(Leica Q3)
現代美術は難解だ!本能ブログ編集長さじゃんです。久しぶりのライカ×美術館シリーズ。実は昔からこのシリーズは続いていて過去には前澤友作氏所蔵のバスキアの撮影もしたりしています。
今回は江東区にある東京都現代美術館で 11月10日まで日行われている
「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」を見に行ってきました。高橋龍太郎氏は精神科医でありながら3500点を超える作品を所有しており、日本現代美術の最も重要な蓄積と呼ばれています。
(Leica Q3)
出品作家は、|草間彌生|横尾忠則|森山大道|荒木経惟|合田佐和子|空山 基|奈良美智|村上 隆|などなど一部を列挙しても美術に詳しくない方でも聞いたことがあるような著名な日本の現代美術家が勢揃い。同じ医療関係者として一人のドクターがよくこれだけ収集したなと感心します。
今回は撮影可能エリアにライカQ3を持ち込んで作品の魅力を少しでもお届けできたらと思っています。美術館×ライカのコラボレーションを見ていただけたら幸いです。
東京都現代美術館自体の建築が素晴らしい
(Leica Q3)
ブログでも再三取り上げてきました都内の美術館ですが、今回の東京都現代美術館は初めて訪れたのですが23区内とは思えない圧倒的な敷地と建築に驚かされました。クルマで向かいましたが鉄道だと東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」が最寄りになります。
木場公園にも隣接していてとにかく東京の23区内の美術館としては圧倒的な規模感だと感じます。
(Leica Q3)
こうした圧倒的な屋外作品もあって美術館に行くというよりは、郊外に散歩に行くというテイストで清澄白河に行くのもいいかと思います。カフェの聖地でもありますし。
村上隆や貴重な大型展示も
(Leica Q3)
高橋龍太郎氏はこれほどまでの点数と大型作品をどの場所で保管しているの聞きたくなるほどのスケールでどれも広い東京都現代美術館のスペースを活用して展示されていました。
(Leica Q3)
今まではクラッシクや古典的な作品を見る機会が多く現在でも活躍さている作家の作品も多数あって非常に刺激的な展示だったかと。
(Leica Q3)
現代の日本美術はテクノロジーと共存している感じもして、チームラボに代表されるようなマッピングも含めて現代美術かもと感じずにいられません。
(Leica Q3)
全長をゆうに5mを超えるようなこうした大型展示も、見た瞬間エヴァンゲリオンの使徒かとおもいました笑 この作品が高橋龍太郎氏の収蔵なのか東京都現代美術館の収蔵なのか分かりませんがとにかくスケールがすごいのでこの作品を見るだけでも十分に行く価値はあるような気もします。
(Leica Q3)
写真かとみまごうほどのペイント作品だったり、美少女がそこに佇んでいるようなオーラがある作品だったりとにかく過去都内の展示で見たこと無いような作品ばかりで写真家としても非常に良いインスピレーションを貰えた気がします。
(Leica Q3)
iPhoneとは違い6000万画素のQ3で撮影するとカメラ自体の性能の高さを感じることが出来たりもします。こうした緻密な筆使いの作品も細かく描写しているレンズだと感じます。
(Leica Q3)
会田 誠《紐育空爆之図(にゅうようくくうばくのず) という有名な作品になります。日本古来の屏風に当時存在していないビル群や零戦が描かれているのが非常に反戦的な作品になります。実物は相当きれいな色彩でこちらも見ていただきたい作品だったりします。
まとめ
(Leica Q3)
・清澄白河エリアに佇む圧倒的な建築の東京都現代美術館
・常設展示も非常に凝っている見せ方
・11月までの高橋龍太郎コレクションは一見の価値ある貴重な展示
美術館や美術展は意外とカメラ好きにとって被写体の宝庫だったりします。こうして高精細なLeicaで高精細な作品を見返すと作者の意図が現場ではわからくても、写真からも伝わったりもします。今回の精神科医、高橋龍太郎氏のコレクション偏向は現代美術の新たな視点だったりしますし東京都現代美術館じゃないと展示できない大型作品も多かったので本当にオススメします。
11月10日までとなっておりますので、ぜひお早めにお出かけしてみてください。