本能ブログのムツゴロウことトモGPです。以前自分の飼い猫に関する記事を書かせていただいた様に私トモGPは動物が大好き、幼い頃から常に何かしら生き物を飼い続けています。
もちろん動物園も大好きで年に何回かはふらっと遊びにでかけるのですが、今回は自分が住む横浜にある動物園の中でも非常に珍しいコアラに会える動物園”金沢動物園”を紹介したいと思います。
金沢動物園
横浜の動物園といえばアフリカのサバンナを彷彿とさせるとにかく広い草原エリアが特徴の”ズーラシア”や横浜に古くからある入場料無料の動物園”野毛山動物園”が有名ですが、今回紹介する”金沢動物園”も実は我々動物好きにとっては非常に人気の動物園だったりします。
金沢動物園には先程紹介したズーラシアや野毛山動物園といった普通の動物園にはいるようなライオンやトラ、ゴリラといった肉食の猛獣はいません。小さな子供達にとってはある意味目玉となるような肉食動物はおらず草食動物を中心に飼育をしている動物園です。
ではなぜそんな動物園が人気なのでしょうか?それは金沢動物園は草食動物でも希少な絶滅危惧種の保護と飼育に力を入れており、なかでも日本でも珍しいコアラを飼育展示している動物園だからなのです。日本でコアラに会える動物園はなんと僅か7つ、その中の1つが今回紹介するこの金沢動物園なのです。
最寄りの駅は京急線”金沢文庫駅”、もちろん車でのアクセスも可能ですがユニークなのは通常の正面入り口からの駐車場の他に、近くを走る高速道路の専用ゲートから直接入場することが可能な駐車場もあること。ただしこちらのゲートは閉園日には閉鎖されているので注意が必要です。
正面入り口から入園した場合、駐車場から動物園入り口まではかなり急な山道を登らなければならないので無料シャトルバスの利用は必須です。
バスを降りてから歩くこと約5分、この動物園は入り口までがとにかく遠いのが難点です。
入場料を支払い”なかよしトンネル”という某テーマパークのイッツ・ア・スモールワールドの様な世界観の謎のトンネルを抜けいよいよ園内へ。
金沢動物園は動物が生息する地域ごとに、オセアニア、アフリカ、ユーラシア、アメリカといった感じに展示エリアが分けられているのが特徴です。
この日の園内は雨上がりの平日ということもあってガラガラ、気温もそこまで高くなく静かに散歩がてら園内をぶらぶらするには最適な1日でした。
順路通りに進むとまずはアフリカ区、ペリカンがお出迎えしてくれます。体長は1.3~1.6mあるので近くで見るとなかなかの迫力です。
そしてそのすぐ奥に巨大なクロサイ、
さらにその奥にはキリンと、アフリカンな動物のオンパレードで何とも言えない非日常感とともに一気に気分は盛り上がります。
ふと目をやると飼育員さんが手から直接オカピに餌を与えている姿が。なんでも今までは普通に餌箱から食べていたらしいのですが、つい先日試しに手から与えてみたら普通に餌をたべたとのことw。なかなか珍しいことの様で偶然にも貴重な場面に遭遇することができました。
エリア間の距離はそこまで離れていないので、写真の様に幼稚園児達でも徒歩で移動できる感じ。山の中にある動物園なので緑が本当に気持ち良いです。金沢動物園は金沢自然公園の中にある動物園ですので、深い緑の中ゆっくりと動物と出会えるのも大きな魅力だったりします。
そしてこの動物園の大きな特徴でもあるコアラのいるオセアニア区に到着いたしました。
1日の大半を寝て過ごすというコアラ、ただしこの動物園では11:30位からタイミングが上手く合えばなんと貴重なコアラのランチタイムをすぐ目の前で観察することができてしまうのです。
いかがですか、生きているコアラをこんなに近くで見ることができる機会はなかなかありません。かわいいイメージの強いコアラですが生で見るとやはりどことなくワイルドな感じです。
こうして見てみると実は体つきもがっしりとしていて手足も長いのが見てとれます。ユーカリの葉をモサモサ食べている姿は本当にかわいらしくいつまででも見ていられますw。
そして個人的にこの動物園でもう1つおすすめしたいのが同じエリア内にあるカンガルーコーナーです。
カンガルーなんて別に珍しくないのでは?とお思いかもしれませんが、この金沢動物園には”カンガルーウォークスルーコーナー”というものがあり、牧場の動物触れ合い広場の様になんとカンガルーの飼育エリアに入ることができてしまうのです。
実際に入ってみると、まさかのこんな風にカンガルーが普通にすぐ近くを歩いていきますw。
カンガルーと人間が同じスペースにいるというなかなか珍しい光景、中にいるカンガルーは全てメスなので攻撃性もほとんどなく安全ということですので小さい子供ももちろんオーケーです。
こんな風にカンガルーを間近で撮影できる機会もそうありませんので、カメラ片手に訪れてみるのもおすすめだったりします。
動物たちの展示の仕方も本来の自然のフィールドを模したものが多いのもこの動物園の大きな魅力。
園内で時折見かける動物の解説や特徴を記したポップの様な立て看板、固体の名前だけではなく一口メモも書いてあったりと内容も凝っていて何より手書きの文字が非常に親しみと温かみを感じ、こういった部分も普通の動物園には無い大きな魅力の1つなのだと思います。
とにかく希少な草食動物の宝庫である金沢動物園は園内を散策するだけでも四季折々の風景を楽しむことができます。動物の展示だけでなく教育や自然環境の魅力も楽しめる施設で、家族連れや動物好きの方々にとって充実した一日を過ごせる場所となっています。ここでしか味わえないコアラ・カンガルー体験をみなさんもぜひ。