢ならなくなり、あらゆる設定を見直してやっと原因が分かりましたのでご紹介します。
知らない間にヘッドセットに設定されていた!
Windows 10だと、右下の方にスピーカーマークがありここで音量調整ができるかと思います。出力種別は『ヘッドホン』になっており、WH-1000XM5の文字の隣にStereoの文字も。
分かりやすく線を引きました、大切なのは”ヘッドホン”として使われていると言うことでした。この状態で音楽を聞く分にはBluetoothヘッドホンとPC接続は伝送圧縮もなくおそらくは最大の音質で聞けているということになります。しかし、この設定になるまえにラジオ状態の音質時はこのような設定になっていることに気が付きませんでした。
そう、ヘッドセットに知らずに設定変更されていたのです。最近のBluetoothヘッドホン(イヤホン)は電話にも対応できるようにスピーカーが内蔵になっているものが、ほとんどで実際通話やZoom等で使われている方も多いかと思います。
特にSONYのWH-1000XM5は優秀で話し出すとノイズキャンセリングと再生が自動でオフになり会話しやすい環境に設定変更されます。(アプリで変更可能)自分は会話検知をオンにしていたので、Bluetoothの接続がおそらく自動で『ヘッドセット』に切り替わっていたのだと推測します。この状態だと、出力が非常にプアな音質になりラジオで音楽を聞いているようなガサガサ音質になってしまうのです。
実際PCを複数のBluetooth機器に繋いで右下のスピーカーマークを押すとこのように、端末は同じWH-1000XM5なのに
ヘッドホンモードとヘッドセットモードが混在
しています。これは完全に盲点でした。ヘッドセットとヘッドホンと2台検出しているような分別になっています。ちなみにマイクを搭載しないFiio社のKA13というDACは完全にヘッドホンとして認識しています。
マイク付きの端末は同様の設定に注意が必要
問題解決法は至ってシンプルで、ことWH-1000XM5に至っては
→音楽を聞く時は”ヘッドホン”モード
→会話する時は”ヘッドセット”モード
に手動で切り替えればいいだけです。スピーカーマークを押して上記のようにプルダウンメニューから『ヘッドセット』と『ヘッドホン』を切り替えればよいだけです。
Bluetooth接続の設定画面を見ても最初何が問題なのか理解できませんでした。ただ、よく見るとマイクを搭載しないDACのKA13はスピーカーマークでWH-1000XM5はヘッドセットマークになっています。
この部分がヘッドセットになっていると、2種類に接続モードが存在し特にヘッドセットモードはヒアリング時の音質が低下するものと思われます。(理由は入出力両方で電波を利用するから?)
ですから、利用シーン応じて右下のスピーカーマークを押し現状どのモードになっているかを確認してから音楽を聞かないと自分のように
ヘッドホンが壊れたのか!?
と錯覚するほどの音質になっていまいます。ヘッドホンの故障ではなく単純に設定の問題なのに今回も検索しても今回のようなヘッドセットとヘッドホンの概念を説明してくれるHPやブログ、SONYのサイトは見つかりませんでした。理屈がわかれば簡単ですが、AIが進んだ現代でもこんな簡単な問いをネットで見つけられないこともあるのだと改めて感じましたし、ヘッドホンの音質が悪くなったと感じたら今回の設定を見直してください。