ハマると奥が深い香水の世界、しかし決して安い買い物ではありませんし初心者にとってはどれを選べばよいのかなかなか難しかったりします。そんな香水初心者にも手を出しやすいアイテム”フレグランス アンソロジー ボリュームⅠ”がオーストラリアのスキンケアブランドAesop(イソップ)より発売されましたので今回紹介していきたいと思います。
フレグランス アンソロジー ボリュームⅠ
2024年のクリスマスコフレ第2弾として11月の頭から販売を開始した”フレグランス アンソロジー ボリュームⅠ”は、フレッシュからフローラル、ウッディ、魅惑的なものまで今のイソップを代表する香りを1度に試すことができる2mL×6本のバラエティ豊かなアソートメントとなっていて価格も5940円と非常にお買い得だったりします。
イソップのフレグランスは誕生から20年を迎えたわけですが、2012年以降にフランスの調香師であるバーナベ・フィリオンやセリーヌ・バレルとタッグを組んで以来、よりブランドとしてもフレグランスに力を入れているイメージがありその傾向はここ数年で特に強まった様に感じます。フレグランス単品の価格も20000円前後からのスタートと考えると今回の6本入りのセットはかなりお得なのかなと思います。
フレグランスはリサイクル可能なカートンとスリーブに収められていて、それぞれの香りの物語の序章を伝えるリーフレットも付属しているあたりは非常にイソップっぽさを感じます。ただパッケージ自体はお世辞にも豪華とは言えない作りなのは少し残念なポイントです。てばセット内容を見ていきましょう。
・マラケッシュ インテンス
モロッコのマラケッシュを着想源にしたというこちらのフレグランスは、ジェンダーレスな雰囲気を持ちつつもどちらかと言えば大人の男性にピタリとハマるイメージ。ウッディでスパイシーなノートはイソップらしさもありまた大人っぽくもあり、とても都会的なイメージの強いフレグランスとなっています。
・タシット
シトラスノートのフレッシュな印象のタシット。現代的で若々しいイメージのタシットは、男女問わずイソップ初心者には是非とも試していただきたいフレグランスです。
・ヒュイル
ヒノキの香り特徴的なヒュイルは、アソートの6樹類の中でも特にウッディな特徴を持つフレグランスかと思います。日本の古代の森に着想を得たと言うヒュイルを纏った人、きっとまるで深い森の奥にいるかの様な錯覚を覚えるに違いありません。
・ローズ
良い意味でイソップらしさが1番薄い印象のローズは、トップノートこそ"イソップっぽいあの香り"はあるものの、時間の経過とともにそれは薄まるイメージ。後半のほんのり香るローズは香りは周囲に穏やかで柔らかい印象を与えてくれそうです。
・イーディシス
こちらのイーシディスはギリシア神話の美少年をイメージしたというだけありイソップのフレグランスのジャンルでも"魅惑的な"というカテゴリーに分類されています。何が魅惑的なのかは謎ですがw、他の5本と比較して1番"甘い"テイスト、昼よりも夜を連想させるフレグランスです。
・カースト
海辺の崖に群生する植物や海岸を想起させるというカースト。フレッシュなノートでありながらマリンなテイストも合わせ持つこちらのフレグランスは、もちろんジェンダーレスに使用可能ですが、マラケッシュ インテンス同様に大人の男性にピタリとハマりそうなイメージ。オンオフ問わず気軽に使えそうなところも魅力です。
基本的に全てのフレグランスはウッディでありスモーキーな「これぞイソップ」という香りがベースにあるのですが、どれも男女問わずに嫌味なく使用することができるのがイソップのフレグランスの特徴です。個人的には、大人の男性であればマラケッシュ インテンスやカースト、イソップ初心者や若者であればタシットやローズをおすすたいと思います。
持ち運びに便利なサイズなのも嬉しいので自分用にはもちろん、ちょっとした贈り物にも非常に喜ばれるかと思います。何より人気のイソップのフレグランスを6種類もこの価格で楽しむことができるのはかなりお得です。こちらの商品は定番化が決まっており、おそらくはボリュームⅡ、Ⅲと続く可能性もありそうですので今後はそちらの方も楽しみにしたいと思います。