iOS 18.1のアップデートで、新たにAirPods Pro(第2世代)に「聴力検査」機能が追加されました。これまで、聴力に不安を感じても専門の施設に出向く必要がありましたが、Appleが提供するこの機能を使えば、自宅で気軽に聴力チェックが可能になります。しかも、検査結果に基づいて音質が自動で調整されるため、個々の聴覚に合わせた最適なリスニング体験が実現します。今回は、この新機能の使い方と、実際に使ってみた感想をレポートしてみたいと思います。聴覚健康に関心がある方や、日頃からAirPods Proを愛用している方は必見です!
AirPods Pro2でヒアリングチェックする方法
聴力テストを使うにはiOS 18以降を搭載したiPhoneかiPadとペアリングした最新のファームウェアを実装したAirPods Pro 2が必要です。
AirPods Pro2を接続した状態でiPhoneの設定を開くと、設定メニューが表示されるのでタップします。
設定ページに[Appleのヒアリングチェックを受ける]をタップします。
聴力をチェックしましょうと表示されるので[開始]をタップ
簡単なアンケートがあるので答えて[次へ]をタップ
このときAirPodsProを耳に装着していないと、装着するように注意が入ります。
周りががうるさいとチェックができないので事前に確認が入ります。
静かな場所にいればノイズチェックをパスできるので[次へ]をタップ
AirPodsProが正しく装着されているか確認して[次へ]をタップ
しっかり奥まで入れて装着状態を確認します。[次へ]をタップ
AirPodsProから音が流れて装着状態が確認されます。[確認を開始]をタップ
確認中
装着状態に問題なければ[次へ]をタップ
聴力チェック中は通知をなくすため"おやすみモード"になります。
会社の健康診断で聴力テストを受けたことがある方は分かると思いますが、いろんな音程の音がピーピーピーと3回鳴ります。[次へ]をタップ
テストの方法を読んで[次へ]をタップ
いよいよチェック開始です。
最初は左耳からピーピーピーと聞こえるので、聞こえたら画面をタップします。異なる音程で何度もなるので聞こえる度にタップしましょう。
2分程度で左耳のチェックが完了します。
次に右耳も同様にチェック開始します。
両耳のチェックが終わるとチェック完了です。
ヒアリングチェックの結果
今回は9dBHL、10dBHLで[難聴の可能性はほとんどない]という結果に。毎日数時間AirPods Proを耳に入れているのでちょっと心配でしたが、問題ないということで安心しました。
[詳細情報を表示]でチェック結果の詳細情報を確認することができます。
各周波数でどのぐらいの音量で聞こえたかグラフ化されています。高音になるにつれて聞こえにくくなっているのが分かります。
診断される難聴度の説明もあるので自分が判定されたスコアはどの程度か確認しましょう。
[記事を表示]をタップすると難聴について学ぶことができます。
時間がある方は、難聴についての記事を呼んで理解するのもいいでしょう。
また、この結果は[ヘルスケア]の[聴覚]からつでも確認することができます。
まとめ
iOS 18.1のアップデートで追加されたAirPods Pro 2の聴力検査機能は、手軽に自宅で聴覚チェックができる便利なツールです。検査結果に基づき、自動で音質が調整されるため、自分の聴覚に最適なリスニング体験が楽しめます。特に軽度から中等度の難聴を持つ方には非常に役立つ機能ですし、日々の聴覚健康のチェックにも活用できます。大音量から耳を守る機能も備えており、音楽や通話を安全に楽しみたい方にもおすすめです。聴覚に関心がある方や、AirPods Pro 2ユーザーには、ぜひ試してもらいたい機能です。