これまでも多くのおすすめカレー店を紹介させていただいている本能ブログ、
しかし今回紹介するカレー店は、これ以上人気になってしまうと自分も気軽に行くことが出来なくなってしまうので本当は教えたくなかったお店です。新大塚にあるインド料理店”カッチャルバッチャル”、いまやコンビニとのコラボ商品が販売されるほどの人気店となったこのお店を、まだご存知無い方のために今回は紹介していきたいと思います。
インド人が作るインドカレーより美味しいお店
自分がこのお店を知ったのは約5年前、カレー好きの友人に連れていってもらったのが初めてでした。5年前の時点でカレーマニアの間ではすでに有名店でしたがまだ今ほど混雑はしていなかったように思います。もとバックパッカーである日本人が作るこのお店のインドカレーは、どんな高級料理よりも満足度の高い美味しさを味わうことが出来ると一部で噂になるほど。そして自分も例に洩れることなくカッチャルバッチャルの魅力にハマりその後何度も通うこととなるのでした。
カッチャルバッチャルの魅力
“インドらしさ”を残した、日本人が好むインド料理を提供します。
特別な食材は使用せず、そのコア部分を見極める。
シンプルな美味しさの提供を心掛けて、
誰もが食べやすく、食べ飽きない味に仕上げています。
(公式HPより)
たまにこのお店の感想を聞かれることがあるのですが正に公式HPにあるこの店主の言葉通りかと。街中で頻繁に見かける現地の人が経営しているインド料理店も現地の雰囲気を存分に感じることが出来て大好きなのですがどうしても後半は飽きてしまうことがほとんど。しかしカッチャルバッチャルのインド料理は飽きることがありません。どこが?とははっきりわかりませんが日本人向けにチューニングされたカッチャルバッチャルのインド料理はとにかく食べていてもひたすら美味しさが持続し飽きないのです。しかし間違いなくインド料理なのです。一度食べたら病みつきになってしまうカッチャルバッチャルのインド料理、早速紹介していきましょう。
場所は東京メトロ新大塚駅から徒歩1分。
新大塚駅の1番出口から横断歩道とは反対側の方向に約50m程歩けばもう到着。お店はビルの2階にありますが、ビルの入り口のドアに小さな看板がぶら下がっているだけでお世辞にも分かりやすいとは言えません。しかし週末の夜にもなれば予約した入店待ちの人達が見受けられるのでわかりやすいかと思います。
少し急な階段を登ると左側に入り口が。昼は開いておらず17:00~22:00の夜のみ営業の店内はカウンターとテーブル合わせて18席と決して広くはなく、飛び込みでの入店はほぼ不可能となっていますので予約は必須です。
1年以上ぶりの訪問となったこの日は、自分も嬉しさのあまりかなり興奮気味で店内の様子を写真に収めることをすっかり忘れてしまいましたのでお店の雰囲気はインスタや公式HPでご確認いただければと思います。
メニュー自体は特に奇を衒ったものではく、あくまで誰もが知っているインド料理のスタンダードがベースなのも非常に嬉しいポイントです。本当にあれもこれも食べたくなってしまうのですが、今回は久しぶりともいうこともありバターチキンカレー、南インド海老カレー、骨無しタンドリーチキン、海老の香味焼き、そしてチーズクルチャといったラインナップで注文することにしました。ちょっと注文し過ぎでは?とお思いの読者さんもいらっしゃるかと思いますが、カレー好きであればこれくらい余裕で食べられてしまうのがカッチャルバッチャルなんです。
まずは前菜代わりに海老の香味焼きから。テーブルに置かれた瞬間に海老の香ばしい香りとスパイスの食欲を掻き立てる香りが周囲に立ちこめます。味に関してはもちろんこれだけでメインを張れるクオリティ。いい塩梅の塩加減に決して主張し過ぎないスパイスの香りが焼いた海老の香ばしさとバランス良く混ざり合って、お酒が好きな人であればより一層たまらない一品なのではないでしょうか。10尾くらいまとめて食べたい気持ちをグッと抑え次の料理を待ちます。
次はタンドリーチキン。普通タンドリーチキンといえばパプリカの粉末で真っ赤ですが、カッチャルバッチャルのはあくまで自然な色合い、それはパッと見ではタンドリーチキンとは思えない容姿でもあります。しかしパクリと一口食べてみればスパイスの香りはもちろんヨーグルトの酸味もちゃんと感じる正にタンドリーチキンなのです。タンドリーチキンといえばヨーグルトやスパイスで漬け込んでから焼くのが普通ですが、こちらでは焼いた鶏肉にソースを後かけして仕上げているとのこと。だから普通のタンドリーチキンと比べて鶏を焼いた香ばしさがよりきわだっているのかなと思いました。
そして看板メニューでもあるバターチキンカレー。初めてこの店を訪れるのであればやはりまずは食べていただきたい一品です。見た目も味も正にインドカレー店の正統派バターチキンカレーなのですが、改めてやはりどのインドカレー店のものよりも圧倒的に美味しいのです。少し強めなトマトの酸味にバターのコクやスパイス、そしてその奥からほんのり香るガーリックの風味等、この一皿を構成する全ての要素のバランスが良過ぎると言っても過言ではない程に良いのです。日本人の口に合う様チューニングされたインドカレーは永遠に食べ続けることができます。
東南アジアを連想させるココナッツベースの南インド海老カレーは自分の大好物、海老好きにはたまらない一品、正直マトンカレーと迷いましたがこの日は海老欲が勝ちましたw。海老の旨味が溶け込んだ非常にまろやかなでクリーミーなカレーですがその甘さの奥からやってくるピリ辛がまたたまらないのです。ザク切りトマトの酸味が良いアクセントになってこちらもスプーンが止まりません。
カレーのお供にはターメリックライスでももちろん良いのですが、ここに来るとどうしてもこのチーズクルチャを注文してしまいます。カレー同様に楽しみなこの一品、ふんわりナンの中に入ったガーリック香るとろけるチーズが本当にたまりません。何を食べても美味し過ぎる、それがカッチャルバッチャルなのです。
カレー好きでもそうでない人でも必ずその美味しさの虜になってしまうカッチャルバッチャル、正直もうこれ以上混んで欲しくはないのですが本当におすすめですので皆さんもぜひ一度予約をして訪れてみてはいかがでしょうか。