豚骨ラーメンの麺の硬さは硬めが好きですが”ハリガネ”や”粉落とし”を頼む勇気はまだありません、トモGPです。関東住まいの自分にとってもとんこつラーメンは大好物、
一蘭や一風堂といった博多の有名店は全国展開をしその味はいまや全国でも楽しめる様になりましたが、まだまだ他県には知られていない地元の有名店というものが多く存在します。そんな福岡の豚骨ラーメン店の一つである”博多一双”が、2024年の6月24日から新横浜ラーメン博物館に満を持して登場したとの情報をキャッチしましたので早速訪れてまいりました。
”博多一双”の豚骨カプチーノとは?
福岡の豚骨ラーメン店”博多一双”は店主の山田晶仁さんが弟の章仁さんと二人で、2012年に博多駅東で創業。以来、12年間で福岡市博多区内に3店舗を展開し、どの店も地元客はもちろん観光客やインバウンド客からも人気を集め、多い時にはなんと200人が列を作る人気店となっています。そんないま博多で最も勢いのあるラーメン店はこれまでは頑なに県外への出店は拒んできましたが、「博多ラーメンを世界中に知らしめるチャンス」と捉え今回ついに県外初出店となったとのことです。
豚骨一筋に味を磨き続けてきた博多一双の豚骨ラーメンはスープの表面に細かな泡が敷き詰められていることから”豚骨カプチーノ”と呼ばれ多くのファンを魅了していると聞きます。そんな超がつくほど魅力的なラーメンを、関東住まいの自分が現地博多へ行かずとも食べることができるというのであれば行かない手はありません。早速新横浜ラーメン博物館へ突撃です。
いざ新横浜ラーメン博物館へ
日本全国から選りすぐりの有名店が出店している新横浜ラーメン博物館、自分も訪れるのは非常に久しぶりでなんだかわくわくします。入場チケットを購入し中へ。オープン直後でしたが平日にもかかわらず入場待ちの列ができていたことには驚きました。
ちなみに”博物館”という名がついてるだけあって1階には日本におけるラーメン文化の歴史や、
こういった展示物などなかなか楽しめる作りになっています。
しかしラーメン博物館のメインはやはりこちら、出店しているラーメン店が立ち並ぶ昭和の街並みを見事に再現したこの空間です。
夕方の雰囲気や路地裏なんかもかなり緻密に作り込まれていたりするので、実はラーメンを食べる事以外にも非常に楽しめる施設だったりするのです。
博多一双
そして自分のお目当てのお店がこちら”博多一双”、関東に出店していただきありがとうございます!ラッキーなことにほぼ並ばずに入店することができました。
豚骨ラーメンの独特な香りが立ちうこめる店内、一番スタンダードな”味玉ラーメン”を麺の硬さは”硬め”で注文しました。そして待望のラーメンの到着です、ドン!
味玉、チャーシュー、きくらげ、小ネギ、そして海苔という豚骨ラーメンの王道をいくトッピング、しかしそれら全てを覆い尽くさんとばかりに敷き詰められたカーペットの様な細かい豚骨スープの泡、これこそが”豚骨カプチーノ”の正体です。
理想としたのは、密度の高さと後味の良い濃厚な豚骨スープ。
国産子豚の骨だけを使い、店主の考える黄金比によって豚の頭骨、背骨、げんこつをしっかりと下処理し高い火力で骨がホロホロになるまで3つの寸胴を使って長時間炊き上げる。
骨の髄からうま味を最大限に引き出された豚骨スープに浮かぶ泡は濃厚な手作り豚骨スープの証。
ラーメン愛好家から
「豚骨カプチーノ」と呼ばれる極上のスープ。
まずはレンゲで一口啜ってください。(公式HPより)
というわけでまずは”豚骨カプチーノ”と呼ばれるスープを一口。非常に豚骨の香り高い少しとろみのある濃厚なスープは見た目ほどこってりはしておらずとても飲みやすい印象。醤油ダレの程よい塩加減とのバランスも絶妙で確かにこれはクセになる美味しさです。口当たりもまろやかで気がつくとするするとスープだけ何度も飲んでいました。これは並んででも食べたくなってしまう味です。
豚骨ラーメンといえばやはり小麦を感じるこの細麺でしょう。スープとよく絡みしっかりと噛み応えのある豚骨ラーメンの麺はやはり硬めに限ります、最高です。にんにくや生姜、辛子高菜など定番のトッピングも置いてありますので味変も自由自在。替え玉を投入してからの食べ方も人それぞれなのが博多ラーメンの魅力の一つだったりします。本場の雰囲気を大いに感じることができる”博多一双”の豚骨ラーメンは、先ほどもお伝えしたように本場なだけに豚骨の香りは少し強めです。豚骨ラーメンにあまり馴染みが無い人にとってはかなりパンチの効いた味に感じてしまうかもしれませんが、”豚骨カプチーノ”は一度ハマったら病みつきになること間違い無しですのでぜひ皆さんも味わっていただけたらと思います。